「あ?っ! 本物の牛がいる!」と大人も子供も駆け寄ります。ここは札幌市の大通公園。
このイベントはホクレンと地域交流牧場全国連絡会北海道ブロックが8月23・24日に、「みんなで楽しく酪農を体験しちゃおう」と企画開催したものです。
全道各地の同連絡会の酪農家が駆けつけ、「地域交流牧場の体験ツアー」と題して、本物の牛とのふれ合いや搾乳体験、子牛の哺乳体験などを交えながら、乳牛の一生、酪農家の仕事などを解説しました。
経産牛1頭、子牛2頭を連れてきた恵庭市・むらかみ牧場の村上隆彦さんは、
「私たち酪農家と消費者の方たちが、少しでも近づくチャンスができればいいと思っています」と言い、さらに、
「今年は消費者の方たちから逆に、“エサのトウモロコシが値上がりして大変なんだそうですね”などと声をかけてもらいました」と、今の酪農や農業情勢に消費者の関心が高まっていることを感じたと話していました。