1万kg超えの検定組合は39件—-北海道

2017 年 2 月 28 日

Filed under: — djito @ 3:24 PM ニュース

北海道酪農検定検査協会が2月28日に発表した、平成28年1~12月の年間検定成績(経産牛1頭当たり平均)で、平均乳量1万kg超えの検定組合は39組合あった。
序列は以下のとおり。カッコ内の数字は検定農家戸数。

1 妹背牛町(1) 12,264
2 富良野市(16) 11,601
3 中札内村(23) 11,397
4 北広島市(2) 11,103
5 斜里町(12) 10,691
6 訓子府町(39) 10,680
7 上士幌町(37) 10,631
8 新得町(37) 10,596
9 由仁町(7) 10,562
10 更別村(34) 10,561
11 浦幌町(30) 10,506
12 芽室町(26) 10,492
13 湧別町(73) 10,450
14 士幌町(68) 10,411
15 美瑛町(21) 10,403
16 清里町(11) 10,362
17 豊頃町(41) 10,334
18 丸瀬布生田原(11) 10,303
19 西興部村(15) 10,303
20 東山(3) 10,274
21 小清水町(33) 10,268
22 豊浦町(9) 10,239
23 鹿追町(92) 10,236
24 音更町(52) 10,188
25 長沼町(5) 10,168
26 清水町(93) 10,140
27 上富良野町(11) 10,135
28 幕別町忠類(39) 10,134
29 札幌市(8) 10,122
30 北見市(61) 10,120
31 遠軽町(23) 10,119
32 厚真町(4) 10,086
33 釧路市(57) 10,073
34 湧別町上湧別(30) 10,068
35 札内(16) 10,062
36 安平町(18) 10,059
37 丸瀬布白滝(10) 10,056
38 広尾町(57) 10,033
39 大樹町(63) 10,020

【初妊牛相場】様子見もあり89.6万円――2月の初妊牛相場

Filed under: — djito @ 1:51 PM 業界情報

相場02

ホクレン家畜市場の初妊牛相場2月集計分(速報)が、ホクレン酪農部・家畜販売課より発表された。

2月については、春産み中心の出回りとなり、全国的に需要が活発化する時期となるが、初妊牛の高値推移から導入への様子見感が見られ、平均価格89万6000円(先月比3万6000円安・前年比16万7000円高)と一段値を下げて推移した。

3月については、春産み需要は終盤を迎える時期となり、最終の手当需要が見込まれることから、相場は保ち合いから強含みで推移することが予想される。

十勝は平均乳量1万kg超え、全道平均は9502kg

Filed under: — djito @ 11:47 AM 未分類

北海道酪農検定検査協会は2月28日、平成28年1~12月の年間検定成績(経産牛1頭当たり平均)を公表した。
全道の検定農家戸数は4256戸、平均実頭数は79.1頭で、平均乳量は9502kg(前年比196kg増)、乳脂率は3.94%、蛋白率は3.34%、無脂固形は8.79%、体細胞数は21.3万、リニアスコアは2.6、分娩間隔は426日(前年比2日短縮)だった。

地区別では十勝が、検定農家戸数960戸、平均実頭数101.7頭で、平均乳量1万168kg(前年比216kg)と初の1万kg超えとなった。

乳量階層別戸数は、1万1000kg以上が400戸(構成比率9.4%、前年288戸)で112戸増、1万kg代が840戸(同19.7%、781戸)、9000kg代が1099戸(同25.8%、1123戸)、8000kg代が961kg(同22.6%、1028戸)、7000kg代が608戸(同14.3%、700戸)、6000kg代が264kg(同6.2%、321戸)、6000kg未満が84戸(2.0%、92戸)だった。

酪農セミナー:大正堂

Filed under: — Yayoi Uruno @ 10:00 AM セミナー開催案内

 (株)大正堂は4月5日、栃木県内で「酪農セミナー」を開催する。
■概要
テーマ1「周産期の栄養と管理」講師:(株)トータルハードマネージメントサービス取締役会長 黒崎尚敏獣医師
テーマ2「インカムオーバーフィードコスト(利益)を最大にするために」講師:メイプルズクレスト・コンサルティングサービス代表 武中慎治酪農コンサルタント
日時:4月5日 9:30?15:30(昼食あり。前日までに予約が必要)
場所:りんどう湖ロイヤルホテル(栃木県那須郡那須町高久丙4449-2)
【問い合わせ・申し込み】
(株)大正堂
栃木県那須塩原市大原間215-2
TEL 0287-65-1211 担当:国井、阿久津

生産性向上を図る韓国酪農 アジア酪農交流会

2017 年 2 月 16 日

Filed under: — djito @ 2:34 PM セミナー報告

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アジア酪農交流会(会長・野英二氏=酪農学園大学教授)は2月16日、酪農学園大学で「韓国酪農セミナー」を開催した。同交流会は、同大学の教授陣を中心として1975年に発足し、アジア諸国の酪農に関する情報交換、酪農青年の交換研修の援助、セミナー、視察などを開催している。

