宇都宮賞の表彰者決定―無量谷稔氏・竹山幸雄氏・内田喜久男氏

2016 年 1 月 8 日

Filed under: — djito @ 3:44 PM ニュース

宇都宮仙太郎翁顕彰会(北良治理事長)は1月8日、「第48回宇都宮賞」の表彰者を以下の3氏に決定した。

●酪農経営の部無量谷稔氏(幌延町)
乳牛飼養頭数135頭(経産牛85頭)。高品質な牧草と栄養価の高いデントコーンの生産・給与によって、高泌乳を維持する一方で、乳飼比を34%から24%まで改善・向上させている。

●酪農指導の部竹山幸雄氏(豊頃町)
豊頃町農協の家畜人工授精師として長年にわたり高能力種雄牛の選定や受胎率の改善と向上に努め、組合員の経営の安定・向上を図ってきた。平成16年から26年までは北海道家畜人工授精師協会会長を務めた。

●乳牛改良の部内田喜久男氏(枝幸町)
乳牛飼養頭数116頭(経産牛61頭)。平成27年8月の遺伝評価は、牛群全体の総合指数の平均がプラス1897で上位1%以内にランクインするなど、わが国のインデックス界をリードしている。

表彰式は翁の命日に当たる3月1日に札幌市内で行なわれる。

酪農乳業は価値を競う時代に

2016 年 1 月 6 日

Filed under: — maetomo @ 3:29 PM ニュース

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日本乳業協会など乳業13団体は1月6日、都内で2016年合同賀詞交歓会を開催した。酪農乳業関係者1000名が2016年のスタートを祝った。
開会に際し日本乳業協会・川村和夫会長は挨拶で「昨年はTPP大筋合意などがなされるなど酪農乳業にとって厳しい年であったが、一方で光明を見い出した年でもあった」と振り返り、生乳生産が1%弱の増産に転じたこと、価格改定が行なわれてもなお、数量ベースで牛乳消費がプラスに動いたことなどを紹介した。
そして、2016年も引き続き酪農乳業がプラス志向でいくために、「酪農乳業の価値を業界自らが再確認すること」「酪農乳業が一体となって課題解決に当たること」「安全安心こそがすべての礎であること」の3点を意識することが大切だとした。このなかで川村会長は、「海外乳製品は本当に脅威なのだろうか。国産乳製品のニーズは極めて高く、ユーザーに価値は理解されている。なぜ怯え、不毛な価格競争が行なわれるのか。これからは価格ではなく、価値を競うよう変わらなければならない」と話し、国内の酪農乳業が外圧でつぶれることはないと強調した。

乳用牛への黒毛和種交配割合、都府県52.5%

2015 年 12 月 28 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 10:30 AM ニュース

※日本家畜人工授精師協会HPより

※日本家畜人工授精師協会HPより


日本家畜人工授精師協会は12月25日、平成27年第3四半期(平成27年7~9月期)の乳用牛への黒毛和種の交配状況を公表した。これによると、黒毛和種の交配割合は全国で35.8%となり、33.9%であった前期より1.9ポイント増加、35.1%であった前年同期より0.7ポイントの増加となった。また北海道では21.1%(前期より0.3ポイント減少、前年同期より0.1ポイント増加)、都府県で52.5%(前期より4.4ポイント増加、前年同期より1.5ポイント増加)となった。

「北海道家畜アミノ酸研究会」第3回研修会開催案内

2015 年 12 月 21 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 4:53 PM セミナー開催案内,セミナー開催告知,ニュース

                    
北海道家畜アミノ酸研究会は、2月に秋田市で開催される「平成27年度日本獣医師会獣医学術集会年次大会」の関連集会として、同研究会の第3回研修会を開催する。
【日時概要】
日時:2月28日13:00~16:00(12:45開場予定)
会場:秋田キャッスルホテル4階矢留の間(第8会場)
参加費:無料(事前登録は不要だが、学術集会への参加が必要)
【主な内容(敬省略)】
シンポジウム(座長:鈴木 一由(酪農学園大)):「アミノ酸を理解して使う」
講演1:「アミノ酸の生理学的活性を理解する―各種アミノ酸の相互作用―」井上 博紀(日本動物特殊診(株))
講演2:「アミノ酸の利用法を理解する―アミノ酸栄養から製剤まで―」春野 篤(味の素(株))
事例報告(座長:芝野 健一(帯畜大)):「黒毛和種肥育牛へのL-アルギニン給与事例」松田 敬一(NOSAI宮城)

※研修会に関する問い合わせは事務局(酪農学園大学 鈴木 一由 TEL 011-388-4702)まで。
※2月28日18:00より会場近辺で情報交換会の開催を予定(会費制)。準備の都合上、参加希望者は下記まで連絡を。連絡先:あすかアニマルヘルス(岡田)TEL 03-5909-0450 FAX 03-5909-0470
E-mail:AAH-info@aska-animal.co.jp

