「乳和食」弁当を商品化

2014 年 8 月 19 日

Filed under: — maetomo @ 11:27 AM ニュース

Jミルクは健康食の通販事業者である株式会社ファンデリーと共同で、乳和食弁当を開発した。この弁当は9月1日から、ファンデリーが提供する健康食の通販サイト「ミールタイム」を通じて販売される。今回発売されるのは、「鯖のミルク味噌煮セット」「マイルドマーボーセット」の2メニュー。いずれも塩分2g未満に抑えられている。監修は乳和食の考案者である、料理家で管理栄養士の小山浩子氏。
乳和食は牛乳を調味料として使うことで減塩を図る料理方法。牛乳が持つうま味とコクによって、和食のおいしさを損なうことなく塩分過多になりがちな調味料を減らすことができ、かつカルシウムなど不足しがちな栄養素を補い、栄養バランスを整える。

いのちや食の大切さを伝えるために

2014 年 8 月 11 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 2:30 PM ニュース

一般社団法人中央酪農会議および酪農教育ファーム推進委員会は、8月8日都内で、酪農教育ファーム全国実施研究会議を開催し、全国から酪農教育ファームファシリテーター(酪農家)や教育関係者などが集まった。
本会議第一部では、酪農産業の今日的課題とその背景について中央酪農会議より発表があった。また、岐阜県関ヶ原町立今須中学校の藤井健太郎氏は、中学生に牛乳や酪農の価値について、「いのち」「社会」「未来」とのつながりを通して伝えるために制作された指導者教材「Milk Life」について解説した。
オフィスラ・ポートの松原明子代表は、一頭の乳牛と酪農家との心の交流を通した物語を通して、いのちや食の大切さを伝えることを目的に制作された絵本「うしのティアラ」について、制作の意図や活用法などを解説した。
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第二部では参加者によるグループディスカッションが行なわれた。絵本「うしのティアラ」と中学生向け指導者教材「Milk Life」の印象や、酪農家・学校教育関係者それぞれの立場から、これらの本の活用方法などについて意見交換が行なわれた。

震災・原発事故で命を落とした家畜を弔う

Filed under: — maetomo @ 11:09 AM ニュース
福島県南相馬市で開かれた被災家畜慰霊祭

福島県南相馬市で開かれた被災家畜慰霊祭

福島県・被災家畜慰霊祭

 福島県被災家畜慰霊祭実行委員会は8月10日、福島県南相馬市で被災家畜慰霊祭を行なった。福島県内の畜産農家や畜産関係者、行政、県議会議員ら多数が参列した。
慰霊祭は、東日本大震災および東京電力福島第一原子力発電所の事故によって、畜主が避難を余儀なくされて給飼すらできずに餓死したり、政府指示の下に行なわれた安楽死処分、離れ蓄の交通事故などで使命を全うできずに命を落とした多くの家畜に哀悼の誠をささげるために開かれた。
慰霊祭では、福島県酪農業協同組合の但野忠義組合長が、「明日(8月11日)で震災から3年5カ月を迎える。しかし、一部地域を除いて、いまだに帰る見込みが立たない。残念で悔しい思いだ。いつの日か、相双(相馬・双葉)の地で緑豊かな農場を取り戻し、気持ちを奮い立たせ、資源循環型農業を復興させたい」と主催者挨拶で述べた。

家畜防疫対策支援サービス開始:ALSOK

2014 年 8 月 4 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 9:30 AM ニュース

ALSOKは、都道府県や畜産農場などの畜産関係者に対し、高病原性鳥インフルエンザや口蹄疫等の家畜伝染病の発生に備え、また発生時の蔓延防止を支援する「家畜防疫対策支援サービス」の提供を8月1日より開始した。内容は下記のとおり。

【提供するサービス内容】
1.畜産農家等関係者間の情報共有システム
:携帯電話やPCメールを使った日常のコミュニケーションと、伝染病等発生時の情報収集・管理システムの提供。
2.防疫作業支援
:消毒ポイントの設置から運営に関わる業務。発生農場への立ち入り制限、周辺道路における通行・移動制限に関わる業務。
3.対策本部支援
:発生から終息までの業務情報管理システムの提供。

乳和食の提供:農林水産省

2014 年 8 月 1 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 5:00 PM イベント,ニュース