今回はまず、安宅一夫氏(同大学名誉教授、同交流会前会長)が「最近の韓国酪農を見て」と題して、韓国酪農の概要と、昨年10月の視察報告を行なった。
韓国の酪農統計(2年前)は、生乳生産量217万t、乳牛頭数41万頭、1頭当たり年間乳量1万432kg、乳脂率3.92%、乳蛋白質率3.26%、体細胞数21万。2010年の305日乳検成績は1頭当たり平均乳量9638kgで、日本(9294kg)を上回っている。
韓国酪農は近年さらに躍進しており、視察した牧場(3戸)の1頭当たり日乳量は36~40kg、体細胞数は5~9万で、とても生産性が高いという。

次に、黄教列氏(韓国Biotopia社専務)が「韓国における乳牛の飼養管理技術:とくに乳量・乳質向上と健康・繁殖改善のための微生物添加剤の応用」と題して、同社が開発した微生物添加剤を紹介した。
韓国の最大の酪農地域である京畿道金浦の1頭当たり日乳量は36kg以上で、そこでの課題は乾物摂取量(DMI)の改善だという。
そこで同社は、アスペルギルス属の菌やルーメン微生物培養抽出物、イースト菌などを成分とした微生物添加剤(TAM-100)を開発。その給与により、ルーメン微生物の増殖促進、DMI増加、摂取エネルギーの増加などにより、乳量増加、繁殖成績向上、体細胞数低下、増体量の増加などに効果が出ているという。
岩手大学でも試験が行なわれ、九州の和牛牧場では既に利用しており、好結果を得ているという。

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韓国視察報告をする安宅一夫氏

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微生物添加剤を紹介する黄教列氏

西川賞に寺戸さんと芹生さん

2017 年 2 月 15 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 5:00 PM ニュース

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一般社団法人日本家畜人工授精師協会は、2月15日都内で、第45回家畜人工授精優良技術発表全国大会を開催した。同大会は、昨年に引き続き「牛の繁殖成績を向上させよう!」をテーマとし、繁殖成績の改善に資するとともに優秀繁殖技術の普及啓発を図ることを目的とする。

今回は家畜人工授精において第一線で活動している14名が全国から集まり、優良技術の発表を行なった。

本大会の優秀賞である西川賞は「黒毛和種繁殖雌牛の分娩間隔日本一を支える私達の活動」を発表した島根県の寺戸倉雄氏と、「管内黒毛和種牛の分娩間隔短縮への取り組み」を発表した兵庫県の芹生朋美氏が受賞した。

酪農畜産女子「SAKURA会」セミナー開催(3月)のお知らせ 修正配信

Filed under: — djito @ 4:43 PM セミナー開催案内

先に配信した内容に誤りがありました。
訂正いたします。

(誤)FAX:011-520-3602

(正)FAX:011-520-3062

(誤)E-mail:yoshimi_morisada@hokkaido-o.maff.go.jp

(正)E-mail:yoshimi_morisada@hokkaido.maff.go.jp

酪農と畜産に関わる女性が集う「SAKURA会」(代表:砂子田円佳さん/北海道広尾町・酪農家)は3月4日に、北海道阿寒湖畔でセミナーを開催する。
本セミナーは、「農業女子の日常や想いを共有して、女性が活躍するための情報交換会を行ないましょう!」を目的とするもの。
日程・内容・申し込みは、以下のとおり。

●日時:3月4日(土)、13:00~16:00
●場所:あかん湖 鶴雅ウイングス 2F 大広間「ポロサケ」
(阿寒町阿寒温泉4丁目6-10)
●定員:50名
●主催:北海道農政事務所
●内容:
・講演「後継者として就農すること」
金子牧場 金子睦さん(釧路市阿寒町・酪農家)
・パネルディスカッション「酪農畜産女子のよくある話」
パネリスト:金子睦さん(金子牧場)、上田七加さん(北十勝ファーム)、久富聡子さん(ハードサポート)
コーディネーター:橋本陽子さん(北海道農政事務所)
●申し込み:氏名、職業、お住いの市町村、TEL番号を、メールもしくはFAXで申し込む。
北海道農政事務所 担い手育成課 森定(もりさだ)さん
TEL 011-330-8809 FAX 011-520-3062
E-mail:yoshimi_morisada@hokkaido.maff.go.jp
●申し込み締め切り:3月1日

酪農畜産女子「SAKURA会」セミナー開催(3月)のお知らせ

Filed under: — djito @ 11:21 AM セミナー開催案内

酪農と畜産に関わる女性が集う「SAKURA会」(代表:砂子田円佳さん/北海道広尾町・酪農家)は3月4日に、北海道阿寒湖畔でセミナーを開催する。
本セミナーは、「農業女子の日常や想いを共有して、女性が活躍するための情報交換会を行ないましょう!」を目的とするもの。
日程・内容・申し込みは、以下のとおり。

