雪印メグミルク「こどもの国 牧場まつり」開催

2009 年 11 月 9 日

Filed under: — @ 12:09 PM 未分類

 毎年恒例の「こどもの国 牧場まつり」が1178日、雪印こどもの国牧場(横浜市青葉区)で開催された。

開催中は天候に恵まれ、2日間で述べ1万1000人の来場者で賑わった。

 今回は雪印メグミルクグループ誕生後、初の開催。雪印製品サンプル配布、試食・即売会のほか、数々のイベントが盛りだくさん行われ、参加型イベントの「食育チーズ教室」「バターづくり教室」「ソフトクリーム早食い大会」「牛の搾しぼり体験」は、すぐに定員となる人気を見せた。

雪印こどもの国牧場限定の特別牛乳「サングリーン」を使っての「バターづくり教室」では、親子ともども一生懸命にペットボトルを振る姿が見られ、大いに楽しんでいた。

また、同社役員も自ら来場客の対応をする姿も見られた。 

ほしければ買えばいいじゃん――それじゃつまんない

2009 年 11 月 6 日

Filed under: — maetomo @ 5:51 AM 未分類

十勝管内のM牧場には、年代物(40年くらい前か?)のトラクターが、ロールカッターの駆動用に使われています。
実は、このトラクター、離農する人からわけてもらったものだとか。

「かなりひどい状態だった。エンジンはなかなか掛からないし、ようやく走るだけだった。ハンドアクセルも動かなかったし、燃料ポンプの付け根からはジャージャー燃料が漏れるし、ラジエーターもクーラントがザブザブ出てくるし…」
「でも、いい機会だから、自分で修理してみることにした」とMさん。

冬場で仕事がそれほど忙しくないときに、ディーラーに通いつめて、壊れている個所を見ては部品を取り寄せてもらい、ついに蘇らせた。

Mさんは、「お金を出せば何でもできる。ほしければ買えばいいじゃん。それじゃつまんない」と言う。

【関連】
Dairy Japan12月号(12月1日発売)の特集は『うちのDo It Yourself(自分でできる/自分でやろう)』です。
買うのは簡単。でも「自分に合ったモノがほしい」「使えるものは使っちゃおう」など、“こだわり”や“リサイクル感”から、農場には自作・手作りの施設がたくさんあります。
そこで、全国各地の“うち(牧場)のDo It Yourself”を集めました。
お楽しみに!

岐阜県・生駒さん、岡山県・松崎さんが最優秀賞 中央畜産会・経営技術発表会

2009 年 11 月 4 日

Filed under: — @ 5:08 PM 未分類

 ()中央畜産会主催による「平成21年度全国優良畜産経営管理技術発表会」が112日に東京都内で開催された。これは、特色ある取り組みを行なって優秀な実績を収めている畜産経営者を対象として、毎年開催されているもの。

 今年度は12事例の発表のうち、酪農経営部門が8事例。乳量・乳質向上や自給飼料生産、乳製品製造で自社ブランド設立など、さまざまな取り組みが発表された。

 酪農経営部門では、以下の2事例が最優秀賞を受賞した。

                                              ?

<最優秀賞:酪農経営部門>

生駒一成さん・生駒薫さんご夫妻(岐阜県加茂郡郡富加町)

松崎隆さん・松崎まり子さんご夫妻(岡山県岡山市)

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 生駒さんは水田活用による自給飼料の作付拡大を行い、粗飼料自給率の向上に務め、また牛群検定の活用より飼料代を低減させたことなどが評価された。

 松崎さんはリンゴ粕やビール粕を利用しての所得向上や、コーヒー粕を利用しての堆肥の乾燥促進や消臭を実現。また、地元小学校や研修生の積極的な受入れを行い、地域の活性化に貢献したことなどが評価された。

