編集部の日常、感じたことを書いています

こだわりの作業

こんにちは。

先日、福岡県の牧場を取材しました。

そこでまず目に飛び込んできたのがほとんどの牛が横臥し、反芻しているコンポストバーンの牛舎。

見るからにふかふかで気持ち良さそうな牛床で牛がリラックスしていました。

 

酪農家さんに話を聞くと、「牛が過ごしやすい環境を提供することは、乳量や疾病予防に関係します。毎日同じではなく水分量などを見ながら調整しています」とこだわりを持って毎日ベッドメイキングをしていると話してくれました。

牛達も毎日綺麗でふかふかのベッドで過ごせることはとても幸せでしょう。

不思議な業界?

いきなりですが、これ、皆さんは一目見て何かわかりますか? わかるかたが大半かと思います。

そう、エサ寄せロボットです。いつもお疲れ様です。

 

先日、違う業界、業種の企業の方々とお話しする機会がありました。私は私達の業界のことを説明するときに、「酪農業界でもIoTやDXは進んでいる」という話をします。

酪農業界外の方々は、私達が想像しているより何も知らないことが多く、だいたいエサ寄せロボットの話をすると「ええ! そんな用途の限られたロボットがあるの?」という反応を受けます。そこで「全然違うけど、エサを押すロボット掃除機みたいなもの」と付け加えると、少し納得してくれます。

このように、些細な点でも、消費者から見たら衝撃的なシーンがまだまだ酪農にはあると私は思っています。

そんな私達の業界のことや、自身の仕事のことを面白く発信していくことも面白いかもしれません。

 

国産チーズは素晴らしい!

こんにちは。

先日「第14回ALLJAPANナチュラルチーズコンテスト」を取材しました。

全国から112の生産者が丹精込めて作った248アイテムが出品されました。

会場では4年ぶりとなる展示・試食会が開催され、業界関係者のみならず、一般の参加者も多く参加していました。参加者は生産者と直接会話を交わし、多くのチーズとワインや日本酒とのペアリングを楽しんでいました。

 

私も参加してみてこれだけ多くの国産チーズがあることに驚いたのと同時に、国産チーズの可能性と魅力を感じることができました。これからはさまざまなチーズを買ってみようと思います。

滑走事故防止

十勝管内のN牧場は、フリーストール牛舎の床に溝切りを施工したうえに、ほとんどの牛にスプリットガードを装着して以来、転倒事故がなくなりました。
滑走事故による股関節脱臼のリスク要因は、
・初産牛
・肢蹄の悪い牛
・滑るフリーストール牛舎通路
などで、分娩後から泌乳ピーク前後に多いことがわかっています〔Dairy Japan 2021年10月号「滑走防止バンド:その使いどきは?」(杉本貢紀)〕。
牛にも経営にも痛ましい滑走事故を防ぎましょう。
※詳細はDairy Japan 11月号

秋晴れのなかの酪農イベント

10月14日、栃木県那須塩原市で開催された「栃木県酪農フェア2023」にお邪魔しました。同フェアは5年ぶりの開催。澄み渡る青空が広がる会場には、酪農関係者のほか多くの消費者も訪れていました。

同時開催された「第31回栃木県ホルスタイン共進会」には、県内から約100頭の乳牛が出品。秋晴れの空、緑のリンクに美しいホルスタインがよく映えていました。コロナ禍が一段落し、多くの酪農の仲間が、そして酪農ファンが集まるイベントは酪農を盛り上げるために必要なことだと改めて実感しました。こうしたイベントが末永く続くことを願ってやみません。