牛乳月間での消費者向け活動:Jミルク

2018 年 4 月 27 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 9:21 AM イベント,ニュース

Jミルクは、平成30年度も「牛乳の日(6月1日)・牛乳月間(6月)」の期間内に、酪農乳業関係者が業界一体的に牛乳乳製品の価値向上や酪農乳業産業への共感を高める消費者向け活動を推進する。
「愛してミルク?」のテーマで、ロゴは昨年同様。今年は無料で缶バッジ、ステッカー、ポスターを配布し(送料のみ負担)、5月11日締切で現在申込み受け付け中。
また、昨年も実施した「6月1日 World Milk Day(=世界牛乳の日)に、牛乳で乾杯している様子の写真をSNSに投稿しよう」という「ミルクで乾杯!※」のイベントも行なう。今年は、6月1日に限らず、牛乳月間内も行なう。

【参考】
Jミルク「牛乳の日・牛乳月間」特設サイト
http://www.j-milk.jp/worldmilkday/index.html

※GDP ” World Milk Day “特設サイト
https://worldmilkday.org/

【問い合わせ】
一般社団法人 Jミルク
広報グループ 担当:鈴木
TEL 03-6226-6351 FAX 03-6226-6354
h-suzuki@j-milk.jp

春だ! 祭りだ! オークション大会だ! サツラク青年同志会

2018 年 4 月 15 日

Filed under: — djito @ 3:30 PM ニュース

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サツラク農協(札幌市)のサツラク青年同志会は4月15日、石狩管内恵庭市で恒例の「春祭り」を開催し、伝統のオークション大会などで盛り上がった。

この春祭りの発端は、46年前(昭和47年)に第1回目が開催された「遊休農機具セール」にさかのぼる。春を迎え、畑仕事が始まる前に、組合員各自が遊休農機具などを持ち寄り、オークション販売したのが始まり。以後、ガレージセール、春祭りと名称を変えつつも、同農協組合員とその家族、同農協職員、関連企業などが集まり、農繁期前の一日を楽しく過ごす貴重なイベントとして受け継がれている。

開催にあたり黒澤正太郎会長は、「青年同志会役員が一生懸命に企画し、準備してきた。多くのご協力・ご協賛をいただき感謝いたします」と挨拶。その後、協賛企業の展示ブースを巡回しながら提供商品を競りにかける「企業オークション」、同志会が仕入れた飼料添加剤や酪農機器・資材、電化製品など多数の商品を入札や競り販売する「大オークション大会」などが行なわれ盛り上がった。
婦人同志会コーナーでは、からあげの無料提供、縁日コーナー、子ども抽選会などが行なわれ、子ども達も思い出となる楽しい一日を過ごした。

姉歯義宣氏・小岩政照氏・田中牧場に宇都宮賞

2018 年 3 月 1 日

Filed under: — djito @ 5:59 PM ニュース

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既報(DJニュース1月11日)のとおり、宇都宮仙太郎翁顕彰会は3月1日、札幌市内で「第50回 宇都宮賞表彰式」を開催した。
宇都宮賞は、北海道酪農の父である宇都宮仙太郎翁の業績を顕彰し、かつ継承されることを念願し、翁の命日にあたる3月1日に功績者を表彰するもの。

「酪農経営の部」を受賞した姉歯義宣氏(中頓別町)は、「担い手や新規就農者が意欲を持って経営に取り組めるよう地域発展のために尽力していく」と挨拶した。

「酪農指導の部」を受賞した小岩政照氏(江別市)は、「乳牛に思い入れ・愛情、酪農経営に夢・希望・哲学を持っておられる酪農家の皆さんに付き添ってサポートすることが臨床獣医師の仕事だと思っている」と挨拶した。

「乳牛改良の部」を受賞した(有)田中牧場(清水町)の田中辰男氏と松原秀雄氏は、「牛作りに多くの時間・情報・技術を要したが、周囲の皆さんのお力添えで近年、すばらしい乳牛達に恵まれるようになった」と挨拶した。

ゲノミック・妊娠率・Webシステム

Filed under: — djito @ 12:30 PM ニュース

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北海道酪農検定検査協会が札幌市で開催している「検定関連研修会」の三日目(3月1日)は「検定情報活用研修会」で、3題の講演が行なわれた。

