3年前倒しで生乳生産2400t超えに―「TACSしべちゃ」経過報告

2017 年 6 月 23 日

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JAしべちゃ雪印種苗標茶町の3者で設立された「TACS(タックス)しべちゃ」は本格稼働から3年目を迎え、これまでの経過と新たな取り組みなどを報告した。
主な内容は以下のとおり。

【平成28年度の振り返り】
・本格稼働2年目であった28年度の出荷乳量は2574t(計画比127%)で、当初目標だった5年後(31年度)2400t超えを3年前倒しで達成した。
・成牛の除籍率は計画を下回り、抑制できた。
・発情発見率は73%、分娩間隔は384日だった。
・12haの秋播きによる草地更新、8haのフロストシーディングを実施した。
・前年に更新したオーチャードグラス主体草地は反収6t超えだった。
・前年度から研修を行なっている3名の研修生に加え、新たに4名を受け入れた。そのうち1組は29年4月より地区内で就農した。

【平成29年度からの新たな取り組み】
・4月より放牧型農場「Grazing TACS(グレージング・タックス)が稼働した。
・中期経営計画(29–33年)を策定。生乳生産3000tをめざす。
・研修生の確保、育成に向けて標茶町担い手協議会と連携。
・地域農家と共同によるバイオマスプラント建築と余剰熱を利用した新たな産業の検討。

こうした取り組みを継続し、自給飼料を中心とした低コスト経営の実現と、その実践内容を地域へ普及していくことを目指す。

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