農林水産省は8月4~8日の間、保護者や子ども達など一般の方々を対象に、ヘルシーで美味しい減塩料理である乳和食を紹介する。
同省では、8月6~7日に開催する「子ども霞が関見学デー」に合わせて、同省内の和食カフェテリア「手しごとや 咲くら」にて乳和食を提供する予定。

日時:8月4~8日 ランチタイム11:30?14:30
場所:和食カフェテリア「手しごとや 咲くら」(農林水産省 北別館1階)
提供メニュー:かぼちゃのミルクそぼろ煮、ミルクみたらし団子

8月の営農技術対策―北海道農政部

Filed under: — djito @ 6:16 AM ニュース

北海道農政部 生産振興局 技術普及課は、8月の営農技術対策を発表した。

家畜飼養における「今月の重点項目」は以下。
・暑熱ストレスを軽減するため、換気や送風、遮光などによる牛舎内の温度・湿度対策を徹底する。
・嗜好性、消化性の高い良質粗飼料を給与するとともに、塩分やミネラルの給与に留意する。
・給水施設の管理を徹底し、清潔な水をいつでも十分に飲める状態を保つ。
・発情予定牛のピックアップと観察強化で、発情の見逃しを防ぐ。
・疾病予防のため、農場内外の衛生対策を徹底する。

乳牛においては、「飼料給与」として、以下の注意を呼びかけている。

ア 乳成分率が最も低下する時期であり、乾物摂取量の低下防止とルーメンの発酵を安定させるため、嗜好性や消化性の高い良質な粗飼料を給与する。

イ 飼槽を清潔に保ち、採食量の低下を防ぐとともに、飼料の給与時間(涼しい時間帯)、給与回数、こまめな掃き寄せなどにより、乳牛の採食意欲を高める。

ウ 粗飼料の喰い止まりやルーメンアシドーシスの発生を予防するため、重曹(炭酸水素ナトリウム)などを給与する。

エ 暑熱時に要求量が増えるカリ・ナトリウム・マグネシウムなどのミネラル類を増給するとともに、ビタミン類を補給し免疫力を高める。

オ MUNなどの乳成分データを常にチェックし、給与飼料の過不足や栄養バランスに留意する。

カ 給水設備の吐水量の確認、清掃をこまめに行ない、いつでも新鮮な水が十分飲めるように管理する。

キ サイレージなどの発酵飼料は発熱、カビなどによる変敗に注意する。水平型サイロやタワー型サイロでは取り出し方法、幅・深さ(15~20cm以上)に留意し、取り出し断面に日光が当たる場合はシートを被せ変敗を最小限に防ぐ。

他にも、「暑熱対策」「質管理」「繁殖管理」「放牧牛管理」「衛生的乳質の管理」「農場の衛生管理」についても注意点をまとめている。

詳しくは、北海道農政部 生産振興局 技術普及課のホームページへ。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ns/gjf/index.htm

分科会に分かれて意見交換―北海道TMRセンター連絡協議会

2014 年 7 月 31 日

Filed under: — djito @ 7:38 PM ニュース

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北海道TMRセンター連絡協議会(近藤三男会長)は7月31日、札幌市内で「第7回 夏期研修会」を開催した。
道内のTMRセンター会員はじめ、関係機関、関連企業などから約200人が参加した。
今回の研修テーマは「良質自給飼料確保に向けた生産技術の向上を目指して」。

初めに、農水省畜産振興課の松本賢英課長補佐が「飼料をめぐる情勢」について報告。
その後、「土地・生産」「飼料」「機械」の三つの分科会に分かれて、それぞれで講演、賛助会員である関連会社からの技術・商品紹介、そしてディスカッションが行なわれた。

土地・生産分科会の討論では、リードカナリーグラスの寝ワラ利用、簡易草地更新機械の導入、コーン畑のシカ対策、草地更新時のペレニアルライグラスやオーチャードグラスの播種量、糞尿処理などが話題となった。

飼料分科会の討論では、乳酸菌、アルファルファおよびオーチャードグラスの利用、バンカーサイロの踏み込み、コントラのオペレーター、夏場のTMRの変敗と添加剤などが話題となった。

機械分科会の討論では、高性能で高価な作業機械が実作業に見合っているか、作業前後に機械を点検整備することの重要性、作業機械の基本構造を理解していないがゆえの故障、冬期間に機械会社で修理技術を研修することの有効性などが話題となった。

