地域・時代に合ったTMRセンターへ 北海道TMRセンター連絡協議会 研修会

2014 年 10 月 31 日

Filed under: — djito @ 7:09 AM ニュース

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北海道TMRセンター連絡協議会は10月30日、札幌市で第9回定期総会後、第9回研修会を開催。
会員はじめ関係機関、関係会社から約200人が参加した。

今回のテーマは「新しいTMRセンターの姿-センターを核とした地域興し/新しいセンターの取り組み-」。
佐々木二郎新会長は「近年、地域に合った、時代に合った、さまざまな形態のTMRセンターが出来てきている。その実例を聞いて参考にしてほしい」と趣旨を述べ、以下の三つのTMRセンターの代表が、設立の経緯、取り組み内容、課題などを発表した。

一つ目として、CFT(幌延町)の野々村仁代表が「TMRセンター、コントラクター、育成部門、3部門の現状と課題」と題して発表した。同センターは平成16年に、補助金なしでTMRセンター部門、コントラクター門の2部門で事業を開始。平成24年に、自家産で有能な後継牛の確保、2番草の有効活用を背景に、育成センターを設立した。

二つ目として、八雲フィードデザイン(八雲町)の稲垣良夫代表が「TMRから搾乳へステップ」と題して発表した。同センターは平成17年に、構成員6戸で事業を開始。平成22年に、将来の酪農経営維持の必要性から、600頭規模の牛舎、ロータリーパーラーを建築し、搾乳を取り入れた協業経営となった。

三つ目として、こしみずエコフィードサービス(小清水町)の佐藤昌嗣代表が「地域副産物を利用したTMRセンター」と題して発表した。同センターは平成24年に、構成員14戸で事業を開始した。堆肥と麦稈を交換利用する耕畜連携のほか、でん粉工場から出るでん粉粕、でん粉製造排液からの回収蛋白を飼料として有効利用している。

その後、総合討論が行なわれ、上記三つのTMRセンター運営の苦労話、裏話などが紹介された。

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