繁殖成績改善の研究発表が続々と―第70回 北海道家畜人工授精技術研修記念大会

2014 年 10 月 17 日

Filed under: — djito @ 6:34 PM ニュース

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北海道家畜人工授精師協会(高橋芳幸会長理事)は10月16・17日、札幌市で「第70回 北海道家畜人工授精技術研修記念大会」を開催した。
第70回を記念した、功労者への表彰、記念講演が行なわれた後、道内各地区の授精師、獣医師、学生などにより30題の研究発表が行なわれた。

そのなかから以下の3題が優秀賞に輝いた(発表者の敬称略)。
「乳牛の妊娠黄体数と双胎、季節、産次数および泌乳量の関係」
御囲雅昭(石狩地区)
「生産性向上を目的とした合同技術チームによる牛群改善プロジェクト」
秋葉貞治(宗谷地区)
「関係機関と連携した飼養管理の見直しによる繁殖改善」
尾矢智志(空知地区)

また各賞に以下が選ばれた。
《努力賞》
「乳量と初回授精日数および初回授精受胎率の調査」岡田博史(十勝地区)
《統計処理賞》
「発情時に乳量は低下するのか」古山敬祐(根室地区)
《プレゼンテーション賞》
「黒毛和種のプログラム授精におけるCIDR抜去時の主席卵胞サイズが受胎率に及ぼす影響とそれを考慮した受胎率向上新プログラムの考案」上野大作(日高地区)
《学生奨励賞》
「歩数計を用いた肉牛の発情時、分娩直前・直後および放牧地の行動観察」高山恵(石狩地区)

選考委員長の堂地修教授(酪農学園大学)は、「繁殖成績改善、受胎率向上という現場ニーズの期待に応える研究発表が多かった。また、性選別精液の受胎率および利用効率を向上させる研究も多かった。いずれも酪農経営改善に寄与するものである」と講評を述べた。

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