子牛の生来行動と学習行動を見抜くカウセンス

全国各地の酪農家の子牛を預かり、健康な初妊牛に育てて戻す――その管理技術とセンス、そして繁殖成績にも定評のある十勝管内のE育成牧場を取材させていただきました。

上牧された子牛は、まず、この若齢牛舎で飼養します。
この牛舎、手前半分の屋根は透明、奥半分の屋根は遮光になっています。
理由を聞いて、感激しました。

その理由とは、「子牛は明るい場所で草を食べ、暗い場所では残す」という経験則から。
「子牛は肉食獣に襲われやすいから、明るくて周囲がよく見えるところで草を食べ、お腹がいっぱいになったら安心できるところで寝る、という本能があるのだと思います」とEさんは言います。

子牛の生来(生まれながらの)行動と学習(生まれてから学ぶ)行動を見抜いて、それを現場に応用する見事なカウセンス(カーフセンス)に脱帽でした。

※詳報はDairy Japan 4月号で。

好評連載中「実証 農場カイゼン」

酪農総合研究所(酪総研)は、牧草地の植生改善が酪農経営に与える直接的経済効果を明らかにしていく調査研究に取り組んでいます。
Dairy Japan 3月号では、経営実証農家の具体的な取り組み内容や成果のうち、植生調査、主体草種の選択、収量調査について紹介しています。

※詳細はDairy Japan 3月号「実証 農場カイゼン~経営実証農家の取り組み その2~」(宇高健二氏 雪印メグミルク(株) 酪農総合研究所 酪農研究グループ 研究顧問)で。

3月号の読みどころ

皆さんこんにちは!

早速ですが、2018年3月号の読みどころをご紹介します。

3月号の特集は「これってどうですか? 酪農の働き方改革」です。

酪農家の1人当たり年間労働時間は約2200時間で、一般製造業よりも長いとわれています。加えて早朝や夜間作業を挟むため労働負担感が強いという特徴があります。そこで、各地の労働環境の実際や課題、その解決策はあるのか、現場の声を集めました。お見逃しなく!

ほかにも酪農家さんの経営のヒントとなる記事や最近のニュース、皆さんが気になっていることなど、読んでためになる記事が、たくさん載っています。ぜひご覧ください!

IoTは難しい?

写真は、先日お邪魔した静岡県のA牧場のフリーストール牛舎内の様子です。

A牧場は最近、牛床マットをウォーターベッドに更新したそうで、ご覧のように牛群がきれいに横臥する様子を見ることができました。

A牧場を訪ねたわけはウォーターベッドに更新したアフターを見るためではなく、デザミス株式会社が提供するUmotionの使用感を取材するもの。約1年使うなかで見えてきたもの、期待感などを聞きました。

詳細はDairy Japan5月号に掲載しますが、Umotionでは横臥や移動、反芻、採食、飲水など乳牛の行動を記録することで、さまざまな情報を得ることができます。カウタイム・バジェットを見える化するというのがわかりやすい表現かもしれません。これによって、発情はもちろん、各種疾病も早期に発見することができるというものです。

デザミスは「現状、センサーの実力は人にかなわない」と人の観察眼の高さを示しますが、社員間に観察眼の差があったり、労働力が不足して観察時間が満足に得られないといった状況では、力強いツールになりえると思います。

IoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)といった言葉はどこか難しい印象を与えますが、使いやすく「調律」されたアプリケーションは、実にユーザーフレンドリーだと感じました。

蹄の話

みなさんこんにちは。

最近東京は少しずつ気温が上がって来ており、花粉の気配を感じ始めております。

先日ある所に取材にお伺いさせて頂きました。

テーマは蹄です。

 

SONY DSC

 

完治してそうですね。

ゲタを外す施術は初めて見ました。

詳しいことはデーリィジャパン5月号で紹介します。

ちなみに今デーリィジャパン4月号のルポを執筆中です!

お楽しみに。