大澤剛史氏(家畜改良センター 改良部 情報分析課)は「ゲノミック評価・乳牛改良について」と題して、ゲノミック評価の方法やメリット、国内外の動向などについて解説。酪農家のゲノミック評価の利用方法として、1 牛群内すべての未経産牛のSNP検査を実施、2 上位何%から後継牛を残すかを牛群規模や経営方針などで設定、3 設定に応じて和牛・通常精液・性選別精液を利用、を解説した。

奥啓輔氏(トータルハードマネージメントサービス 獣医師)は「繁殖成績が生産性に与える影響を再考する」と題して、繁殖成績を良くすることで収益がどれだけ増えるかを、事例を基に解説した。そして、繁殖管理の目的は妊娠牛を多く得ることであると強調し、分娩間隔・空胎日数・受胎率の解釈の仕方、妊娠率〔授精率(発情発見率)×受胎率〕を高めるための具体例を紹介した。

橋口昌弘氏(家畜改良事業団 情報分析センター 電算課)は「~牛群検定~ポケカウ/繁殖台帳Webシステムについて」と題して、繁殖台帳Webシステムとポケカウの内容と機能、使い方などを紹介。検定農家はもちろん、検定組合・獣医師・授精師なども利用することで、効率的な酪農家支援が実現可能となることなどを解説した。

酪農経営をシステムとして捉える~ひらかわ牧場~ 北酪検 検定員中央研修会 その2

2018 年 2 月 28 日

Filed under: — djito @ 3:33 PM ニュース

乳検研修会2-2

北海道酪農検定検査協会の「検定員中央研修会」の二番目の講演は、平川賢一氏(桧山管内せたな町、ひらかわ牧場)による「システムとしての酪農経営~乳検データの活用方法~」。

平川氏は2010年に新規就農。経産牛37頭・育成牛23頭、採草地40ha・放牧地10ha、夫妻+雇用スタッフ3人。そして2016年に「農場HACCP認証」を取得した。

同氏はまず、「就農当時はとにかく忙しくて、やるべきことが多すぎて考えている暇がなかった」と当初の悩みを紹介。
そこで頭を切り替え、課題を整理し、課題を解決するために以下に取り組んだ。
・作業を標準化できる機械や装置(ミルカー自動離脱機、粗飼料重量を量るフロアスケール、分娩監視装置など)への投資
・乳検データを用いて経験や勘に頼らない合理的な飼養管理
・業務マニュアルの整備
・牛群検定webシステムを利用した情報共有
・従業員の教育、訓練システムの構築
・追播、簡易更新による植生改善
・牛群改良情報を基にした積極的淘汰とETによる遺伝改良のスピードアップ

また、衛生管理システム、生産のマネジメントシステム、人材教育・育成システムを内容として「農場HACCP認証」を取得し、それにより「経営をシステムとして捉えられるようになった」と語った。

そして、就農当初から変わったこととして、以下をあげた。
・毎日時間に追われることなく、経営戦略を考える時間的余裕ができた
・人を育て、任せることで、休みを取れるようになり、家族と過ごす時間も取れるようになった
・データを活用し、徹底した管理をすることで、1頭当たり乳量も増え、売り上げも年々増え続けている
・経営をシステムとして捉え、それを改善し続けることで、精神的な安心感が生まれ、皆が自分の成長を感じられるようになった
・目標を達成するプロセスがはっきりと理解できるようになり、将来への不安がなくなった

「検定員中央研修会」はその後、丸谷智保氏(株式会社セコマ 社長)が「顧客満足度ナンバーワンを支えるセコマの取り組み」と題して講演した。

潜在性ケトーシスをモニターする 北酪検 検定員中央研修会 その1

Filed under: — djito @ 3:28 PM ニュース

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北海道酪農検定検査協会が札幌市で開催している「検定関連研修会」の二日目(2月28日)は「検定員中央研修会」で、全道の乳検検定員はじめ関係者ら325名が参加した。

まず、及川伸氏(酪農学園大学 獣医学群 獣医学類 ハードヘルス学ユニット・教授)が「乳牛群の潜在性ケトーシスとその対策」と題して、ケトーシスの分類、予防と対策などを講演した。

見た目ではわからない潜在性ケトーシスをモニターすることが重要であるとして、以下のモニター基準を紹介した。
・BHBA(ケトン体)濃度が1.2ミリモル以上
・基準濃度を超える牛が10%いたら警戒レベル
・分娩後3~50日の牛を対象とする
・給飼後4~5時間に採材する
そして、乳中BHBAモニターも利用可能で、4月から北海道乳検に追加されることから、非常に有効なツールとなると語った。

