牛乳等向けは2.6%減 J-milk需給見通し

2010 年 7 月 22 日

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 J-milkは7月22日、平成22年第2四半期までの需給見通しを発表。上期の生乳生産量は392万5000tで1.8%減、牛乳等向け処理量は213万1000tで2.6%減と予測した。
 生乳生産量は北海道で199万8000t・99.7%でほぼ横ばい。一方の都府県は192万7000t・96.6%と引き続き減少傾向になると見込まれる。最近になって牛乳生産量の減少率は落ち着きを見せてきたが(第1四半期96.5%、第2四半期98.8%)、成分調整牛乳が減少し始め、加工乳や乳飲料など生乳比率の低い飲料が好調であることなどから、牛乳等向け処理量は生産量を上回る減少率になると見込まれる。
 J-milkでは「依然として乳製品在庫は高い水準にある」とし引き続き牛乳乳製品の需要拡大に取り組む必要があるとしている。さらに、「夏場の気温が予想より高温であると生産の下振れ、生乳需要の上ブレも予想される。酪農乳業関係者はとくに、これからの需給動向に注視し、生乳需要の喪失がないよう情報の共有と適切な対応を行う」よう呼びかけた。

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