「隔柵」ではなく「隔棒」(よりフリーなパーティション)

2012 年 11 月 30 日

Filed under: — maetomo @ 6:16 AM 未分類

石狩管内のK牧場は、乾乳牛舎(フリーストール)のサイド・パーティションを、
ループ型から「棒型」に変更しました。
「牛にとって、より自由度が高く、これは良い」とKさんは好感触です。

「乾乳牛舎の居心地を良くする(コンフォートを高める)ことを優先して、
まず乾乳牛舎に設置したが、
搾乳牛舎でもこの棒型は良いと思う」とKさんは言います。

万一、牛が「棒」に寄りかかったりしても大丈夫。
棒は弾力があり、それを想定したジョイントになっていました。

少人数ならではのキャッチボール

2012 年 11 月 23 日

Filed under: — maetomo @ 5:56 AM 未分類

11月19?22日の4日間で、
オルテックジャパン合同会社主催のデーリィスクールは、
中標津に始まり、北見、帯広、最後は富良野で締めくくられました。

今回が初開催で、テーマは“カビ毒と有機ミネラル”
参加させてもらった北見会場では、少人数での参加だったので、
写真のように、講師の方と参加者とで随時質疑応答でした。

その中の一つの事例(タワーサイロ)をご紹介します。

ある農家でカビ毒による下痢などの症状が表れ、
抗生物質やカビ毒吸着剤など使ったが効果なし。
なぜかとサイロ内側を覗いたら、
内側にカビがビッシリだったそうです!!

タワーサイロは清掃が難しいのですが、
サイロの清掃が大事なのだと改めて気付かされる事例でした。

やはり食べ物を扱う場所はいつでも清潔に保ちたいですね。

今回のデーリィスクールの詳細は、
Dairy Japan 2013年1月号をご覧ください!

アグリビジネス創出フェア2012

2012 年 11 月 17 日

Filed under: — Ryoichi Maeda @ 12:47 AM 未分類

11月14日(水)?16日(金)東京ビッグサイトにて農林水産省主催の「アグリビジネス創出フェア2012」が開催された。農林水産、食品産業分野における技術交流展示会としては国内最大級となる本フェアも2004年からすでに8回目の開催となる今回のフェアも多数の来場者で賑わった。今回も農業、林業、水産、そして食に関連する研究機関、大学、民間企業などが189機関出店し、数々のハイテク技術が紹介された。また期間中は会場内にて講演会やシンポジウムなども多数開催され、盛りだくさんの充実したフェアになった。

病気激減、個体乳量は前年比111%の伸び

2012 年 11 月 16 日

Filed under: — maetomo @ 6:16 AM 未分類

十勝管内のS牧場(経産牛165頭、未経産牛135頭)は、
分娩移行期(乾乳および産褥)の飼養管理改善に取り組んだところ、
経産牛1頭当たり乳量8409kgだったものが、
1年で9362kgに引き上がりました。
前年比+953kg、111%の伸びです。

取り組みのポイントはいくつかあるのですが、
一番のポイントは、乾乳群のエサを薄い栄養濃度のTMR(ほとんどが粗飼料)
としたことです。
詳細は、来週発売のDairy Japan 12月号をご覧ください。

また、「過去10年間でクロース・アップ期のエネルギー給与に関する推奨値がどんどん低くなっている」
「乾乳牛のDMIは非常にばらつきが多いため、それぞれの牛群のDMIを把握することがクロース・アップの飼料設計の出発点になる」
と極めて重要な内容が解説されている書籍「移行期を科学する」(好評発売中)
も併せてお読みください。

さぁ、牛舎へ行こう!

2012 年 11 月 9 日

Filed under: — maetomo @ 5:35 AM 未分類

紅葉も落ち着いた今日この頃、
11月7、8日に帯広で北海道酪農技術セミナーが開催されました。
今回は、栄養・周産期・繁殖・乳質・蹄病・経営など
多方面からの講演が行なわれました。
そのなかで、唯一の酪農家としての講演が
富良野市の藤井牧場でした。

今回、夫婦で講演台に立ち、妊娠率の向上への取り組みを紹介しました。
講演のなかで、「再発場を見つけることが最強の繁殖管理であり、
最大の仕事である」と語り、
酪農家にとって繁殖とは「損失を抑える場所ではなく、
成果を積極的に取りに行く場所である」と
自らの取り組みから学んだ事柄を力説しました。

