3年ぶりの開催 サツラク青年同志会春祭り

2022 年 4 月 17 日

Filed under: — djito @ 3:54 PM ニュース

サツラク農協(札幌市)のサツラク青年同志会は4月17日、石狩管内恵庭市で伝統行事の「春祭り」を開催した。コロナ禍で一昨年・昨年は開催中止を余儀なくされたことから今年は3年ぶり。コロナ感染防止対策の基本はもとより、規模縮小、スケジュール短縮、最小人数での開催となった。

今年度から新会長に就いた前田直人氏は開会式で「サツラク農協職員、企業、関係者、皆様のおかげで開催することができた」とお礼を述べ、「原油価格の高騰、穀物・粗飼料の不安定な供給による価格の上昇で、酪農業界を取り巻く環境は大変厳しいものとなっている。明るいニュースが少ないなかで、今日の開催が楽しい一日となるよう、スタッフ一同精一杯頑張っていきたい」と挨拶した。

今年の春祭りは、農機具会社などの協力で3万円相当の商品が入った福袋を1万円で買えるオープニング入札、同志会が仕入れた酪農機器・資材、電化製品など多数の商品を競り販売する大オークション大会、子ども抽選会、協賛各社の展示会などが行なわれた。
また、同志会は昨年度が創立60周年であったことから、記念事業の一環として、名誉会員4名と功労者6名の表彰式も行なわれた。

【写真】
名誉会員・功労者表彰。右から、黒澤正太郎創立60周年記念事業実行委員長、福屋栄人氏、福屋智氏、藤本靖之氏、川口谷仁氏、池田勲氏、前田直人会長。(欠席:佐藤浩貴氏、盛重守一氏、及川利男氏、西尾和彦氏、棚田大輔氏)

この春祭りの発端は、50年前(昭和47年)に第1回目が開催された「遊休農機具セール」にさかのぼる。春を迎え、畑仕事が始まる前に、組合員各自が遊休農機具などを持ち寄り、オークション販売したのが始まり。以後、ガレージセール、春祭りと名称を変えつつも、同農協組合員とその家族、同農協職員、関連企業などが集まり、農繁期前の一日を楽しく過ごす貴重なイベントとして受け継がれている。

山岸均氏(士幌町)・野原幸治氏(帯広市)に宇都宮賞

2022 年 3 月 1 日

Filed under: — djito @ 6:02 PM ニュース

宇都宮仙太郎翁顕彰会(瀧澤義一理事長)は3月1日、札幌市で「第54回宇都宮賞表彰式」を開催した。宇都宮賞は、北海道酪農の父である宇都宮仙太郎翁の業績を顕彰し、かつ継承されることを念願し、翁の命日にあたる3月1日に功績者を表彰するもの。
受賞者は以下のとおり。主な功績は1月11日付けDJニュース参照。

【酪農経営の部】山岸均氏(士幌町、64歳)
「士幌町農協はじめ、多くの関係機関の皆さん達からアドバイスをたくさんいただき大変勉強になりました。共進会においては多くの人と知り合い、いろいろな勉強をさせていただきました。それらが今日の経営に役立っていると思っています」(受賞者挨拶より)

【乳牛改良の部】野原幸治氏(帯広市、60歳)
「酪農は一人の力で成し遂げられるものではなく、多くの人の支えがあって成し遂げられることであります。このように受賞できたのも、牛をとおして出会ったすべての人達のご指導、ご鞭撻、ご支援のたまものと思っております」(受賞者挨拶より)

第47回優良登録委員表彰 北海道ホル農協

2022 年 2 月 28 日

Filed under: — djito @ 9:18 PM ニュース

北海道ホルスタイン農協および日本ホルスタイン登録協会北海道支局は2月、令和3年度の優良登録委員を表彰した。
同農協および同協会支局は、北海道内で長年にわたり登録業務に精励し、地域の酪農振興、乳牛改良・登録事業の普及推進と指導に貢献している登録委員および担当者を毎年表彰している。
今年度の表彰者は以下の14名(敬称略)。
なお、表彰式は新型コロナウイルス感染症まん延防止のため中止となった。

