編集部の日常、感じたことを書いています

もっと牛を知る

先日、岩手県奥州市にある牛の博物館に行ってきました。

牛の博物館は名前のとおり、牛についての展示物をはじめとして、これまでの歴史や体の構造、地元前沢の、前沢牛のことなど幅広く展示しています。

古くから牛は農耕牛として人々生活を支えており、
牛は私たちが産まれるずっと前から、
人々の食はもちろんのこと、生活自体を豊かにしてくれていたんですね。

改めて、居なくてはいけない存在だと実感しました。

そんな牛のことが盛り沢山に詰まった牛の博物館については、DairyPROFESSIONAL vol.26で詳しく掲載しておりますので、ぜひご覧下さい。

懐かしい匂いの正体

こんにちは!

先日、千葉県のK牧場を訪れた際に馴染みのある香りがしてきました。

正体はこれ!

醤油粕です!

こちらでは、副産物飼料として醤油粕を使用しておりました。

なぜ馴染みがあるかといいますと、

私の生まれが、醤油の町「千葉県野田市」だからです。

最寄り駅を降りると、醤油の香りが町を包んでいます。

まさか牧場でこの匂いがするなんて思いもしていなかったので、なんだか懐かしい気分になりました。

地元で出たものがこういった形で酪農に貢献できていること、とても嬉しくなりました!

腰痛の原因は……

最近、腰痛が気になる編集部員(29歳)です。

調べたところ腰痛の原因は腰だけではなく、肩や背中、太ももなど全身の筋肉のバランスが崩れていたり、腰以外の箇所が凝り固まっていることが原因なんだそうです。つまり、腰だけに湿布を貼っても根本の解決にはならないようです。人間の体は不思議です。

そして、先日の取材でも、全然違いますが似たような話を聞きました。「農場で悩んでいるところ(例えば分娩後の立ち上がり)は、その部分だけ改善しようとしてもうまくいかず、結局その前後の時期を含めた管理全体を見直すことで良くなっていく」ということでした。そしてその農場では、繁殖成績を良くするために、さかのぼって乾乳期管理から見直し上手く回るようになったそうです。

根気よく、真の原因を見定め、地道に改善を重ねていくことが必要ということですね(腰の話です)。

 

DairyJapanでもたびたび触れている話題ですが、とくに乾乳期の飼養スペースは広々としているのがその後の牛の健康に効くようです。

新年、あけましておめでとうございます。

昨年は酪農にとって、とても厳しい年でした。思い返せば、飼料費の高騰によって弊誌でも自給飼料系の情報を例年よりも多く提供させていただいた一年でした。自給飼料の増産は短期に解決できる問題ではありませんが、海外からの粗飼料や穀類の輸入依存度を少しでも減らすことは、酪農の底力を引き上げることになると再確認することにもつながったのではないでしょうか?

「明けない夜はない」とはよく使われる言葉ですが、わが国酪農もこの苦境から明ける時期が必ずやってくると信じています。そのために、本年も皆様に有用な情報を提供させていただこう――年末に改めて考えた2023年の抱負です。まだまだ厳しい状況が続きますが、酪農業界が前に向かって進めるよう願ってやみません。

ちょっとした知恵

【ちょっとした知恵】

先日お邪魔した家畜改良センター岩手牧場は、種雄牛生産をする役割もあり、万全の防疫対策を敷いています。

各施設に入る前は必ず消毒をしますが、消毒液の効果を持続させるためにも状態で保たなければなりません。

そこで岩手牧場では、消毒槽に蓋をして汚れや雨を防いでいるのですが、持ちやすい棒を付けたことで屈んで蓋を取る作業が格段に楽になりました。

些細な改善ですが、こういうの、良いですね。