連絡は目立つように

釧路管内T牧場は、生後1カ月齢までの哺育牛をカーフハッチ舎(乾乳/分娩牛舎に併設)で飼養しています。
ズラリと並んだカーフハッチの上には、注意事項が書かれたホワイトボードが所々に。
これはもちろん哺育担当者への連絡です。
手書きのほうが「目立つし、頭に残る」とTさんは言います。

暑熱対策しっかりしていますか?

編集部のある東京は、しとしとと雨が降り梅雨らしい天気です。現在の新宿区の気温は25℃、湿度は74%でTHIは74.2と乳牛にとって軽度のヒートストレスを抱える環境でしょうか。

今夏は平均気温より高く可能性が高いとの予報が出ています。本格的な暑熱期を迎える前に、暑熱対策について見直してみませんか?

写真は開放型のフリーストールを写真手前から奥に換気するトンネル型に改善した例です。効率の良いトンネル換気にするため、換気する断面積をコントロールすることが求められます。そのため、写真の例ではサイクロンファンで空気の断面積(高さ)をコントロールしています。

このほかにも細霧やソーカーによる気化熱を利用した暑熱対策、屋根への散水など地域や環境に合わせて暑熱対策を施していると思います。

管理する人間が暑さを感じる頃には、乳牛はそれ以上の暑熱ストレスを受けているもの。しっかりと対策を施して本格的な暑熱期に備えましょう。

すべてにこだわった結果

先日、茨城県I牧場へ行ってきました!来月発刊の8月号の「酪農女性」でご紹介します。
ここでは本誌に書ききれなかったことを少し紹介します。

同牧場では土作り、エサ作り、堆肥作り、牛群管理、乳製品加工、販売・配達を一貫して行なっており、それぞれの過程において最高の品質にこだわっています。
堆肥作りでは、地元茨城県で伐採された木を粉砕したものを混ぜているとのこと。
溜まったら切り換えして移動させるだけですが、木の根っこについている微生物のおかげで自然発酵が起こり良い堆肥ができると言います。
その証拠に中は白く、中心部分は70度くらいだそう。
また、「土作り、エサ作り、堆肥作り……すべてにこだわりを持った結果、臭いのしない牧場になりました」とI牧場のMさん。確かに牧場特有の臭いはまったくなかったです。

「近所の有機農家さんの野菜と、うちの堆肥を物々交換したりします。自分の自信があるものと相手の自信があるものを交換することは、とても豊かな生活だと思います」と、笑顔で語ってくれました。

来月発刊の8月号、どうぞお楽しみに!

社長の趣味

写真は釧路管内S牧場のミーティング・ルーム奥にある、S社長の机です。
後ろにはミニチュア・トラクターがいっぱい。
S社長の趣味は、ミニチュア・トラクター収集です。
「幼いときに、じいちゃんから一つ買ってもらいました。毎日毎日、それで遊んでいたんです」とS社長。

そしてポツリと一言。
「こういう経営スタイルになれたのは、決して俺一人の力ではないです。地域に仲間がいて、お互いに士気を高め合ってこられたからなんです」

”おいしい牛乳”とは

皆さん、おはようございます!
東京では夏のような暑い日が訪れるようになりました。
こんな日は冷たい牛乳が最高です。

さて、ブログを読んでいただいている皆さんは、もちろん牛乳が大好きですよね!
牛乳をおいしいと感じる理由はさまざまで、乳脂肪分の量、乳牛の品種、乳牛のエサ、そして飲む環境やシチュエーションなど、あげたらきりがありません。
確かに同じ牛乳でも、お風呂上りに飲む牛乳は格別に美味しく感じます。
皆さんがおいしいと感じる牛乳は、どのような牛乳ですか?
牛乳の風味の違いについてDairy PROFESSIONAL Vol.8で詳しく紹介しています。ぜひご覧ください!