御囲雅昭(石狩・NOSAIみなみ)
西村元好(上川・JAふらの)
久慈仁(後志・JA新おたる)
大川道士(道南・JA新はこだて)
堀部俊輔(胆振・JAとうや湖)
鶴田直希(日高・JAみついし)
佐藤友理(十勝・JA幕別町)
林沙織(釧路・JA浜中町)
千葉淳一(釧路・NOSAI道東)
加藤寛章(根室・JA道東あさひ)
西丸浩司(根室・JA道東あさひ)
平川利臣(網走・NOSAIオホーツク)
薗田宜紀(網走・NOSAIオホーツク)
櫻井隆則(宗谷・JA北宗谷)

「伊都物語」30周年アニバーサリーで、大感謝セール特別セットを販売

2022 年 2 月 8 日

Filed under: — 前田真之介 @ 5:00 PM ニュース,業界情報

伊都物語」30周年アニバーサリーで、大感謝セール特別セットを販売

(株)糸島ミルクプラントのブランド「伊都物語」が、今年の1月で30周年を迎えた。

同社はこれを記念して、『お客様大感謝セール』として、人気商品詰め合わせセット通常価格を30%OFFにて100セット限定で販売する。

内容は、ノンホモ牛乳(800ml)1本、ミルク珈琲(800ml)1本、のむヨーグルト(900ml)1本、たべるヨーグルトプレーン(450g)1個、たべるヨーグルト微糖(250g)1個、あまおういちごソース(230g)1本とたくさん詰まったお得なセットとなっている。
注文受付期間は2022年3月21日(月・祝)まで。

アニバーサリーセット第4弾! お客様大感謝セール・30パーセントOFF!! 【木曜日限定出荷】|伊都物語|酪農家が作る、こだわりのヨーグルトと牛乳をお届けします。 (itomonogatari.com)

また伊都物語30周年を記念して設立記念動画「次なる30年へ」もYouTubeにて公開中。

株式会社糸島みるくぷらんと 設立30周年記念制作動画 次なる30年へ ~設立当初と変わらぬ酪農家たちの想いを乗せて 今日も伊都物語をお届けします~ – YouTube

 

 

 

年末年始の処理不可能乳発生は回避

2022 年 1 月 12 日

Filed under: — 前田真之介 @ 12:31 PM ニュース

【年末年始の処理不可能乳発生は回避:Jミルク】

Jミルクは1月11日、同会のホームページにて声明を公表した。内容は12月下旬から1月上旬にかけて処理不可能乳の発生が懸念されていたが、無事に回避できたというもの。

同会は、酪農家による出荷抑制や乳業メーカーによる最大限の乳製品向け処理など、酪農乳業界が一丸となって取り組んだ結果が表れたとしている。さらに、生乳需給の状況について広くメディアで報道されたこともあり、消費者からの応援や消費拡大に向けた取り組みが行なわれたと感謝の意を表した。

https://www.j-milk.jp/news/kinkyu2021kaihi2022.html

 

 

宇都宮賞が決定:山岸均氏(士幌町)・野原幸治氏(帯広市)

2022 年 1 月 11 日

Filed under: — djito @ 5:41 PM ニュース

宇都宮仙太郎翁顕彰会(瀧澤義一理事長)は1月11日、「第54回 宇都宮賞」の表彰者を以下の2氏に決定した。表彰式は例年どおり、同翁の命日にあたる3月1日に札幌市で開催する。