最後に、「発情発見率を高められるのは酪農家だけである」
という言葉とともに、
「牛舎に酪農の成果への道がある」と締めくくりました。

雪印こどもの国牧場「牧場まつり」開催

2012 年 11 月 3 日

Filed under: — Ryoichi Maeda @ 4:36 PM 未分類

11月3日(祝)神奈川県横浜市青葉区・雪印こどもの国牧場にて、恒例の「牧場まつり」が開催された。少々秋の肌寒さを感じる気候ではあったが、昼前には大勢の家族連れで賑わった。この日はおなじみの「乳搾り体験」「バター作り教室」などの人気体験コーナーはもちろん、牛乳の素晴らしさを紙芝居と講話で伝える「紙しばいと牛さんのおはなし」や、雪印メグミルク商品の試食・試飲会などのPRイベントも加わり盛りだくさんの内容で来場者を楽しませた。試飲会では牛乳の試飲のほかに、きなこ、オレンジジュース、酢などを入れての「牛乳まぜ飲み」などもあり、参加者の興味を引いており好評であった。バター作り教室は三部ともすぐに定員になってしまい、家族が一体となって楽しめるイベントとして相変わらずの大人気ぶりが覗えた。この日は雪印メグミルク(株)・佐藤幸吉代表取締役副社長も自らそれぞれのイベントに参加しで来場者を出迎えていた。なお牧場まつりは、明日4日(日)も9:30より16:30で開催される。

透明ラップ・フィルム

2012 年 11 月 2 日

Filed under: — maetomo @ 6:16 AM 未分類

宗谷管内のK牧場の1番牧草ラップサイレージです。
K牧場は、採草地の7割をサイレージに、3割を乾草に調製しています。

注目は、この「透明ラップ・フィルム」です。
K牧場は今年から使って、色付きフィルムと比較しているそうです。
今のところ、「サイレージ出来上がりは、白フィルム、黒フィルムと何ら遜色がない」とのことでした。

気持ちの良い絵を壁面に

2012 年 10 月 26 日

Filed under: — maetomo @ 5:39 AM 未分類

先週に引き続きY牧場で偶然に遭遇した光景です。
Y牧場内で、ふとD型ハウスを見ると、
なんと!壁に向かって足場が組まれており、
その高い足場によじ登った女性がいるではないですか!

その女性にお話を聞くと、
「ここに牛を描きたいとYさんに話したら、
快諾してくれたうえに、足場まで組んでくれました」と言います。
彼女は、ボラバイトで4年前にY牧場へ来て以来、
酪農にハマって、その後、何回も来ているそうです。
「牧場を飾ると、牧場が楽しくなりますよ」と嬉しそうでした。

牧場は、今後も人の心が温かくなる、
そんな場所であってほしいと思いました。

あっ、ミッキーだ!

2012 年 10 月 19 日

Filed under: — maetomo @ 6:16 AM 未分類


北海道宗谷管内Y牧場にはラップサイレージで作った可愛い牛のオブジェがたくさんあります。
なかにはミッキー・マウスもあります。
「牛(のオブジェ)はたくさん作ったから、違ったものも作ってみたかったんです」とのこと。
Y牧場には牧場生活を経験してみたいという人達が各地からやって来ます。
「皆が喜んでくれるし、元気になって帰っていくんです」とYさんは言います。

学び舎で

2012 年 10 月 12 日

Filed under: — maetomo @ 5:47 AM 未分類

Dairy Japan11月号「酪農教育ファームルポ」の取材で
帯広農業高校の酪農科学科にお邪魔しました。
今回は、農業高校として酪農教育ファームの認証を受けたきっかけと、
その目的や効果などをお聞きすることができました。
今後の酪農業界を担っていく若手酪農家や関係する職業に就くであろう
生徒達に対して、いかに酪農の素晴らしさを伝えるか、
教師が自ら考え、また、生徒達が自ら学べるような
そんなプログラムの一つとして酪農教育ファーム活動を掲げています。
詳しくは、Dairy Japan11月号「酪農教育ファームルポ」をご覧ください。

写真は、漫画「銀の匙」第2巻にも登場する石窯です。
そう、帯広農業高校は「銀の匙」のモデル校なのです。
漫画には、この石釜が形そのまま登場しますので、
読んでみるのも面白いかもしれません。

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