北海道恵庭市に「明治おいしい牛乳」新工場稼働
2022 年 9 月 14 日
株式会社 明治は9月14日、北海道恵庭市戸磯で7月から稼働した「恵庭工場」の新設目的や概要の説明会を行なった。
まず、松田克也社長が「牛乳は牛と自然がつくり出す大切な贈り物。当社は牛乳の価値を提案し、需要を喚起するとともに、その価値を向上させていく」と前置きし、「北海道を国内最大の重要な生乳生産基盤であると考え、恵庭工場では、北海道の豊富で良質な生乳を用いた牛乳の生産を開始した」と新設の背景を述べた。また、設立の目的は、牛乳生産体制の強化、牛乳の価値向上による事業の競争力強化であるとし、「それにより北海道の酪農家の皆様とともに日本の酪農乳業の持続的発展に貢献していきたい」と述べた。
次に、多田雅樹恵庭工場長が、新工場の概要、稼働ラインと生産商品、新工場における取り組みを説明した。同工場の生産品目は牛乳のみで、生産能力は年間約8万7000kl。工場屋上にソーラーパネル1492枚を設置し年間44万6000kWhを発電する。またコージェネレーションシステムの導入で年間420万kWhを自家発電しCO2排出の削減も図るとともに、停電時も必要な電力を供給する。さらに節水として既存工場比約3割削減にも取り組むとし、「新たな技術、情報技術の活用により、高い生産性の実現、環境に配慮した工場を目指す」と述べた。
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