●酪農経営の部=山岸均氏(士幌町、64歳)
士幌高校専攻科に在学中、米国カリフォルニア州の大規模な搾乳専門牧場で1年間研修し、そこで飼養管理作業上の問題となる搾乳性や肢蹄のことを精力的に学び、フリーストール導入に役立つ知識を習得して、昭和54年に卒業と同時に就農。常に「現場第一主義」で家族経営を基本に酪農家の模範となる経営者になることを理念に、牛群は、海外から優良雌牛の導入や受精卵移植を活用した遺伝資源の改良により、体格得点のレベルが高く、資質に優れた搾れる牛群を整備し、飼料生産は、高栄養価で嗜好性の高い自給粗飼料を生産し、飼料分析による適正な飼料調製に努め、乳量、乳成分や乳価は地域や全道平均を上回る優れた成績をあげている。
平成31年には搾乳ロボットを導入して、大規模経営にあって家族による「ゆとりある酪農経営」を実践し、酪農経営の模範として高く評価されている。また、資源の有効利用を目指して、2戸共同型バイオガスプラントからの液体肥料を飼料畑に還元しており、これまでの土地改良により一番牧草やコーンサイレージ品質は、町内平均を大幅に上回る良質な粗飼料が生産されている。
経産牛186頭平均の乳量は1万445kg、乳脂率4.18%を達成し、遺伝評価では耐久性成分、疾病繁殖成分が全国上位で長命連産を実現するなど、乳牛の飼養管理技術は高く、共進会にも多数出品して優秀な成績を収め、地元の乳牛改良をリードしている。

●乳牛改良の部=野原幸治氏(帯広市、60歳)
昭和59年に酪農学園大学を卒業後、2年間アメリカの牧場で実習し、世界最先端の乳牛改良や飼養管理の技術研鑽を積み、平成元年に結婚と同時に義父の野原氏から経営移譲を受け就農。「土地作り・草作り・牛作り」を理念に、とくに体型形質に重きを置き長命連産性の牛群作りによる経済性を追求し、牛群検定や体型審査、優良受精卵の導入・採卵・移植等に取り組み、全道・全国の共進会等で数多くの賞を受賞しており、全道を代表する優秀牛群の一つとなっている。
経産牛98頭平均の乳量9546kg、乳脂率4.22%、無脂固形分率8.88%であり、除籍牛平均産次4.2産、産次別牛群構成において3産以上の割合45%と、いずれも全道平均を大きく上回る高いレベルにあり、長命連産性に富んだ牛群作りに務めている。
牛群体型審査では、これまでに30頭のエクセレント牛を輩出し、令和2年では52頭の平均体格得点85.9点、平均体型偏差値148.8という全国最高レベルの成績を収めており、遺伝評価において、平均体型得点はもとより長命性と深く関連する乳器や肢蹄の評価は群を抜いて高く、とくに耐久性成分で全国1%、疾病繁殖成分で全国上位6%にあり、長命連産を実現した牛群。その中でも「サニーフイールド ブラツド レニー ウイン」(8歳2カ月・6産)が3年11月に94点(4E)を獲得した。

酪農学園が消費拡大の協力

2021 年 12 月 9 日

Filed under: — djito @ 4:58 PM ニュース

脱脂粉乳・バターの過剰在庫解消、年末年始の処理不可能乳の回避が喫緊の課題となっている今、学校法人 酪農学園(酪農学園大学・とわの森三愛高校)は、牛乳乳製品の消費拡大に少しでも寄与しようと、緊急的な取り組みを実施する。その内容は以下の三つ。

1 国産(北海道産)牛乳乳製品の消費拡大運動への協力(業務用バター等の斡旋販売)
・対象者:学内教職員、学生、協定締結先機関の一部
・周知方法:学内メール配信、ポスター掲示、協定締結先への依頼
・斡旋商品:国産業務用ポンドバター、ポーションバター等

2 年末年始の処理不可能乳回避に向けた牛乳消費促進の周知
・Jミルク発行のリーフレット配布、ポスター掲示
・同学運営サイトおよびSNSでの周知

3 その他(検討中)
・動画を活用した周知活動(牛乳消費活動、レシピ等)
・小中学生への食育を通じた周知活動

フリーストール・パーラーが30%台に 北海道フリ・パラ調査

2021 年 12 月 4 日

Filed under: — djito @ 11:09 AM ニュース

北海道農政部畜産振興課はフリーストール牛舎・ミルキングパーラー・搾乳ロボットなどの導入状況を示す「新搾乳システムの普及状況について」(通称、フリ・パラ調査)を発表した。
令和3年2月1日現在の道内の酪農家数は5203戸であり、そのうちフリーストール牛舎・ミルキングパーラー(搾乳ロボット含む)を導入している酪農家を対象に調査したもの。

