牧草から基準値以上の放射性セシウムが検出:群馬県

2011 年 5 月 7 日

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群馬県は6日、前橋、高崎、館林3市の牧草から、国の基準値を超える放射性セシウムが検出された、と発表した。県は福島原発事故後に収穫された牧草を牛に与えないよう自粛を求めてきた。
牧草の基準値を超えたのは福島、栃木、千葉、埼玉、群馬などとなった。

県は、5市・6検体を検査。前橋市で750ベクレル、高崎市で530ベクレル、館林市で440ベクレルだった。他の3検体は基準値以下。放射性ヨウ素はいずれも基準値を下回った。

県は子牛や肉用繁殖雌牛を除き、今年の牧草を与えないよう指導を継続。今後、2週毎に検査を続け、3回連続で基準値を下回れば、指導を解除する。

今後、牧草栽培に代わる購入飼料費などが見込まれるほか、エサ不足が懸念される。県乳販連は損害賠償を求める方針。

生乳は3月から5回モニターし、放射性物質は基準値以下あるいは検出されていない。(文責:DJ関東)

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