●日時:3月4日(土)、13:00~16:00
●場所:あかん湖 鶴雅ウイングス 2F 大広間「ポロサケ」
(阿寒町阿寒温泉4丁目6-10)
●定員:50名
●主催:北海道農政事務所
●内容:
・講演「後継者として就農すること」
金子牧場 金子睦さん(釧路市阿寒町・酪農家)
・パネルディスカッション「酪農畜産女子のよくある話」
パネリスト:金子睦さん(金子牧場)、上田七加さん(北十勝ファーム)、久富聡子さん(ハードサポート)
コーディネーター:橋本陽子さん(北海道農政事務所)
●申し込み:氏名、職業、お住いの市町村、TEL番号を、メールもしくはFAXで申し込む。
北海道農政事務所 担い手育成課 森定(もりさだ)さん
TEL 011-330-8809 FAX 011-520-3062
E-mail:yoshimi_morisada@hokkaido.maff.go.jp
●申し込み締め切り:3月1日

牛の活躍は胎児期・哺乳期で決まる—-全酪連・酪農セミナー

2017 年 2 月 13 日

Filed under: — djito @ 11:49 PM セミナー報告

全酪連セミナー

全国酪農業協同組合連合会(全酪連)は、全国6会場で「全酪連・酪農セミナー2017」を開催中。
講師は、米国イリノイ大学畜産学部・教授のジェームス・ドラックレイ博士。
同博士は、哺育牛・育成牛、移行期牛の栄養管理において世界的に権威のある研究者であり、“強化哺育”研究の第一人者でもある。
同セミナーの講師を務めるのは二度目。今回は、「母牛と子牛の移行期 パート2–胎児への栄養と環境の影響–」と題し、前回(2010年)セミナーの第二弾として、以下の5章立てで、最新の知見を紹介した。
なお、全酪連は今年、哺育飼料「カーフトップ」を供給開始して50周年を迎えた。

第1章 乾乳牛・移行期牛の栄養
分娩後の母牛の43%は潜在性ケトーシスであるという調査結果があることから、分娩前の栄養管理を熟慮する必要がある。
注意すべきは、乾乳牛は過剰なエネルギーを摂取すると、外見上は過肥でなくても、過肥牛に似た代謝反応を示し、健康リスクが生じるということ(いわゆる、隠れメタボ)。
そこで、乾乳牛が摂取するエネルギーをコントロールするには、二つの方法がある。
一つは、高品質飼料の制限給与で、これは注意深い飼槽管理が要求される。
もう一つは、高バルキー(ガサばる)飼料の自由採食で、ガサのあるTMRで総乾物摂取量をコントロールする。
なお、後者の場合、選び喰いが起こらないように、粗飼料の切断長を3cm以下に、水分を50–55%とすることが重要となる。

第2章 牛における胎児への栄養・環境・プログラミングの影響
第3章 誕生時の新生子牛の適応課題
第4章 子牛の栄養と管理
第5章 初期栄養が及ぼす長期的な影響

※詳報はDairy Japan 4月号で。

酪農現場のカイゼン—-酪総研シンポジウム

2017 年 2 月 2 日

Filed under: — djito @ 9:27 PM ニュース

酪総研シンポS

雪印メグミルク・酪農総合研究所は2月2日、札幌市で「酪総研シンポジウム」を開催した。
テーマは「酪農現場のカイゼンを考える~酪農現場で発生するロスとその対策~」で、全国から260人が参加。三名が講演した。

●基本技術の励行に勝るものなし
雪印種苗・トータルサポート室の主事・佐藤尚親氏は、「自給飼料生産利用における損失(ロス)の低減」と題して、牧草およびトウモロコシの栽培・収穫・利用で発生するロスと対策を紹介した。
自給飼料生産のロス、生産費のロスを減らすためには、基本技術の励行に勝るものはないことを強調し、ロス低減のための項目・技術内容について、各現場でチェックリストを作成することを提案した。

●性選別精液で死廃事故低減
北海道農業共済組合連合会の家畜部長・廣田和久氏は、「乳牛の共済事故とその対策」と題して、乳牛事故の特徴、事故対策の提案を紹介した。
性選別精液により事故低減が可能であることを解説した。

●高品質乳は高く買われるべき

北海道酪農検定検査協会の専務理事・熊野康隆氏は、「生乳生産のロス低減=安全でおいしい牛乳・乳製品~ベストパフォーマンスの発揮を~」と題して、乳質改善、とくに体細胞数を減らすことの重要性を強調し、品質管理、さらにベストパフォーマンス実現に向けた取り組みなどを紹介した。
品質管理とは、良いものを、適正な価格で、お客様がほしいときに、ほしい数量を供給すること。指定団体は乳価交渉や需給調整はもとより、品質管理にも取り組んでいる。さらに、高品質の生乳は高く買う乳業であってほしいと語った。

※詳報はDairy Japan 3月号で。

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