使い勝手の良い鉄筋

2013 年 4 月 26 日

Filed under: — maetomo @ 5:16 AM 未分類

北海道宗谷管内O牧場では、市販されている鉄筋の枠組みを、
カット・変形させて、随所に利用しています。
写真は、育成牛の乾草入れに利用しているもの。

Oさんは、「木材で作った方が安いけど、鉄筋の方が、
カットして結紮バンドや針金で止めるだけだから使いやすい。
外す時も簡単だから」と言います。
乾草入れの他でも、子牛ハッチのスノコの代わりに利用したりしています。

使い勝手を求めた、酪農家さんのアイデアは面白いですね。
皆さんも自分なりに使い勝手の良さを追求したものがあれば、
是非、写真を撮って、弊社へ投稿してください。
お待ちしています。

雪割り

2013 年 4 月 20 日

Filed under: — maetomo @ 7:13 AM 未分類

「5日前にブルドーザーで雪割して、(道を)開けたばかりですよ」
と教えてもらったのは、
宗谷管内・豊富町の豊富町大規模草地育成牧場内の道路の一つです。
アスファルトは出たものの、道路の両側には2m以上の雪壁があり、
深い積雪だったことを報告しているように見えました。
これが融けたら、いよいよ入牧の準備です。

特注カーフハッチ

2013 年 4 月 19 日

Filed under: — maetomo @ 6:16 AM 未分類

根室管内のH牧場の「特注カーフハッチ」です。
ハッチの床はスノコ式で、敷料の麦稈がたくさん入っています。

真冬は写真のように、全面的に閉じていますが、
太陽光が透明パネルから差し込むようにしてあります。
後部には小窓があり、状況に応じて、こまめに換気ができるようになっています。

夏は屋根を空け、前部も格子戸に付け替えて、開放型にします。

雪解け、草地がお目見え

2013 年 4 月 12 日

Filed under: — maetomo @ 4:52 PM 未分類

今年、例年に比べ降雪・積雪が多かった北海道。
4月中旬になり、やっと雪解けが進み、
道内各地で草地が顔を出してきました。

※冬季の草地の様子は、1月24日の北海道支局だより
ご覧いただければおわかりになると思います。

覆っていた雪もなくなったことで、
酪農家さんに今後の農作業スケジュールを聞くと、
4月下旬から5月上旬にかけて畑に入り始め、
肥料撒きなどを開始するそうです。

「今年も畑仕事が始まりますね」と聞いたら、
「また忙しい時期になるね。今年も天候に恵まれて欲しいよ」
と話してくれました。

牛のご飯になる牧草やデントコーンなど、
良いものが収穫できることを期待しています。
また、忙しく大変な時期になりますが、
くれぐれも農作業事故には気を付けてほしいです。

便利! 移動可能な「給飼関連道具掛け」

2013 年 4 月 5 日

Filed under: — maetomo @ 6:16 AM 未分類

根室管内のH牧場は、移動可能な「道具掛け」を手作りして、重宝しています。
バラバラに置かれがちな「給飼関連道具一式」を、まとめて掛けることができます。
しかも、これは一度に、ラクラク移動できます!

搾乳にかける想い、伝える

2013 年 3 月 29 日

Filed under: — maetomo @ 5:14 AM 未分類

今年は例年より雪が多く、今だに雪解けが思うほど進まない北海道。
道内各地の多くでは、牧場や牧草地などが、まだ雪に覆われています。
そんななか、車を走らせていると、あるところで道路脇に大きな文字を発見しました。

道東・根室管内の中標津町計根別を東西に走る道路沿いには、シンプルかつ人目を引くようなロールで作られた看板(以下、ロール看板)が設置されています。

そのロール看板は、牧草ロールを、縦3つ×横8列に綺麗に並べられたもので、そのロールで作られた白いキャンバスには、“搾乳魂”という3文字が描かれています。
(ちなみに、この文字はビニールテープを貼って描かれたそうです)

これは、計根別農協の青年部により、毎年雪が降る前の10月に描かれたものです。
昨年は“絆”でした。

同農協青年部に聞くと、「今回の“搾乳魂”は、道を走る人達へ、酪農家の想いを伝えるため。かつインパクトがある言葉を選んだ。想いを込めた」ということです。

その気持ちの通り、青年部員の元気や力強さが伝わってきます。
これからもイキイキと酪農を営んでほしいものです。

残念ながらロール看板の下部が少し雪で隠れてしまっていますが、雪が解け、
緑に包まれた頃、また見に行きたいと思います。

この冬、これは、やって良かった!

