編集部のある東京は、しとしとと雨が降り梅雨らしい天気です。現在の新宿区の気温は25℃、湿度は74%でTHIは74.2と乳牛にとって軽度のヒートストレスを抱える環境でしょうか。
今夏は平均気温より高く可能性が高いとの予報が出ています。本格的な暑熱期を迎える前に、暑熱対策について見直してみませんか?
写真は開放型のフリーストールを写真手前から奥に換気するトンネル型に改善した例です。効率の良いトンネル換気にするため、換気する断面積をコントロールすることが求められます。そのため、写真の例ではサイクロンファンで空気の断面積(高さ)をコントロールしています。
このほかにも細霧やソーカーによる気化熱を利用した暑熱対策、屋根への散水など地域や環境に合わせて暑熱対策を施していると思います。
管理する人間が暑さを感じる頃には、乳牛はそれ以上の暑熱ストレスを受けているもの。しっかりと対策を施して本格的な暑熱期に備えましょう。