「高繊維/低エネルギー」プログラムは乾乳前後期のDMIの差を少なくするか
2009 年 10 月 30 日
江別酪農研究会の例会に今週、参加しました。
今回のテーマは「乾乳期の管理について」、講師は(株)丹波屋・技術部・副部長の内田勇二氏です。
内田氏は「乾乳の栄養管理はいろいろある」と前置きしたうえで、乾乳前期に高繊維/低エネルギー(ハイ・ファイバー/ロー・エナジー)プログラムを行なって成果をあげている北海道の農場の事例を紹介しました。
その農場は、麦稈(輸入)、コーンサイレージ、ミックスヘイなどを使って同ブログラムを行い、乾乳前期の乾物摂取量(DMI)が12kg、乾乳後期のDMIは13kgでした。
同プログラムは、乾乳前期と後期のDMIの差を少なくすると言われていますが、そのとおりになった事例です。
内田氏は、併せて同プログラムを実施するうえでの注意点、ルーメンサイズやボディコンディション・スコア、DMIの動きをモニターすることの重要性、適切な乾乳期間などについても解説しました。
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