需給ギャップは20万t 21年度中は計画生産の着実な実施を

Filed under: — maetomo @ 4:02 PM 未分類

 社団法人中央酪農会議は11月2日、指定団体会長懇談会を開き、生乳需給動向を踏まえた期中の計画生産の取り組みについて協議した。懇談会では、1.計画生産数量を超過しそうな指定団体は必要な生産抑制対策を実施すること、2.来年度の実績づくりのための生産拡大は慎むこと、などを取り決めた。
 中央酪農会議・門谷廣茂専務理事は「バター・脱脂粉乳の在庫積み増し分(生乳需給ギャップ)は生乳換算で20万tと試算されるなど需給は相当厳しい状況にあることを、みなさんに認識してほしい」などと訴えた。
 懇談会で各指定団体は生乳需給状況について、
1.現在の生乳需給は急速な緩和傾向に陥っており、とくにこれからの不需要期には全国的に前年度を超える加工原料乳の発生が見込まれ、年末・年始期および年度末・年度初めの学乳停止期には処理不可能乳の発生が懸念されている。
2.また、こうした需給緩和状況が続くなかで、生産現場では「22年度に減産が実施されるのではないか」との不安が高まり、一部地域で今年度中の生産実績づくりが行われており、今後の不需要期の生産拡大を招くおそれがある。
 などの認識で一致した。このため、来年度以降の計画生産について「これまで経験のない大きな生乳需給ギャップの解消に取り組むことが必要」とし、相当困難な舵取りを強いられるとしている。

 今年度中の計画生産対策については、
1.都府県の特別調整乳(予備枠)を中酪に返還し、北海道はナチュラルチーズ(NC)生産の拡大努力をするとともに、NC向け数量などの実態に即した計画生産目標数量の必要な調整を行う。
2.計画生産目標数量の指定団体間調整を中止する。
3.超過アローワンス(1%)をあらかじめ織り込んだ計画生産対策の運営は慎む。とくに計画生産目標数量を超過する見込みがある場合は、必要な生産抑制対策を実施する。
 など、着実な計画生産の実施をするよう取りまとめた。また、減産を見込んだ実績づくりについては、来年度の計画生産目標数量に上限を設定するなどの対応をとることを決めた。

牛乳好きだった三遊亭円楽師匠、逝去

2009 年 11 月 2 日

Filed under: — admin @ 11:23 AM 未分類

弊誌は1979年8月号「10分間」インタビューに
先日、逝去された三遊亭円楽師匠に話を伺った。

師匠は、毎日1リットルパック牛乳を2本飲むほど牛乳好き。
これも肝臓病を牛乳で克服してからのことで、
しかも身長も伸びたとのこと。
パック牛乳が一般化する前は、宅配で一日30本のビン牛乳を
とって、弟子たちにも飲ませていたのは有名な話です。

人気番組「笑点」の司会をしていたかどうかは忘れましたが、
「牛乳は本当に健康にいい。おいしい牛乳を生産して欲しい」
と語っていた語り口調を、今も思い出します。

優秀な牛乳販売店の表彰 農乳協:平成21年度 販売コンクール表彰式

2009 年 10 月 31 日

Filed under: — @ 12:05 PM 未分類

()全国農協乳業協会は毎年、牛乳や乳製品の販売や消費、また「牛乳の日(61日)」「牛乳月間(6月)」の普及に貢献した牛乳宅配販売業店および販売部署を対象に、販売コンクールを実施している。そのコンクールの表彰式典が1030日に東京都内で開催され、以下の販売店が最優秀賞を受賞した。

                                                

<販売店の部>:宅配販売業店対象

浜岡販売店・浜岡悟氏(香川県小豆郡土庄町)

()ゆきや乳業・足立之男氏(東京都豊島区)

篠原博文販売店・篠原博文氏(鹿児島県姶良郡姶良町)

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<販売部署の部>:牛乳の日(61日)牛乳月間(6月)のイベント対象

四国乳業株式会社・愛媛支店

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 受賞者の一人「篠原博文販売店」の後継者である裕一さんは、「この業界も高齢化が進んでいるが、若い世代にもこの商売の魅力を伝えていく義務がある」と熱く語った。

「高繊維/低エネルギー」プログラムは乾乳前後期のDMIの差を少なくするか

2009 年 10 月 30 日

Filed under: — maetomo @ 10:00 AM 未分類

江別酪農研究会の例会に今週、参加しました。
今回のテーマは「乾乳期の管理について」、講師は(株)丹波屋・技術部・副部長の内田勇二氏です。

内田氏は「乾乳の栄養管理はいろいろある」と前置きしたうえで、乾乳前期に高繊維/低エネルギー(ハイ・ファイバー/ロー・エナジー)プログラムを行なって成果をあげている北海道の農場の事例を紹介しました。
その農場は、麦稈(輸入)、コーンサイレージ、ミックスヘイなどを使って同ブログラムを行い、乾乳前期の乾物摂取量(DMI)が12kg、乾乳後期のDMIは13kgでした。
同プログラムは、乾乳前期と後期のDMIの差を少なくすると言われていますが、そのとおりになった事例です。