生乳生産量の低下を最小限に:Jミルク

2014 年 7 月 24 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 4:00 PM ニュース

一般社団法人Jミルクは、7月24日都内で、平成26年度上期の生乳及び牛乳乳製品の需給見通しと当面する課題についての記者会見を行なった。

Jミルクの前田浩史専務理事は「生乳生産は依然として減少基調が続いており、結果的に需給全体がひっ迫基調となっているが、極端な混乱があるとは思っていない。ただ、今後夏場に向けて、暑い日が続くことが予報されているため、今回の見通しは、とくに8月9月の飲用の需要の最盛期に向けて需給がどうなるか予測し、お伝えしたい」と挨拶で述べた。

会見によると、平成26年度上期の地域別生乳生産量は、北海道193万1000t(前年比98.1%)、都府県176万4000t(同96.7%)、全国で369万5000tと見込まれる。
都府県の生乳需給について、26年度上期においては、都府県における生乳供給量の減少が、牛乳等向処理量の減少を上回って推移すると見込まれることから、北海道からの生乳移入量(道外移出量)は、前年を上回って推移するものと見込まれる。

Jミルクは「26年度上期の生乳生産は、引き続き前年を下回ることが予測されており、とくに夏季においては天候や気温の影響によって生乳需給は予想を超えるひっ迫の可能性もある。そのため、酪農乳業関係者は引き続き生乳生産動向を注視するとともに、暑熱対策や飼養管理対策の徹底等により生乳生産量の低下を最小限に留める対策を講じていくことが必要である」と投げかけた。

新たな復興牧場

2014 年 7 月 23 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 6:00 PM ニュース

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福島県酪農業協同組合は7月22日、福島市内で、「復興牧場事業計画」にかかる記者会見を行なった。原発事故から3年以上が経過したが、福島県全体で営農を再開した被災酪農家はわずか13戸のみであり、いまだに63戸の酪農家が避難休業を強いられている。
会見によると、福島県酪農協は、大規模・協同経営による低コスト生産、労働条件の改善を図りつつ、福島県の生乳生産基盤の回復を図るため、「復興牧場構想」を計画し、避難休業中の酪農家を中心に参加を呼びかけた。その結果、5戸が復興牧場構想に共鳴し、平成26年4月に共同経営組織(株)フェリスラテを設立し、現在酪農再開に向けて準備を進めている。この復興牧場は酪農後継者や新規就農者への酪農経営・技術向上を目的とした研修機会も提供するとのこと。

【(株)フェリスラテの概要】
経営主体:農業生産法人・(株)フェリスラテ
役員:避難休業酪農家5名
労働体制:役員5名、社員6名(募集)、パート7名(募集)の計18名でのシフト勤務を予定
経営規模:飼養頭数580頭(搾乳頭数500頭規模、育成牛は預託し外部育成)、生乳生産量5000t/年を目指す
飼料生産:近隣農地の借地により自社での堆肥供給と自給飼料の生産を予定

最優秀賞に高橋実さんと野口弘子さん:酪農青年女性発表大会

Filed under: — Yayoi Uruno @ 4:00 PM ニュース
山形県の高橋実さん

山形県の高橋実さん

栃木県の野口弘子さん

栃木県の野口弘子さん

全国酪農青年女性会議および全国酪農業協同組合連合会は、7月17・18日、仙台市内で、第43回全国酪農青年女性酪農発表会を開催した。
酪農経営の部、酪農意見・体験発表の部で、それぞれ6名ずつ発表が行なわれた。その結果、酪農経営の部では「牛と共に歩む魅力のある酪農経営を目指して」を発表した山形県の高橋実さんが最優秀賞に選ばれた。また、土地制約の厳しい都府県、その中でもとくに野菜作の産地において、工夫次第で飼料自給率100%を実現できると実証した渡会智花さんの発表、「愛知で北海道―キャベツ産地で粗飼料自給率100%―」に対して、審査員一同から特別賞が授与された。
酪農意見・体験発表の部では、酪農との関わり、周囲とのつながり、活動の広がり、目標と夢の実現これらすべてを満たしているとのことで、「夫と共に…仲間と共に…夢に向かって…走っています♪」を発表した栃木県の野口弘子さんが最優秀賞に選ばれた。

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