企業や農協の再編・合併をどう考えるか:酪総研シンポジウム開催
2010 年 1 月 29 日
雪印メグミルク(株)酪農総合研究所(所長/内藤博氏)は1月28日、札幌市内で「酪総研シンポジウム」を開催し、全国から約200名が参加した。
今年度は「国内外における企業、団体等の再編動向とその対応について―変貌する市場環境において酪農乳業はどう対応していくか?」をテーマとし、基調講演1題と話題提供2題、そして総合討議が行われた。
●経営統合での可能性を企業は考えるようになった――矢坂雅充氏
基調講演は、東京大学大学院経済学研究科・准教授・矢坂雅充氏が「食品産業における業界再編の動向とその方向性-今後の酪農乳業の展望をめぐる問題提起-」と題して、食品産業が直面している国内市場の変化、食品業界再編の動きなど紹介した。
●JA合併の効果を高め、豊かな酪農経営を築く――原井松純氏
話題提供では、まず、道東あさひ農業協同組合・代表理事組合長・原井松純氏が「JA道東あさひの設立と展望について」と題して、昨年4月に4農協(上春別、西春別、べつかい、根室)が合併して大型農協が新設された背景や事業展望、取り組みなどを紹介した。
●リタイア分をカバーするには「地域マネジメント」が重要――原仁氏
もう一題の話題提供では、北海道立十勝農業試験場生産研究部・主任研究員・原仁氏が「酪農経営形態の変化について」と題して、酪農経営の動向、外部支援組織の役割とその効果などを講演した。
さらに詳しくはDairy Japan3月号で。
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