家畜共済事業の健全な発展を:家畜診療等技術全国研究集会
2016 年 2 月 19 日
全国農業共済協会は2月18~19日都内で、平成27年度家畜診療等技術全国研究集会を開催した。同研究集会は、産業動物の臨床技術の向上と損害防止の推進を図り、家畜共済事業の健全な発展を目的としており、今年度で42回目の開催となった。 今回は、全国から選出された21題の研究発表並びに講演が行なわれ、研究発表には審査により農林水産大臣賞、吉田賞、奨励賞、農林水産省経営局長賞、全国農業共済協会長賞がそれぞれ贈られた。
今回の農林水産大臣賞は「牛の閉塞性胆汁うっ滞に対して胆嚢十二指腸吻合術を行った7例の比較考察」を発表した北海道の田中優樹氏(NOSAIオホーツク 湧別家畜診療所)が受賞した。吉田賞は「股関節脱臼における非観血的整復術と予後判定の検討」を発表した千葉県の中村友彦氏(ちばNOSAI連)が受賞。奨励賞は「過肥および暑熱期分娩牛に対する無乾乳分娩の有用性」を発表した静岡県の伊藤拓也氏(NOSAI静岡県東部 家畜診療所)と、「生乳の腸間膜根捻転の発生および整復方法について」を発表した千葉県の五島可祥氏(ちばNOSAI連 南部家畜診療所)が受賞した。
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