先日、10月号の取材でお邪魔した岐阜県のA牧場。
テーマはDMI。いかに喰い込ませることができるかへのチャレンジです。
A牧場では夏場、TMR調製の際に1頭当たり35kgの加水をして、高水分のTMRを給与しています。TMRを強く握って水分が垂れない程度という表現がわかりやすいかもしれません。
これは、夏場にTMR中の水分が蒸発して選び喰いしてしまうのを防ぐための処置だと言います。そしてプロピオン酸を添加して変敗防止をしています。
そんなA牧場。取材時には長年の使用によって傷んだ飼槽のレジンのやり直しをするタイミングでした。取材後にAさんが送ってくれた写真は、真新しいレジンを再施工した飼槽。牛がいるなかでの施工とあって、小分けに再コーティングしたそう。傷んだ飼槽では残飼が取り切れず、それが変敗してDMIを落とす要因になっていたのではないかとのこと。再施工によって、これらの問題が解決して、より高い生産になることが期待されます。
(写真提供=A牧場)