六本木に牧場が!

2016 年 6 月 6 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 10:10 AM イベント,ニュース

中央酪農会議は6月5日都内で「六本木牧場」を開催した。「六本木牧場」は「酪農を知るほど、牛乳がおいしい」というテーマで展開する家族向けの体験型イベントで、毎年6月に実施しており今年で3回目の開催。六本木牧場では、酪農について学びながら酪農家と交流できるクイズラリーや、紙芝居、手作りバター教室、模擬搾乳体験、男前酪農家コンテストなどが行なわれた。また、焼きおにぎりミルクリゾットや全国から集められたご当地アイスクリーム、スープ専門店「Very Berry Soup」の牛乳を使ったスープ、熊本県酪連の牛乳・乳飲料などの販売も行なわれ、終日家族連れをはじめとする多くの来場者で大賑わいだった。

酪農紙芝居の様子

酪農紙芝居の様子

手作りバター教室の様子

手作りバター教室の様子

模擬搾乳体験の様子 模擬搾乳体験の様子

ゲストのお笑い芸人メイプル超合金と全国から集まった13人の酪農家

ゲストのお笑い芸人メイプル超合金と全国から集まった13人の酪農家

終日大盛況だった六本木牧場

終日大盛況だった六本木牧場

指定団体制度の維持を訴える

2016 年 6 月 1 日

Filed under: — maetomo @ 6:22 PM ニュース

中央酪農会議は6月1日の牛乳の日、都内で記者説明会を開いた。会見に先立ち迫田潔専務理事は、「牛乳の日にちなみ、生産者に酪農の現状や生乳の安定供給のために指定団体などが果たしている役割を再認識してほしい」と趣旨を説明した。 (more…)

【初妊牛相場】導入需要が落ち着き69.3万円―ホクレン家畜市場

2016 年 5 月 30 日

Filed under: — djito @ 5:48 PM 業界情報

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ホクレン家畜市場の初妊牛相場5月集計分(速報)が、ホクレン酪農部・家畜販売課より発表された。

5月については、出回りの中心が夏分娩となり、都府県では暑熱事故への警戒感から導入需要が落ち着いたため、平均価格は69万3000円(先月比5万1000円安・前年比12万1000円高)と弱含んだ結果となった。

6月については、引き続き夏産み中心の上場となることから、都府県を中心に導入を控える動きが予測され、弱含みでの推移が見込まれる。

チャンピオン牛は「今までに見たことのない高レベル」―北海道B&Wショウ

2016 年 5 月 29 日

Filed under: — djito @ 4:55 PM 共進会

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春のビッグ・ショウである「2016年 北海道ブラック アンド ホワイト ショウ」(北海道ホルスタイン改良協議会主催)が5月28・29日、安平町早来の共進会場で開催された。
全道からホルスタイン種約480頭、ジャージー種約20頭がエントリーし、乳牛の資質を競い合った。
審査員は上士幌町・小椋牧場の小椋茂敏氏。

グランド・チャンピオンに輝いたのは、十勝管内清水町の(有)田中牧場出品、ジュニア3歳クラス1位でインターミディエイト・チャンピオンのTMF ナイデル アツト アンナ エコー(父:メープルダウンズアイ GW アツトウツド)。
審査員の小椋氏は、「今までに見たことのないレベルの高い乳牛。まさに理想とする機能や乳器を兼ね備えている」と絶賛した。

リザーブ・グランド・チャンピオンは、根室管内別海町の酒井保幸氏出品、シニア3歳クラス1位でリザーブ・インターミディエイト・チャンピオンのグローリーランド ベツスリリー ハツドリー(父:ブレイデール ゴールドウイン)。

入賞結果の詳細は、北海道ホルスタイン農協のホームページで。

写真=グランド・チャンピオン(手前)とリザーブ・グランド・チャンピオン

足りないのはミルクと敷料――十勝子牛研究会が勉強会

2016 年 5 月 23 日

Filed under: — djito @ 11:57 PM セミナー報告

十勝子牛研究会

十勝子牛研究会(会長=石井三都夫獣医師)は5月23日、帯広畜産大学で今年度第1回目の勉強会を開催した。
講師は全酪連の齋藤昭氏で、テーマは“強化”哺育。
参加者はNOSAI獣医師が多かったことから、齋藤氏は、「獣医学は進歩しているにもかかわらず、離乳前の子牛死亡数は多い。とくに冬期に多い。そこで獣医師の皆さんに、ぜひ代用乳やカーフスターターをはじめとする子牛の最新栄養学について知っていただきたい」と冒頭で語った。
そして、近年における哺育・育成技術の進歩として、目標発育システム、早期育成システム、“強化”哺育システムを紹介した。

