一段上げて88.3万円 ホクレン初妊牛相場 12月平均

2018 年 12 月 27 日

Filed under: — djito @ 9:41 AM 業界情報

2018-12-27

ホクレン家畜市場・初妊牛相場の12月集計(速報)がホクレン酪農部家畜販売課より発表された。

12月については、初妊牛の出回り頭数は増加したが、上場の一部が春分娩となり全国的に需要が活発化したことから、価格は88万3000円(前月比3万円高・前年比5万9000円高)と一段値を上げて推移した。

1月については、上場の中心が春分娩となり需要が活発化する時期となるが、出回り頭数は回復傾向にありバランスの取れた需給動向が予想されることから、相場は横ばいでの推移が見込まれる。

全国から200人超の酪農女性が一堂に 酪農女性サミット

2018 年 12 月 5 日

Filed under: — djito @ 10:34 PM ニュース

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酪農女性や酪農業界に関わる女性が集う「酪農女性サミット 2018」(主催/酪農女性サミット実行委員会、共催/日本コカ・コーラ、JA全農)が12月5・6日の2日間の日程で、北海道根室管内中標津町で開催されている。
昨年を大幅に上回る280名の参加で(その3/4が女性)、道内はもとより都府県からの参加者も増えた。

開催にあたり実行委員長の砂子田円佳さん(北海道広尾町・酪農家)は、「昨年の初開催の反響が大きく、こうして第2回目を開催することができた。参加を許してくれた家族や職場への感謝を忘れず、目一杯楽しみ、明日につながるヒントをたくさんつかんでいただきたい」と挨拶した。

初日は、基調講演としてHBC北海道放送アナウンサーの森結有花さんが「働くあなたの背中を見て」と題して、十勝管内の酪農教育ファームで1泊2日の酪農体験をしたときの感動と学びなどを紹介。「乳牛は生乳生産を使命とし、酪農家は愛情をもって、それをまっとうさせることが仕事なのだと改めて知った」と語った。

トークセッションでは「酪農女性のモチベーションUP講座~仕事・生活・家庭・育児・働く女性のやる気スイッチ~」と題して女性3人が、今に至った経緯や酪農に対する思いなどを語った。

十勝管内豊頃町で哺育牛・育成牛約1000頭を受託管理しているシー・ブライトの桐山奈津紀さんは、まわりの酪農家が規模拡大し、手間がかかる哺育・育成管理を分業化してもらえるよう、8年前、両親とともに酪農業から今の受託事業に経営転換した。運営当初、初乳給与量が契約酪農家ごとで違いがあり、それが疾病に直結していることを課題としていた。そこで、ニュースレターを配布したり、入牧時の血清蛋白質の検査結果や体重・体高などのデータを契約酪農家に示したり、懇談会で情報共有をはかるなどした。その結果、初乳給与の重要性が認識され、給与量が増加し、子牛の健康度が増した。自身のモチベーションアップは、契約酪農家の暖かい一言。しかし、「プロである以上、甘えてはいけないと思い奮起している」と語った。

削蹄師だったご主人と十勝管内大樹町に10年前に新規入植し、7人の子ども達に囲まれる大家族の母でもある河口晶子さんは、妊娠・出産・子育てと牧場仕事の両立で体調を崩したこともあったが、ご主人の支えで乗り越えてきたエピソードなどを紹介した。「酪農は1日1日の積み重ねであり、奥深く、正解がなく、自分のスタイルを作っていけることが面白い」と話した。頼めることはプロに頼むのも良いと考え、2年前にTMRセンターに加入。日乳量40kg以上を達成し、日中に出かける時間も作れるようになった。「遠い未来のことはわからない。だから今できることを今がんばる。始めたらやるしかないし、100点でなくても何とかなる」と語り、新たな挑戦に踏みとどまっている女性へエールを語った。