ミルキングパーラーを導入している酪農家は1590戸(道内酪農家比30.6%)、フリーストール牛舎を導入している酪農家は1641戸(同31.5%)、両方とも導入している酪農家は1579戸(同30.3%)で、初めてフリ・パラとも30%台となった。

ミルキングパーラーの導入状況については搾乳ロボットが年々増加しており、430戸で導入されミルキングパーラー全体の23.7%を占めている。
形式別ではパラレル型が447戸(24.7%)と最も多く、次いでヘリンボーン型が436戸(24.0%)となっている。

経産牛の飼養頭数規模が100頭未満の経営ではアブレスト型の割合が高く、100頭を超えるとヘリンボーン型やパラレル型、搾乳ロボットが多く、300頭以上の経営ではパラレル型に次いでロータリー型の割合が高くなっている。

SDGsを宣言 畜舎のハエを徹底的にやっつける会社 (株)ジョイン

2021 年 11 月 22 日

Filed under: — djito @ 4:55 PM ニュース

牛舎の防虫や消毒、暑熱対策や各種のカウコンフォートを提供している(株)ジョイン(本社/北海道紋別市)は11月19日、「SDGs宣言」を発表した。これは、国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」に賛同し、持続可能な社会の実現に向けた積極的な取り組みを行なっていくというもの。その内容は以下の4本柱。それぞれに具体的な取り組み内容が記され、国連が目標とする17項目のうち12項目に該当する。

1 社員全員に寄り添い、多様な働き方を実現する。
2 農村社会の一員となり、農村を支える。
3 牛の健康、省エネ生産の一助となる。
4 利益を分かち合い、幸せな社会を創造する。

このSDGs宣言に至った経緯について細谷昌弘社長は、「農業は絶対に持続可能でなければならないのに、農村の人口は減り続けて不安や心配が増している。そうしたなか、うちは先月第三子が誕生し、この子達が生きる100年先の時代も、農村で幸せに暮らせるようにしなければならないとつくづく思い、会社としてSDGsに参加することにした」と話す。なお、この宣言にあたり北洋銀行のアドバイスも受けた。

宣言後、同社長は「今まで頭の中で考えていたことを整理し発表できて良かった。使命と責任を持って、従業員とともに有言実行していく」と強い決意を示している。

※写真:「SDGs宣言」発表会の様子。細谷昌弘社長・夫人のゆかさん・みゆちゃん(写真=(株)ジョイン提供)

「生きる」を、つなぐ。—-ファームノートホールディングス経営戦略報告

2021 年 9 月 29 日

Filed under: — djito @ 6:16 PM ニュース

酪農・畜産向けIoTソリューションを提供する(株)ファームノートホールディングス(本社・帯広市)は9月29日、「ファームノート サミット 2021 アネックス」をオンライン開催した。経営者・生産者・関係団体が議論し知恵を出し合い、食と農がより前進することを通じて社会的インパクトを出すことを目的としたもので、2014年から始まり今回が9回目。

今回は三つのセッション、「1 ファームノートグループのビジョンと戦略」「2 アフターコロナを見据えた食と農のこれから」「3 サステナブルな社会のために、今できること」で構成された。

セッション1で同社代表取締役の小林晋也氏は、第三者割当増資の実施で総額14.4億円を調達し、累計調達額約44億円となったこと、自社牧場「ファームノートデーリィプラットフォーム」(中標津町)は設立8カ月で黒字を達成できたこと、第二・第三牧場設立の計画があることなどを報告。「『生きる』を、つなぐ。を経営ビジョンとし、技術革新を通じて持続可能な地球の豊かさに貢献していく」と語った。

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