オンラインで座談会

 

全国に発出された緊急事態宣言も、1都1道3県を除いて解除となりました。これも外出自粛をはじめとした個々の努力の結果だと思います。引き続き、感染拡大の防止に最大限の努力を続けたいと思います。
弊社編集部では現在、外出を伴う取材活動は自粛中です。早く取材で皆様の農場にお邪魔したいと切に願っているところです。
さて、そんな取材活動の自粛のさなか、編集部は各地の酪農家さんとオンラインで座談会を開催いたしました。5名の若手酪農家に参加していただき、新型コロナウイルス感染症による影響や、今後農場で取り組みたいことなどを話し合っていただいたものです。
このなかで、参加した皆さんが口を揃えとくに印象に残ったのは、「牛乳消費を支えてくれる消費者(応援団)に感謝」という言葉です。
新型コロナウイルス感染症に関しては、ストレスのたまる情報が圧倒的に多いなか、こうした感謝の言葉を聞くことができたことで心が暖かくなりました。
まもなく「牛乳の日・牛乳月間」がスタートします。これを機に、私も今一度、牛乳の応援団にありがとうを伝えたいと思います。
オンライン座談会の様子は、Dairy Japan7月号で。

※画像は加工しています。

笑って免疫アップ

政府による緊急事態宣言発出から2週間以上が経過し、在宅勤務を続けている方も多いと思います。また、不要不急の外出を自粛する要請も各地で行なわれています。今は少しでも減少傾向に、そして終息に向かって耐える大切な局面。みなさんで乗り切りましょう。
長引く在宅勤務や外出自粛は健康やメンタル面で不安が生じやすい環境です。巣ごもりによるこれらの不安から、免疫を落としたり、不健康になってしまっては元も子もありません。
そうした不安を感じそうになったとき、Jミルクが発信している「新型コロナウイルス関連情報」が役立つのではないでしょうか?

https://www.j-milk.jp/knowledge/nutrition/h4ogb40000003azz.html#hdg1

ここでは「免疫力を高める」として6項目(4月24日現在)、そして牛乳乳製品の供給に関するQ&Aが掲載されています。
牛乳乳製品を食生活に上手に取り入れることのヒントや、はっ酵乳のメリットといった食生活上の提案はもちろんですが、4項目目に紹介されている「笑い」も重要。
人と合うことが少なくなり、暗いニュースの多い今、どうしてもストレスが溜まり、免疫も低下しがち。こんなときだから「笑うこと」をもう一度考えてみてはいかがでしょう?
この提案を読んで、ビデオストリーミングサービスで笑える映画を見たり、出勤時にスタッフと談笑することで、免疫低下を防ぎたいと思った次第です。みなさんも、職場や家庭でぜひ「笑って免疫アップ」に取り組んでください。
終息後には、もっと楽しいことが待っています!

農作業事故をできるだけ少なくしましょう

Dairy Japan2020年5月号から、朝霧メイプルファームの丸山純さんの新連載「安全で安心な酪農を目指して」がスタートしました。読者の皆様にぜひ読んでいただきたい連載です。

本連載は、著者である丸山さんが朝霧メイプルファームで取り組む農作業事故防止の取り組みをまとめただけでなく、すべての酪農経営において危機管理の意識を高めていただき、不幸な事故を少しでも減らしたいという想いで執筆されています。

連載第一回目の記事はこちらからお読みいただけます。ぜひお読みいただき、皆様の意識を高めていただきたいと思います。Facebookをご覧の方は、

クリックしてkikenbousi.pdfにアクセス

をご覧ください。

また編集部では、皆様の農作業事故の事例をお寄せいただき、今後の事故低減に役立てたいと考えています。以下にアンケートを用意していますので、ご意見をいただけますようお願いいたします。

農場事故レポート

暑熱対策を考える

新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威をふるい、今週末は首都圏をはじめ多くの地域で不要不急の外出を控えるよう要請が出されました。ゴールの見えない戦いではありますが、一日も早く終息し、日常に戻れることを願ってやみません。
さて、気温の乱高下が激しい最近ですが、東京都内では最高気温が20度を超える日もあり、頭に浮かぶのは「暑熱」の二文字です。
気象庁が発表する長期予報(向こう3ヶ月)を見ると、多くの地域で「平年より高い」の確率が40〜50%と最も高く、今年は気温が高く推移する可能性が高いと見られます。ということは、暑熱対策は早めに、そしてしっかりと取り組む必要があるということです。
Dairy Japanでは、5月臨時増刊号「Dairy PROFESSIONAL Vol.17」(5月5日発行予定)で、「乳牛の暑熱ストレスを科学する」を特集しました。暑熱ストレスの基本的な考え方から、暑熱期・暑熱回復期に乳牛の体内で起こること、暑熱ストレス対策など、乳牛と暑熱の関係を多角的に考える特集です。
現在、鋭意編集中ですが、発刊しましたら、ぜひご一読いただきたい自信作です。
どうぞご期待ください。

危険防止のために

新型コロナウイルスの感染拡大が連日報じられ、ついに昨日(2月27日)、政府は全国の小中学校、高等学校、特別支援学校を3月2日から休校にするように要請しました。早期の収束を願って止みません。
さて、写真は先日、作業の安全をテーマに静岡県のA牧場を訪ねた際の一コマです。
建設業など、他産業における作業事故は右肩上がりで減少しているなか、酪農を含む農業では作業事故が横ばいであることが現状です。こと畜産業、とくに酪農は大型動物を扱うこと、重機など作業機械を扱うことから、常に事故のリスクを抱えている産業です。
では、この作業事故をどのように防ぐのか。A牧場では6カテゴリー(全般、搾乳、独房、薬品、重機、削蹄)、計34の危険防止マニュアルを作成して、従業員に徹底しています。
そして今、ヒヤリハット(事故寸前の異常)を徹底して潰し込むことに取り組み始めました。
事故発生の経験則として、「ハインリッヒの法則」というものが有名です。これは「1件の重大事故に至るまでに、29件の軽微な事故があり、その下には300の事故寸前の異常、いわゆるヒヤリハットがある」というもの。であれば、ヒヤリハットを徹底して排除すれば、重大な事故は起こらないというのがA牧場の考え方。
軽微な事故やヒヤリハットは、時間経過とともに忘れがち。そうしたことが起こったら、即共有して対策を練る。これが危険防止の一つの方法かもしれません。
皆さんの農場では、どのような危険防止策を講じていますか?