哺育管理の基本では、「健康な子牛でさえ出生後は体温が約1℃低下する」とデータを示し、とくに冬場は低体温症の注意と防寒対策(豊富な敷料など)が重要であることを解説した。
また、「冬期は哺乳量を割り増ししないとエネルギー不足となり、免疫不全、機能不全に陥り、回復遅延や死亡につながる」として、子牛体重および気温ごとで要求される代用乳の給与量を示した。
さらに、「カーフスターターの表示成分は乳配と似ているが内容は大幅に異なる」として、その特性とルーメン発酵との関連などを解説した。

生乳流通にチャンネル増を―全国生乳自主販売協議会/MMJが説明会

2016 年 5 月 22 日

Filed under: — djito @ 11:45 PM ニュース

MMJ01

生乳の自主販売(アウトサイダー)組織である全国生乳自主販売協議会、および生乳の仕入れ販売事業を手がける株式会社MMJは5月22日、札幌市で「酪農新時代セミナー」と題して、生乳自主販売の事例やその背景などに関する説明会を行なった。
この説明会は十勝管内、根室管内に続き3回目の開催となるもの。

全国生乳自主販売協議会(群馬県)会長・井上信行氏は冒頭、「政府の規制改革会議で指定生乳生産者団体制度の見直しが取り上げられ、またMMJが北海道で急速に事業を広げるなかで、摩擦や意見の食い違いが見られることから説明会を開催した」と趣旨を説明。

その後、ちえのわ事業協同組合(根室管内別海町)理事長であり有限会社ジェイファームシマザキの代表取締役・島崎美昭氏、有限会社 田口畜産(十勝管内幕別町)代表取締役・田口廣之氏、株式会社MMJ(群馬県)代表取締役・茂木修一氏、北海道大学大学院農学研究院の講師・清水池義治氏、富士乳業株式会社(山形県)代表取締役であり有限会社ハッピーヒルファーム(岩手県)代表取締役・千葉一幸氏、東海牛乳株式会社(岐阜県)代表取締役・井尾行宏氏が、各立場からの経験や実態、提言などを語った。

MMJの茂木修一氏は、「規制改革会議は先の答申に『指定団体制度の廃止』を盛り込まなかったが、もともとそれは共販体制を否定するものではなく、加工原料乳生産者補給金がインサイダーのみに支払われることを見直そうというもの。答申の原文をしっかり読んで、現行制度の問題から目をそらさないでほしい」と語った。
さらに、バター仕向けと現行体制との関連にも言及し、「バターの製造コストを厳密に計算すると補給金がなくてもやっていけることがわかったのでMMJもバター工場設立を計画している。補給金がなくても計算が成り立つこと自体、今の体制に問題があるということだ」と解説した。

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将来は大学を代表するサークルに

2016 年 5 月 20 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 3:00 PM イベント

 日本獣医生命科学大学のサークル「牛活jr.」は5月15日、「酪農を知ろう! プロジェクト」を開催した。同イベントは、牛を見たり触れたりする機会が少ない都市生活の消費者に対し、酪農に関心・興味を抱くきっかけを作ること、また酪農家の生の声を聞いて正しい知識を学ぶことを目的としたもので、同大学学生が消費者と酪農家を結ぶ架け橋になろうと企画した。牛活jr.代表の同大学動物科学科3年高橋帆乃佳さんは、「牛活jrは、昨年5月に行なわれた『酪農を好きになろう! プロジェクト』を企画した先輩方の“牛をもっと知ってもらおう”という志を引き継いで、昨年の10月に発足したサークルであり、今回はサークルとしての第1回目のイベント。イベントをとおして牛の可愛さを知ったり、酪農に興味を持つきっかけになれば私達も嬉しい」と挨拶で述べた。
 同イベントでは映画「ひかりのおと」の上映や、参加者と酪農家の交流会が行なわれた。交流会では9人の酪農家と参加者が、それぞれ後継者ブース、女性ブース、お仕事ブースに分かれ、お互いの質問に答えるほか、さまざまな意見交換が行なわれた。高橋さんは「学生が酪農家と交流しつながる場を作りたいと思い、今回の交流会を企画した。サークルとして初めてのイベントでまだまだ課題はあるが、ゆくゆくは大学を代表するサークルに成長したい」と未来像を話してくれた。