証券会社勤務を辞めて再び大学に進学して獣医師資格を取得し、生産獣医療を営む北海道の開業診療所で修業後、2年前から鳥取県の大山乳業農協で繁殖検診や営農指導にあたっている佐藤麻子さんは、修行時のエピソードを紹介。当時、滅入ったときに支えとなったのは、ひたすら仕事をする社長と先輩、もたつく新人(自分)をぐっとこらえてくれた酪農家、そしてご主人だった。そして酪農家の成績が上がることが一番楽しかったという。「やってみたいことは今さらなどと思わず、今始めよう。失敗しても、反省しても、後悔しないように」と語った。さらに繁殖について、高泌乳牛は発情持続時間が短いことから授精タイミングを見直す必要があり得ること、記録が大事であることなども紹介した。

※詳報はDairy Japan 2月号で

米国コーン アウトルック カンファレンス 2019 1月に東京で アメリカ穀物協会

2018 年 12 月 3 日

Filed under: — djito @ 5:10 PM セミナー開催案内

アメリカ穀物協会は標記カンファレンスを1月に東京都で開催する。
2018年米国産トウモロコシ収穫時品質レポートの内容報告と、世界と米国のトウモロコシの需給の現状と将来展望についての講演、ならびに米国トウモロコシ生産者からの作付意向を含めたアップデートのパネルディスカッションも行なう。

●日時:2019年1月17日(木)13:00(12:30開場)~16:30
●場所:赤坂インターシティコンファレンス 4F 「the AIR」
(東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR)
●プログラム:
・演題1 「アメリカ穀物協会・トウモロコシ収穫時品質レポート2018/19」
ケアリー・シフェラス氏(アメリカ穀物協会 グローバルプログラム担当上級ディレクター)
・演題2 「トウモロコシ生産、需給見通し」
ジム・スティッツレイン氏(アメリカ穀物協会 会長)
・パネルディスカッション「米国産トウモロコシの現状と今後の展望」
●参加費無料、同時通訳付
●申し込み方法
社名(日本語と英語)、役職名(日本語と英語)、名前(日本語と英語)、電話番号、Emailアドレスを明記のうえ、メール(grainsjp@gol.com)かFAX(03-6205-4960)で。

酪総研シンポジウム 1月に札幌で

Filed under: — djito @ 3:58 PM セミナー開催案内

雪印メグミルク(株)酪農総合研究所は1月に札幌市で、「酪農現場の“カイゼン”を考える3~少額投資で生産性の向上を~」をテーマとした「酪総研シンポジウム」を開催する。
■日時:2019年1月31日(木)13:00~17:00
■場所:第二水産ビル8階大会議室(札幌市中央区北3条西7丁目)
■講演内容
1 「牛の行動を基に施設や飼養管理を見直す~牛も人も幸せに~」
 森田茂氏(酪農学園大学 家畜管理・行動学教室 教授)
2 「酪農における光環境制御の効果とそのメカニズム」
 粕谷悦子氏(農研機構 畜産研究部門 畜産環境研究領域)
3 「カイゼンの道しるべ~乳検データの活かし方~」
 佐坂俊弘氏(北海道酪農検定検査協会 乳牛検定部 検定課)
■参加無料、定員250名
■申し込み方法:同社ホームページの「参加申込書」にてFAXで。
HP:http://rakusouken.net FAX 011-704-2417

一段下げて85.3万円 ホクレン初妊牛相場 11月平均

2018 年 12 月 1 日

Filed under: — djito @ 6:16 AM 業界情報

ホクレン家畜市場グラフ11

ホクレン家畜市場・初妊牛相場の11月集計(速報)がホクレン酪農部家畜販売課より発表された。

11月については、下牧により出回り頭数が増加し、ひっ迫感が緩和したため、価格は85万3000円(前月比4万9000円安・前年比2万1000円高)と一段値を下げて推移した。

12月については、出回り頭数は現状程度が予測され、更新需要を中心とした一定量の需要の確保が見込まれることから、相場は保ち合いで推移することが予測される。

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