総合消毒システム施設が完成――アクト

2015 年 1 月 17 日

Filed under: — djito @ 10:19 AM ニュース

株式会社アクト(北海道帯広市、内海洋社長)は、人体に付着した細菌やウイルスを殺菌、除去するとともに、室内空間を消毒する総合消毒システムを開発し、ジェネティクス北海道・十勝清水種雄牛センター(北海道上川郡清水町)の種畜管理棟に設置した。

この総合消毒システムは、人が種畜管理棟に出入りするときに消毒する装置。
まず最初に靴の消毒、次に手や口腔内を洗浄、消毒し、さらに消毒液を微細化して噴霧することにより室内に浮遊している細菌やウイスル、臭いや有害物質を吸収し落下させるとともに、衣類に付着した細菌やウイスルも消毒する。

なお同施設は平成23年に極寒期に車両の消毒、洗浄が可能な車両消毒装置を設置しており、同センターに出入りする人、家畜と車両まで、すべて一貫して消毒殺菌される。

同社は、この総合消毒システムの設置、稼働に合わせて、1月23日(金)の13時30分から、ジェネティクス北海道・十勝清水種雄牛センターで現地説明会を実施する。
●問い合わせ
株式会社アクト TEL 0155-41-4510

27年度乳価決着――ホクレン

2015 年 1 月 10 日

Filed under: — djito @ 8:16 AM ニュース

ホクレンは1月9日、平成27年度用途別原料乳価について、大手・中堅乳業者16社と以下の内容で決着した。

●飲用向け:+3円(2.6%)
●はっ酵乳等向け:+3円(3.5%)
●脱脂粉乳・バター等向け:+2円(2.8%)
●チーズ向け
 ゴーダ・チェダー向け:+5円(7.9%)
 その他向け:+5円(8.2%)
●生クリーム等向け
 生クリーム:+3円(3.8%)
 脱脂濃縮乳:+3円(4.1%)
●その他向け:+3円(3.2%)
※単位はkg当たり、カッコ内は現行価格からの引き上げ率。

平均乳価(プール乳価)は3円60銭/kg引き上げとなる。
この改定は平成27年4月1日取引分から行なわれる。

「第47回 宇都宮賞」表彰者決定

2015 年 1 月 9 日

Filed under: — djito @ 5:16 PM ニュース

宇都宮仙太郎翁顕彰会は1月9日、本年度「第47回 宇都宮賞」の表彰者を、以下のとおりに決定した。
表彰式は翁の命日にあたる3月1日に札幌市で開催される。

【酪農経営の部】上士幌町・小椋幸男氏(63歳)
有限会社ドリームヒル・代表取締役。平成15年に同世代の仲間と、今後は後継者対策や労働力不足、さらには地域の過疎化が進むなかでの将来の生産減少が必至であることを予測。規模拡大による生産性の向上による地域の核となる生産法人の設立が必要との考え方が一致し、有限会社ドリームヒルを設立した。

【酪農経営の部】小清水町・藤原正博氏(64歳)
有限会社 藤原牧場・代表取締役。優れた土作りに取り組むなかで、土壌内の放線菌の重要性に着目し、試行錯誤した結果、糞尿や牛舎内の臭気抑制、堆肥の発酵促進およびサイレージの良質発酵などの特徴を持つ、放線菌を主体とする微生物資材の独自開発に成功した。

【酪農指導の部】大樹町・伏見悦夫氏(74歳)
大樹町長。農業の担い手の育成確保を図ったほか、農協と協力し、生乳増産対策として搾乳牛の増頭や畜舎の改善などに対する独自の補助を実施し、平成11年には7万2000tであった生乳生産を平成21年には9万tを超えるまでに引き上げるなど、生乳増産とともに一貫して地域の基幹産業である酪農生産基盤の強化に取り組んだ。

酪農乳業の課題解決に三つの取り組みを

2015 年 1 月 6 日

Filed under: — maetomo @ 5:02 PM ニュース

乳業13団体合同賀詞交歓会

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日本乳業協会など乳業13団体は1月6日、都内で合同賀詞交歓会を開催した。酪農乳業関係者ら多数が参加した。
開会に際し、日本乳業協会の川村和夫会長は挨拶で、「昨年はアベノミクスで株高や輸出産業の好決算が伝えられて世間一般は好況に沸いたが、酪農乳業界は世間とはかけ離れた一年だったように感じる」と昨年の酪農乳業界の景気状況について述べた。 (more…)

CAGがDFトラクター販売開始

Filed under: — admin @ 10:00 AM ニュース

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(株)コーンズ・エージーは1月5日、SAME DEUTZ-FAHR(サーメドイツファール)社と、DEUTZ-FAHR(ドイツファール)トラクター販売における総代理店契約を締結し、従来より取り扱っていたランボルギーニトラクターに加え、ドイツファールトラクターの販売を開始した。これにより、コーンズ・エージーは、ドイツファール製品の販売およびサポートなど、すべての業務を引き継ぐことになった。
今後は、両社の緊密な協力をもとに、製品の提供ならびに、より一層のサービス充実を図っていくとしている。

家畜改良センター「今年の10大ニュース」

2014 年 12 月 26 日

Filed under: — admin @ 11:43 AM ニュース

家畜改良センターは12月25日、平成26年度の業務において、「家畜改良センター10大ニュース」として発表した。それらは以下のとおり。

1.ホルスタイン種雄牛遺伝的能力評価1位選抜
センター生産のホルスタイン種雄牛「NLBC ペリクレース オーソン ET」が8月の遺伝的能力評価(総合指数)において、第1位で選抜。これは、センター生産の種雄牛では、6年ぶりの第1位となり、初登場での第1位はセンター初。