内田氏は、併せて同プログラムを実施するうえでの注意点、ルーメンサイズやボディコンディション・スコア、DMIの動きをモニターすることの重要性、適切な乾乳期間などについても解説しました。

さらなる酪農教育ファームの発展のために 「第1回酪農教育ファーム推進委員会」開催

2009 年 10 月 27 日

Filed under: — @ 4:14 PM 未分類

 ()中央酪農会議は1026日に東京都内で、酪農家をはじめ、小学校教諭などの教育関係者や関係団体で構成される「酪農教育ファーム推進委員会」を開催した。

 「酪農教育ファーム」は設立10年目を迎え、酪農体験、バターやチーズ作り体験を通して“食やいのちの大切さを支援する”ことを目的に教育活動を続けている。その活動は着実に普及し、酪農教育にふさわしいとされた酪農教育ファームの認証牧場数、そして子供たちなど来場者の受け入れ人数も増加している。

 「酪農教育ファーム推進委員会」はこの日、酪農教育ファーム持続的実施のための指導や支援、受け入れがむずかしいとされる冬期間におけるイベントやニーズを掘り起こしていく取り組みや、さらなる発展を目指すための意見交換を行なった。また安全や衛生面にも厳重に配慮し、より良い環境のもとで子供たちの教育活動の充実を図っていくとした。

 酪農教育ファームについて問い合わせは()中央酪農会議・酪農理解促進室(TEL 03-3219-2624

成分無調整牛乳は二桁の減少 今年度第3四半期までの需給見通し

Filed under: — @ 3:54 PM 未分類

                             

 ()日本酪農乳業協会(j-milk)は1026日、平成21年度第3四半期までの生乳および牛乳乳製品の需給見通しについて公表した。

                                  

 それによると、生乳生産量の動向については、北海道は平成198月以降、日均量ベースでは前年を上回って推移。9月以降も前年を超える水準の生産が続くと見込まれ、第1-3四半期合計で2973000t(前年比1.1%増)が見込まれる。都府県においては依然、前年を下回って推移している。しかし、平成217月以降、減少率が若干小さくなっており、9月以降も同様に推移すると見込まれ、第1-3四半期合計で2953000t(前年比2.2%減)と見通される。全国トータルでは、第1-3四半期合計で5925000t(前年比0.6%減)と見通される。

                      

 今年4-12月の需給見通しによると、成分無調整牛乳は値上げした3月から依然、需要の減少傾向が続いており、前年比11.0%減と二桁の減少となる。一方、加工乳、成分調整牛乳、乳飲料は前年比13.9%増、はっ酵乳は前年比3.0%増見込まれている。なお成分無調整牛乳の需要は、今後も大幅減少が続くと見込んでいる。

                  

 また、バターや脱脂粉乳などの特定乳製品においては需要が大きく減少していることにより、在庫水準が増加しつつある。さらに、チーズおよび生クリーム等の需要も大きく減少している。

 現時点の需給状況を考えると、不需要期にあたる年末・年始の学乳休止においての余乳は昨年を超える水準にある。

                                          ?                                                

 今後、生産者団体や乳業者は実態把握に努め、余乳発生状況等の情報を共有し、不需要期に向けた対策を検討していくとした。

今年の牧草は単純な刈り遅れではないかも

2009 年 10 月 23 日

Filed under: — maetomo @ 7:04 AM 未分類

昨日の「DJニュース」にあるように、今年は牧草もサイレージ用トウモロコシも収穫作業は例年に比べ、大幅に遅れました。
しかし牧草については、「今年は単純な刈り遅れではない」とホクレン・生産振興課は注意喚起しています。

というのは、「日照不足で光合成が正常に行われずに生長し、吸収した窒素を蛋白質に変換(同化)できず、非蛋白態窒素が多いことも考えられる」とのこと。
また、根釧農試・作物科も、「糖含量が低く推移して、サイレージの発酵品質が良くなく、SIP(溶解性蛋白質)が多いことも考えられる」とのことです。

なお、非蛋白態窒素のうち揮発性塩基態窒素は、粗飼料分析の際に熱がかかる(乾燥する)と揮散してしまいます。
ということは、「出穂初期で収穫し、早く刈ったわりには分析上のCP(粗蛋白質)が低い、という結果が出れば、非蛋白態窒素が多いかもしれないと疑ったほうがいい」(ホクレン)とのことです。

さらに詳しくは、来月号の本誌をご覧ください。

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