仕事の質と精度を高めるセミナー サツラク青年同志会

2015 年 12 月 12 日

Filed under: — djito @ 5:51 PM ニュース

サツラク

サツラク農協のサツラク青年同志会(川口谷仁会長)は12月12日、札幌市の本所で「仕事の質と精度を高めるためには具体的に何が必要なのか?」をテーマとした講習会を開催した。
講師は、農場コーチングで知られる山本浩道獣医師(宮崎県)。

講習会は、グループワークという参加型セミナーというスタイル。
各班に模造紙が配られ、そこに問題点や課題、考えていることなどを、参加者同士が話し合いながら書き落としていく「マッピング」という手法で行なわれた。

具体的には、紙の中心に「質と精度を高める」と書き、その周囲に「できない理由」「技術」「仕組み」「コミュニケーション」「意欲」「意識」と放射状に書き入れ、それぞれについて参加者が話し合いながら、実情や今までに行なってきたこと、今後やりたいことなどを書き落としていくというもの。

最後に、各班が、書き込んだマッピングを掲示して、話し合った内容を紹介し合った。
・目標をクリアしたらボーナスがもらえる仕組みがあればいい。
・家族同士でも「ありがとう」と言うと、がんばろうという気持ちになる。
・収益を上げることを共通目標としたミーティングが必要。
・ホウレンソウ(報告・連絡・相談)がきちんとできる職場にする。
・経営主と従業員の連帯感を深めたい。
・子が親に指示したいときには「申し訳ないけど」「ちょっとお願いしたいんだけど」と言うとスムーズにいく。
—-などの報告に参加者は興味深く聞き入った。

牛の最適管理をクラウドと人工知能で実現するウェアラブルデバイス「Farmnote Color」を発表 ファームノート

2015 年 12 月 7 日

Filed under: — djito @ 6:05 PM ニュース

スマートフォンやパソコンでの牛群管理ソフト開発・販売を手掛ける株式会社ファームノート(北海道帯広市、小林晋也社長)は、クラウドと人工知能を活用して、最適な牛の飼養管理を実現するウェアラブルデバイス「Farmnote Color」を発表した。

ウェアラブルデバイスとは、腕や頭部など、身体に装着して利用することが想定された端末(デバイス)のこと。
「Farmnote Color」は牛群管理システム「Farmnote」と連携した牛用のウェアラブルデバイス。
「Farmnote Color」は牛の首に装着して活動データをリアルタイムに集取する。
「Farmnote Color」がゲートウェイを通じて牛の活動データをクラウドに保存し、人工知能が解析した牛の状態、例えば、発情や疾病徴候をスマートデバイスに通知することで最適な飼養管理を実現できる。

事前注文受付開始は2016年3月1日、発売日は2016年6月1日を予定している。
詳しくは以下へアクセス。
http://farmnote.jp/color/index.html

「近未来の酪農経営に備える~10年後のための酪農経営戦略~」全酪連 酪農セミナー2016/ワークショップ2016 開催案内

2015 年 12 月 2 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 6:00 AM セミナー開催案内,ニュース

 全酪連は2016年1~2月に、全国6会場にて全酪連酪農セミナー(平成27年度)を開催する。今回はコーネル大学名誉教授ラリー・E・チェイス博士を講師として招き、将来の酪農産業へ向けたメッセージに主眼を置いた「酪農現場に重要な技術(考え方)」という内容のセミナーを予定。また研究者・指導者を対象とした「次世代の農場現場指導のあり方」と題したワークショップも開催する予定。詳細は下記のとおり。

【日時・場所】
1月25日:熊本セミナー(火の国ハイツ)
1月28日:帯広セミナー(ホテル日航ノースランド帯広)
1月29日:全酪連ワークショップ(ホテル日航ノースランド帯広)
2月1日:岡山セミナー(岡山国際交流センター)
2月3日:名古屋セミナー(名古屋逓信会館)
2月5日:仙台セミナー(フォレスト仙台)
2月8日:那須セミナー(ホテルエピナール那須)
※各会場とも開会10:00、閉会16:00

【参加費】
1名5000円(テキスト・昼食代含む)

【対象】
酪農家・組合役職員・公的指導機関、研究者・獣医師・コンサルタント

【セミナー内容】
第1章 酪農産業の過去・現在・未来
第2章 農場経営
第3章 乾乳牛と子牛
第4章 高泌乳牛群の飼養管理

※お申し込み・お問い合わせは、最寄りの全酪連支所まで。

日本ならではのチーズを

2015 年 11 月 25 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 9:08 AM イベント,ニュース

二次審査の様子

二次審査の様子


最終審査の様子

最終審査の様子


受賞者の皆さん

受賞者の皆さん

一般社団法人中央酪農会議は11月24日、都内で第10回ナチュラルチーズコンテストを開催した。同コンテストは国産ナチュラルチーズの製造技術の向上と消費拡大を目的としたもの。今回は第10回を記念してフランスのチーズ製造技術者のイブ・マンソン氏の特別講演も行なわれた。また、審査・表彰式のほか、全国のチーズ工房から出展されたチーズが試食できる展示試食会も行なわれた。
今回の出品総数は148作品。そのうち三次審査で金賞10作品が選ばれ、最終審査により上位5賞が決定された。
受賞者および受賞作品名は以下のとおり。