2.肉質や肉量に優れた「勝忠福」など黒毛和種の種雄牛が上位選抜
センター生産の黒毛和種種雄牛3頭が(「勝忠福」「北晴茂」「幸忠栄」)、産子の肥育成績を調べる現場後代検定において選抜。

3.体外受精卵により作出された褐毛和種の種雄牛が初めて選抜
体外受精卵を活用して作出した褐毛和種の種雄牛「菊鶴ETI」が、現場後代検定において選抜。体外受精卵活用で生産された種雄牛が基幹種雄牛として選抜されるのは初。

4.龍軍鶏ごろうの試験販売に向けた生産を開始
「龍軍鶏(たつしゃも)ごろう」の試験販売に向けた生産を開始。「龍軍鶏ごろう」は、新しい日本の鶏を目指して開発した新品種。

5.ホルスタイン種の繁殖形質の遺伝的能力評価を開始
近年のホルスタイン種の繁殖性低下(受胎率等)を、遺伝的に改良するため、雌牛の受胎率と、分娩してから受胎するまでの日数(空胎日数)をもとに種雄牛の繁殖形質の遺伝的能力評価を開始。 (more…)

酪農学園の学生が育てた短角牛を使ったハンバーグ

2014 年 12 月 12 日

Filed under: — djito @ 2:29 PM ニュース

酪農学園大学(北海道江別市)の肉牛農場では、約60頭の黒毛和種や日本短角牛種などを飼育している。
ビール粕やふすま、小麦など、地域にある飼料を有効活用しながら、肉質の良い牛の飼育について研究している。

このたび産学連携の取り組みとして、札幌市のハンバーグレストラン「竈(かまど)円山」(http://kamado.info)の協力により、同農場の短角牛2頭分のひき肉を使った炭火焼ハンバーグが、同店の本店と千歳空港店で提供されることになった。
販売開始は12月15日からで数量限定。

「学生達にとっては、自分達が育てた牛の肉が、どこでどのように消費者に提供されるのか、肉の評価はどうなのか、などを把握し、それらを研究にフィードバックする良い機会となる」としている。

第1位はNTP+4118で、キングスランソム B ルーブル

2014 年 12 月 4 日

Filed under: — admin @ 4:43 PM ニュース

上位10位

家畜改良センターは、インターブルが行なった2014-12月国際評価結果に基づいて、乳用牛評価報告2014-12(海外種雄牛)をとりまとめ、公表した。
この評価報告には、総合指数(NTP)の上位40位が記載されている。
詳しくは、家畜改良センターHPをご覧ください。なお、同HPでは、評価結果をダウンロードできる。

米国大豆の今:アメリカ大豆協会

2014 年 11 月 19 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 3:00 PM セミナー報告,ニュース

11月17~18日都内で、アメリカ大豆協会による「第30回米国大豆バイヤーズ・アウトルック・コンファレンス」が開催された。18日は、油・飼料業界関係者らを対象に、「米国大豆生産者からの約束」デイビット・ポッペンス氏(アメリカ大豆協会ディレクター)、「大豆と健康」マーク・メッシーナ氏(ロマリンダ大学公衆衛生学部栄養学科非常勤准教授、ニュートリションマスターズ社社長)、「大豆ミールの品質における熱処理の影響とその評価方法」橋澤義憲氏(アメリカ大豆輸出協会 AUマーケティングマネージャー)、「世界の油糧種子、油、油かす類のマーケット概要」トーマス・ミルケ氏(Oil World社専務理事)、「2014年度産米国大豆の品質報告(一般大豆)」セス・ネイブ氏(ミネソタ大学作物学植物遺伝学部准教授)の五つの報告があった。

報告によると、2014年の米国産大豆生産量は1億700万tで、2013年より17%増加した。品質としては、2014年産の大豆は蛋白質が低めだが、油分は平均的であるとした。世界での大豆生産量は今後さらに上昇、そのほかの油糧種子については縮小するとのこと。また大豆ミールにおいては中国が最大の消費国となっており、今後も中国での大豆ミールの消費は伸びるであろうとした。

「アグリビジネス創出フェア2014」開催

2014 年 11 月 14 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 5:00 PM イベント,ニュース

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農林水産省は11月12~14日都内で、「アグリビジネス創出フェア2014」を開催した。本フェアは産学各機関が農業分野における最新の技術を持ち寄り、交流することを通じて新しい時代の農業ビジネス発展を目的とした技術交流・展示会となる。今回出展者数は「生産ゾーン」44団体、「食ゾーン」43団体、「環境ゾーン」17団体、「地域ゾーン」19団体、ほか15団体の多数の出展にもなった。酪農関係では生産ゾーンにて、オリオン機械(株)が最新マルチボックス搾乳ロボット「エムアイワン」2ボックスを展示。シングルボックスから最大5ボックスまで経営規模に応じてユニットを増やすことができる画期的な搾乳ロボットは、関係者らの興味を集めていた。このほか、温度管理や養分など作物生育に必要な環境条件を制御することで、一定管理のもとに効率良く生産ができるシステムなど、斬新なシステムが多数展示され、これからの農業技術スタイルの方向性が見受けられた。

 

 

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