成長分野にヒントを得て生産・消費拡大の実現をめざす

2010 年 1 月 6 日

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 社団法人日本乳業協会など乳業13団体は1月6日、都内で平成22年新年賀詞交歓会を開催した。当日は1000名を超す酪農乳業関係者が出席した。
 日本乳業協会・浅野茂太郎会長は挨拶のなかで、「長引く景気低迷、雇用不安、デフレの影響を受けて消費マインドは冷え込み、牛乳消費は直近の統計からも二桁代の減少となっている。一方、成分調整牛乳の急速な成長は飲用牛乳全体に占める構成比は前年から倍増し、飲用牛乳市場の構造変化をもたらした。また大口需要の減少によって、乳製品在庫のひっ迫した前年とは一転、在庫過剰基調になった」などと最近の需給動向に触れ、「22年度も市場は依然厳しい環境にある。しかし、昨年の牛乳乳製品統計を見れば、アイスクリーム、はっ酵乳、チーズは生産を伸ばしている。これらは状況変化を捉え、消費者に支持される価値ある製品を各社、会員が提供することで業界が活性化し、その結果として消費拡大につながっているものだ。ぜひこれらの実績を見習い、飲用牛乳類の価値を高め、今年こそ生産・消費拡大を実現したい」と業界へのメッセージを述べた。

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