暑さに耐える工夫「ややきつい運動の後に牛乳を」:日本生気象学会が公表

2012 年 5 月 16 日

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日本生気象学会(会長:紫藤 治氏)は、このほど「日常生活における熱中症予防指針 Ver.2」を公表した。
これは、近年の猛暑対策や節電対策として作成されたもので、その中で、「暑さに備える工夫」として、次のような示唆が記されている。

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暑熱馴化:真夏になる前に暑さに強い体を作る。本格的な季節の到来前の 5から6月に「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる運動を 1日30 分間、1から4 週間実施すると暑さに強い体になる。さらに、その運動直後に、牛乳のような糖質と蛋白質を豊富に含んだ食品をコップ 1から2 杯摂取すると、より高い効果が得られる(同指針より)。
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日本生気象学会は、1962年創立。会員の研究分野は医学、工学、地理学、気象学、体育学、生活科学、農学など幅広い分野にわたる。健康と気象、生物と気象、生命と気象、生活と気象を考える学問として、地球環境問題や健康福祉科学なども生気象学のテーマとする。
11月には「東京の真夏の温度を1度下げるには」をテーマに大会を開く。(文責:関東支局)

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