【賞タイトル:受賞者名「受賞作品名」】
農林水産大臣賞:有限会社 エイチ・アイ・エフ「大きなチーズ」
農畜産業振興機構理事長賞:有限会社ハッピネスデーリィ「森のカムイ」
中央酪農会議会長賞:株式会社 箱根牧場「水牛乳で造ったリコッタ」
審査委員特別賞:有限会社 ランランファーム「牛鐘(カウベル)」
審査委員特別賞:有限会社 那須高原今牧場「りんどう」

チーズオフィス・ムー代表の村山重信審査委員長は「酪農家の皆さん達には今日の審査を励みにして、世界に羽ばたく作品を作っていただきたい。今日何より嬉しかったことは、他の国にはない作品に挑戦したいというトライアル部門から入賞作品が出たこと。ぜひ世界にはない、日本ならではの新しいチーズ作りに挑戦してほしい」と審査総括および感想を述べた。

現場での改善が最終目的:乳用牛ベストパフォーマンスセミナー

2015 年 11 月 20 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 4:00 PM セミナー報告,ニュース

一般社団法人家畜改良事業団は、11月19日、乳用牛ベストパフォーマンスセミナーを開催した。開会の挨拶で家畜改良事業団の信國卓史理事長は「今回のセミナーには広範囲の地域から、さまざまな職種の方々に出席いただいている。それぞれの持ち場で酪農の生産性の向上、生乳の増産に向けた取り組みを強化しようという強い気持ちの表れだと大変頼もしく感じる。この会議の最終目的は、ここで取り上げられることがきちんと現場に降ろされ、現場でそれぞれの改善が図られることである」と、同セミナーへの想いを述べた。また「牛群検定は酪農経営の技術的な向上を果たすうえでなくてはならないもの。経営の改善を図ろうとしたとき、それを阻害している問題は何かと言うことをきちんととらえることが出発点となる。そういう情報を提供する宝の山が牛群検定であろう」と今年で40周年を迎えた乳用牛群検定について述べた。

第一部では、畜産・飼料調査所御影庵の主宰、阿部亮氏が「乳用牛のベストパフォーマンス実現のために」と題して基調講演を行なった。阿部氏は酪農家戸数の減少、乳牛頭数の減少、生乳生産量の減少など日本酪農の趨勢をあげ、「現在のトレンドのままいくと、酪肉近の目標年度平成37年には乳製品向けの乳量が非常に少なくなってしまう」と指摘した。「現在の日本の乳牛は平均的に長命連産とは言えない。しかし経産牛1頭当たりの乳量が増加しているため、淘汰・廃用牛をいかに減らすかで変わってくる。また繁殖成績のバラつきの平準化、暑熱対策の実施、以上三つの改善が必要となる。現在のトレンドから脱却することができれば日本の酪農技術はもっと改善の余地があり、生乳生産の拡大に向かって新たな展望が開ける」と述べた。

第二部では、ベストパフォーマンス実現セミナーの優良事例、また乳用牛群検定40周年記念として、優良農家部門で栃木県の高瀬賢治氏、長野県の前田勉氏が、指導部門で鳥取県大山乳業農業協同組合の今吉正登氏が発表・表彰された。
第三部では帯広畜産大学の木田克弥教授が「乳用牛における繁殖成績王城のための飼養管理」を、北海道酪農検定検査協会の田中義春参与が「酪農現場における飼養管理指導の実際」を講演した。その後各講演者とホクレン農業協同組合連合会の吉田英雄氏、全国農業協同組合連合会の内田江一郎氏でパネルディスカッションが行なわれた。
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現場の疑問を丁寧に調査――北海道家畜人工授精師技術研修大会

Filed under: — djito @ 12:24 PM ニュース

北海道AI大会

北海道家畜人工授精師協会は11月19・20日、岩見沢市で「第71回 北海道家畜人工授精師技術研修大会」を開催し、全道から家畜人工授精師をはじめ研究者など約240名が参加した。
特別講演の後、26名の家畜人工授精師らが、酪農畜産現場で取り組んできた調査・研究を発表した。

研究発表の表彰は以下のとおり。
【優秀賞】
・「ピーク乳量に応じた授精開始適期の検討」岡田博史(十勝)
・「PGF2α製剤投与時の卵胞所見が受胎率に与える影響」浪岡徹(道南)
・「乳房の乳房下垂度を評価する新しい指標の検討と乳房下垂の要因についての一考察」山下祐輔(上川)
【努力賞】
・「酪農家の繁殖管理を改善するための繁殖診断法の検討」泉大樹(十勝)
【統計処理賞】
・「黒毛和種における在胎日数に関する一考察」川口正人(胆振)
【プレゼンテーション賞】
・「日本一の牛群造り」坂口謙一郎(十勝)
【奨励賞(学生)】
・「直径6mm以上の卵胞から吸引した牛卵子の形態」市毛里奈(石狩)

選考委員長の永野昌志氏(北海道大学准教授)は「農家からの疑問を丁寧に調べてデータを拾い上げてきた努力が伝わってきた」と審査講評した。

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