2013 年 3 月 22 日

Filed under: — maetomo @ 6:16 AM 未分類


「この冬、これは、やって良かった!」と根室管内・F牧場のFさんが紹介してくれたのは、哺育子牛の「ジャケット」と「ネックウォーマー」、そして「湯たんぽ」です。

「ジャケット」は人用のひざ掛け、「ネックウォーマー」は人用の腹巻で、どちらも100円ショップで買ってきたものです。
ネックウォーマーで首元を温めると、人と同様、風邪予防になるそうです。
「湯たんぽ」はミルカー洗浄剤のポリタンクで、約80度のお湯を入れるそうです。

分娩牛を見守るための観察室

2013 年 3 月 15 日

Filed under: — maetomo @ 8:35 PM 未分類

写真奥に見えるのが分娩房観察室です

根室管内にあるI牧場は現在、繋ぎ牛舎で酪農を営んでおり、
さらなる繁殖成績の向上を目指し、日頃から牛をよく観察し、
牧場内で一丸となって繁殖に取り組んでいます。

I牧場では、後継者がしっかりと実力をつけてきたこともあり、
今後を考えて乾乳牛舎を新築しました。
さすが今後を考えているだけあり、話を聞くと、
「この乾乳牛舎は、そのままフリーストールの本牛舎にも進化させられる」とのこと。
今は乾乳牛舎として使われていますが、繋ぎからフリーストールへという、
後継者の飼養管理の発展の手助けとなるであろう、
“将来の展望の可能性”の意味も込めたバトンとしての牛舎となっています。

そんな乾乳牛舎には分娩房がきっちりと整備されています。
(写真を撮ったときは分娩牛がいなかったので残念でした…)
そのすぐそばには、乾乳牛舎を建てる際に設計された
「分娩房観察室」がたたずんでいます。
Iさんは、「この観察室があれば、分娩する牛の観察もできるし、
家にいるよりも、牛を常に気にかけていられる」と、
昼夜を問わず、分娩牛を見守ることができる観察室はとても素晴らしい設備です。
きっとIさん達に見守られながら、元気な子牛が誕生していくことでしょう。

どうしても過密気味に…

2013 年 3 月 8 日

Filed under: — maetomo @ 6:16 AM 未分類

根室管内・H牧場の乾乳牛舎です。
分娩2カ月前の初妊牛もいます。

牛舎内は換気良く、乾燥しています。
敷料も豊富です。

しかし、「どうしても過密気味になる時期があるんです」とHさんは言います。
増頭、増産、また暑熱で受胎がずれて分娩予定日が集中するなどの理由から、
同じ課題を持っている牧場は多いのではないでしょうか。

そのようなときに、「乾乳期間の短縮(30日乾乳)」はどうでしょうか?
詳しくは、本誌1月号「乾乳期間の短縮のメリットと注意点を整理する」をご覧ください。

また、「30日乾乳」を試した手応え、ご感想などがありましたら、
ぜひお寄せください。

時間をズラして少しでも働きやすく

2013 年 3 月 1 日

Filed under: — maetomo @ 5:00 AM 未分類

十勝管内のΩ牧場では従業員の確保に悩んだ時期があったといいます。
ハローワークへ求人を出したとしても、酪農のキツいイメージがあるのに加えて、
朝の仕事開始時間が早いこともあり、なかなか応募がなかったそうです。

そこで、Ωさんは、「それなら朝の開始時間を少し遅くしたら…」と考え、
求人に掲載する朝の搾乳開始時間を、従来より1時間遅い6時からにしたそうです。
そうしたところ、以前より多くの応募がくるようになったと教えてくれました。

朝の搾乳開始時間を変えたため、はじめのうちは牛に影響はあったものの、
夕方の搾乳も1時間遅らせたことで、牛もそれに順応してくれたといいます。
しかし、搾乳時間を変えるためには、集乳の時間も考慮すべきで、
そこは農協に掛け合い、午後の集乳に変更してもらうことができたそうです。

Ωさんは「タイミングが良かったから時間を変えれた。運が良かった」と、
そのときに応募してくれた従業員と、今も息を合わせて牛を飼っています。

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