日本人研修生が頑張るスイスの農場

6月は牛乳月間

皆さん、牛乳月間はまだ始まったばかり。盛り上げていきましょう。

さて、写真はスイスのボーデン湖近くにあるFam.Schärという農場です。私の知人が農場の様子を写真と動画で撮影してくれました。

農場では10年以上前から日本人研修生を受け入れていて、作業全般は研修生一人でほぼ行なっているといいます。

送られてきた動画では、今年3月まで同農場で研修をしていた日本人女性の働く姿、そして農場の様子が収録されていました。

この動画は7月号の付録DVDで紹介します。明るく、そしてとても楽しそうに乳牛の管理をする様子をぜひお楽しみに。

きれいな牛舎は牛も人も快適

福島酪農の復興シンボルでもあるフェリスラテさんを訪ねました。

同農場は一昨年10月に乳牛203頭を導入して稼働した新しい施設です。現在はフリーバーンで経産牛570頭を飼養しています。

フリーバーンのベッドスペースは1頭当たり13平方メートルと十分なスペースを確保しています。ゆったりとしたベッドスペースを確保したフリーバーンで飼養される乳牛を見ると、ベッドはもちろん、牛体も清潔に保てていることがわかります。

それにしても、きれいな農場を訪ねると、やはりとても気持ちが良いものですね。

その思いは、そこで日々働く方も同じだと思います。きれいな牛舎は、牛も人も快適にするものだと思います。

そろそろ暑熱を考える時期?

4月も終盤に差し掛かり、すっかりと春の陽気になってきました。そろそろ暑熱対策を考える時期にきたという感じでしょうか。

写真は静岡県のM牧場の牛舎外観です。プッシュ&プル横断式牛舎、いわゆる横断換気の強制換気牛舎の排気側を撮影したものです。外気温や湿度、舎内環境をモニターしてコンピュータ制御でファンの出力をコントロールするものです。

M牧場は、既存の牛舎にも換気ファンの設置・増設、細霧装置の設置など改良を加えてきましたが、約3年前にミルキングパーラー更新の際に、同時にこの牛舎を建てました。

現在は分娩後のフレッシュ牛と高泌乳牛をここで管理し、既存の牛舎ではそれ以降の搾乳牛を管理しています。繁殖対象牛は全頭、横断換気牛舎で管理することで、夏場でも種が止まるようになったと言い、結果、春生みの乳牛をきちんと確保でき、年間を通じた乳量の安定、子牛生産の安定が見られるようになったとのことです。

5月下旬に発刊するDairy Japan6月号では、このほか既存繋ぎ牛舎のトンネル換気への改造など、暑熱対策関連の記事に注目してください。

ハイブリッド式トンネル換気牛舎

写真は岩手県のA牧場の搾乳牛舎の外観です。

大型のファンが並ぶトンネル換気牛舎の姿は壮観ですね。木造フリーストール牛舎をトンネル換気にした同牛舎の内部は、天井へ登ろうとする空気をサイクロンファンで陽圧的に牛体のほうに向かわせる仕組みを組み合わせたハイブリッド式のトンネル換気です。

取材時は時折降雪もある寒い日でしたが、これから迎える暑熱期には抜群の効果を発揮するそう。常時一定の風速を保つトンネル換気には、サシバエなどの吸血昆虫が容易に牛体に寄ることができないといったサシバエ対策効果もあります。

今ある施設をトンネル換気に改造する事例も見聞きします。そんなトンネル換気牛舎への改造プランは、Dairy Japan6月号(5月下旬発売)でも紹介します。本格的な暑熱期を迎える前に、発刊後はぜひ一読ください。

牛グッズに囲まれて【続】

cowpic

写真はアルバータ大学・大場真人教授のご自宅で撮影させていただいたフルーツピックです。

以前、こちらで紹介させていただいたように、大場教授は牛グッズの収集家でもあります。

ご自宅にも、このフルーツピックのほか、目覚まし時計や花瓶、置物など多くの牛グッズが並んでいました。

食後のフルーツをいただく際に、こんなかわいい牛のフルーツピックを添えられると、テンションが上がりますね!