世界でトップレベルのチーズ工房

cheese

北海道新得町にある共働学舎新得農場は、オールジャパン・ナチュラルチーズコンテストをはじめ、国内外の多くのチーズコンクールで賞評される、日本でもトップレベルのチーズ工房を持っています。

代表を務める宮嶋望さんは、米国のウィスコンシン州で酪農を学びます。そこで宮嶋さんが学んだことは、「米国の真似はしない」ということ。つまり、大規模・多頭化のシステマチックな酪農ではなく、高品質な生乳を生産することに意義を見い出しました。現在、粗飼料はすべて自給で、有機農法で栽培しています。

共働学舎新得農場は、さまざまな理由から社会での居場所を見つけられない人が、共に働く場でもあり、現在60名以上の方が酪農やチーズ生産、カフェなどで働いています。そこで、生乳生産だけでは、ここで働く人の生活を賄えない、とチーズ生産を始めます。

宮嶋さんはチーズ生産を始めるにあたって、フランス人でチーズの第一人者、ジャン・ユベール氏と出会い、「ここでしか作れない」チーズ作りのノウハウを教えてもらいます。

チーズ工房は牛舎との高低差を利用し、なるべく生乳を動力で移動させない設計になっています。ユベール氏の教えが「生乳に触るな」だったことから、こうした設計になったとか。この「生乳に触るな」が、新得農場のチーズ作りの原点だそう。

現在では新得農場の代名詞ともいえる「ラクレット」をはじめ、春季限定の「さくら」など多くのチーズが評価され、共働学舎で働くスタッフの生活を支えています。

そして、それらを守るため、原産地呼称制度の確立に向けて声を上げ続けています。

くまモンが祝福

サプライズゲストのくまモン
サプライズゲストのくまモン

7月11日、全国酪農青年女性会議が開いた第42回全国酪農青年女性酪農発表大会で、らくのうこどもギャラリーの表彰式が行なわれました。特選に輝いたのは豊富小学校3年生の清水胡遥ちゃん。

そして、今回の表彰式ではサプライズゲストとして、人気ご当地キャラクター「くまモン」が登場。胡遥ちゃんの受賞を祝福しました。

「くまモン」の登場に胡遥ちゃんはもちろん、会場中の酪友が驚き、大きな歓声が上がりました。

来年のらくのうこどもギャラリーでは、どんなサプライズゲストが登場するのでしょうか?

Dairy Japan北海道支局だよりと本ブログを統合

いつもDairy Japanスタッフブログ並びに北海道支局だよりをご愛読いただきまして、ありがとうございます。

Dairy Japan北海道支局だよりは本ブログと統合させていただきました。

これまでDairy Japan北海道支局だよりでご紹介した内容につきましては、本ブログ中の「旧・北海道支局だより」にまとめさせていただいております。

旧来の情報を必要とされる方は、右側「カテゴリー」で「旧・北海道支局だより」を選択していただくようお願い申し上げます。

今後とも、本ブログをよろしくお願い申し上げます。

(編集部)

暑熱対策にホールディングエリアでシャワー

ホールディングエリア天井に設置したスプリンクラーとファン
ホールディングエリア天井に設置したスプリンクラーとファン

写真は、三重県のある農場のホールディングエリアで、天井付近を写したものです。赤丸で囲んだ部分はスプリンクラーで、青丸で囲んだ部分はファンです。

この農場では、6月頃から暑熱対策の一環として、朝夕の搾乳の間、1日で最も気温が高くなる1時から2時頃に搾乳牛をホールディングエリアへ連れていき、シャワーを浴びてもらうようにしています。写真のスプリンクラーだけでは、全頭に十分な水が行き渡らないので、さらにホールディングエリア外からホースを使って牛達に水をかけてあげます。

この時間にシャワーを浴びてもらうのは、ヒートストレスに曝された牛体を直接冷やすことと、搾乳時には牛体がドライであってほしいから。そしてホールディングエリアでのシャワーなら、通路やベッドを直接濡らさずに牛体を冷ましてあげることができます。

このシャワーを始めた結果、暑熱期の乳量の落ち込みが少なくなったのはもちろん、夏期から秋期にかけての受胎率も向上したといいます。

牛達もシャワーの時間を心待ちにしていて、自主的にホールディングエリアに向かうといいます。

低温殺菌牛乳を使った牛乳焼酎「伊都物語」

牛乳焼酎「伊都物語」
牛乳焼酎「伊都物語」

 写真は、福岡県の「糸島みるくぷらんと株式会社」から取り寄せた牛乳焼酎「伊都物語」です。同社は糸島地域の酪農家の皆さん設立した会社で、「伊都物語」ブランドとして、低温殺菌牛乳やドリンクヨーグルト、チーズ、アイスクリーム、ミルクプリンのほか、乳清石けんなど、多くの商品を製造販売しています。

取り寄せた牛乳焼酎は1升(1800ml)ですが、このほかにも4合(720ml)、特大の2升5合(4500ml)もあります。特大サイズの商品は、その容量にちなんで「升升半升(ますますはんじょう)」だそう。

この牛乳焼酎、お勧めはの飲み方は、オンザロックだそうです。

開封したら、レビューをお届けします!

(Written by Ryoichi Maeda)

 

※糸島みるくぷらんと株式会社のHP
http://www.itomonogatari.com/

 

※糸島みるくぷらんと株式会社のFBページhttps://www.facebook.com/itomonogatari

 

※伊都物語の牛乳焼酎
http://www.itomonogatari.com/shochu/