牛活jr.代表 動物科学科3年の高橋帆乃佳さん

牛活jr.代表 動物科学科3年の高橋帆乃佳さん

参加者と酪農家の交流会

参加者と酪農家の交流会

牛好きにはたまらない!:牛展

Filed under: — Yayoi Uruno @ 2:00 PM イベント

 牛展実行委員会は5月13~15日、都内で「牛展3」を開催した。牛展とは、動物としての牛の魅力を知り、牛をもっと身近に感じてもらうことを目的としたもの。牛展実行委員会は「都会の真ん中で牛の魅力に触れ、牛を好きになるきっかけになれたら」としている。当日は大勢の来場者で賑わい、北は北海道、南は沖縄県から足を運ぶ来場者もいた。
 同展では、さまざまなジャンルで活躍するプロのアーティスト達による「牛」をテーマとした写真、絵画、イラスト、羊毛フェルト、墨絵など、多くの作品が展示された。また、自分をモデルにした牛の似顔絵をその場で描いてもらえる牛似顔絵のコーナーや、ミニカード作り、牛ブローチ作りなどのワークショップ、観客参加型の酪農劇なども行なわれた。チーズ・乳製品のコーナーでは、全国各地のチーズ工房から集められた24種類の個性豊かなチーズの販売が行なわれた。牛雑貨販売コーナーでは、牛展オリジナルグッズをはじめ、展示者の作品などの販売が行なわれた。来場者からは「牛好きにはたまらない」という声が多くあがった。
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ZENOAQ酪農セミナー2016【開催案内】

Filed under: — maetomo @ 9:49 AM セミナー開催案内

ZENOAQ日本全薬工業は6月22日から、岡山県、栃木県、北海道帯広市の3会場でZENOAQ酪農セミナー2016を開催する。セミナーでは、カナダ・アルバータ大学の大場真人教授が「乳牛の最新の栄養学(仮)」を講演する。
参加費各会場とも酪農家および関係団体職員が5000円、企業関係者が2万円。ただし同一農場から複数名参加の場合は2人目以降、3000円となる。
各会場の詳細スケジュールと申し込みは、最寄りのZENOAQ営業所まで。

【岡山会場】

・6月22日、10:00から15:00(昼食含む)
・ 岡山県農業共済会館 6階 大会議場

【栃木会場】

・6月28日、10:00から15:00(昼食含む)
・ ホテルマリアージュ仙水

【帯広会場】

・6月24日、10:00から15:00(昼食含む)
・とかち館 2階 孔雀の間

ヨーグルト・デザート好調で増収増益:雪印メグミルク(株)

2016 年 5 月 13 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 2:50 PM ニュース,発表会

 雪印メグミルク(株)は5月12日、都内で平成28年3月期決算説明会を開催した。発表によると同期の連結売上高は5783億2800万円(対前期増減率+5.2%)、営業利益140億400万円(同+49.3%)と、増収・大幅増益だった。乳価やロジスティクス費用のコストアップに対し、販売価格の見直しに加え積極的な広告宣伝や販売促進費用を投入したことなどが、主な増益要因としてあげられる。
 セグメント別に見ると、乳製品、飲料デザート類において増収増益となった。とくに飲料デザート類においては、「ガセリ菌SP株ヨーグルト」をはじめとするヨーグルトの販売拡大に加え、デザートの販売も好調に推移し、製品構成が改善され大幅な黒字化を実現した。一方で飼料種苗は、酪農家戸数の減少を背景に減収減益となった。
 また、今後の取り組みの重点カテゴリーとして、ヨーグルト、チーズ、機能性食品事業をあげた。具体的には、ガセリ菌SP株ヨーグルトを中心としたプロバイオティクスヨーグルトの売り上げの拡大、阿見工場の最大活用、マーケティング活動など継続的な経営資源の投入、新規分野(機能性食品事業)の事業拡大などがあげられた。

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