また予防と対策は、分娩後に乾物摂取量を下げない飼養管理をすることであり、そのためには以下のような飼養環境のモニタリングが重要であると解説した。
・採食環境:飼槽スペース、水場、飼料調製
・居住環境:編成、移動、密度、ストール
・検査データ:血液、乳汁、尿
・乳検:ケトン体情報
・関連データ:診療データ、更新データ

《続きは、その2で》

乳検全道平均はM9439kg・F3.95%・P3.35%・SNF8.81%

Filed under: — djito @ 10:18 AM ニュース

北海道酪農検定検査協会は2月28日、平成29年1~12月の年間検定成績(経産牛1頭当たり平均)を公表した。
全道の検定農家戸数は4154戸(前年4256戸)、平均実頭数は80.3(同79.1頭)で、平均乳量は9439kg(同9502kg)、乳脂率は3.95%(同3.94%)、蛋白率は3.35%(同3.34%)、無脂固形は8.81%(同8.79%)、体細胞数は20.8万(同21.3万)、リニアスコアは2.5(2.6)、分娩間隔は426日(同426日)だった。

地区別の平均乳量は、石狩9913kg、空知9212kg、上川9813kg、後志8699kg、桧山8475kg、渡島8710kg、胆振9356kg、日高9122kg、十勝9948kg、釧路8910kg、根室9039kg、網走9863kg、宗谷9020kg、留萌8728kgだった。

乳量階層別戸数は、1万1000kg以上が344戸(構成比率8.3%、前年400戸)、1万kg代が798戸(同19.2%、840戸)、9000kg代が1085戸(同26.1%、1099戸)、8000kg代が959kg(同23.1%、961戸)、7000kg代が634戸(同15.3%、608戸)、6000kg代が233戸(同5.6%、264戸)、6000kg未満が101戸(2.4%、84戸)だった。

優良登録委員13名を表彰 北海道ホル農協

2018 年 2 月 27 日

Filed under: — djito @ 7:01 PM ニュース

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北海道ホルスタイン農協および日本ホルスタイン登録協会北海道支局は2月27日、札幌市内で「第43回 優良登録委員表彰式」を開催した。
同組合および同協会支局は、北海道内で長年にわたり登録業務に精励し、地域の酪農振興、乳牛改良、登録事業の普及推進と指導に貢献している登録委員を毎年表彰している。
今年度の表彰者は以下の13名(敬称略)。
大熊伸政(サツラク農協)
石川雄治(JAようてい)
宿波英樹(JA新はこだて)
矢野大輔(JAびらとり)
近芳幸(JA豊頃町)
高橋徹(NOSAI道東)
工藤進(NOSAI道東)
岩本学(JA道東あさひ)
佐藤省三(JA道東あさひ)
谷本和幸(NOSAIオホーツク)
佐藤昇志(ホクレン)
石井敏之(JA中頓別町)
渡部義教(JA幌延町)

NKG、潜在性ケトーシス、PAG検査  北酪検協会

Filed under: — djito @ 6:33 PM ニュース

乳検研修会1

北海道酪農検定検査協会は2月27から3日間にわたり、札幌市で「検定関連研修会」を開催している。

一日目は「繁殖性等向上対策研修会」で、菊地実氏(きくち酪農コンサルティング)が「牛とデータから学ぶ牛の管理~飲んで(N)食って(K)ゴロリ(G)~」、鈴木保宜氏(あかばね動物クリニック)が「潜在性ケトージスの対策」、久富聡子氏(ハードサポート)が「PAG検査活用と繁殖改善の取り組み~足寄町での事例~」を講演した。

なお同協会は4月より、検定日成績速報および乳成分速報に新データとして、潜在性ケトーシスの指標となる「ケトン体(BHB)」を追加する。
さらに、人工授精後28日目より乳汁検査で妊娠がわかる「パグ(PAGs)検査」も開始する。

農林水産大臣賞は宮崎県の上松氏

2018 年 2 月 23 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 3:58 PM ニュース,発表会

全国農業共済協会は2月22~23日都内で、平成29年度家畜診療等技術全国研究集会を開催した。同研究集会は、産業動物の臨床技術の向上と損害防止の推進を図り、家畜共済事業の健全な発展を目的としている。 今回は、全国から選出された21題の研究発表並びに講演が行なわれ、研究発表には審査により農林水産大臣賞、吉田賞、奨励賞、農林水産省経営局長賞、全国農業共済協会長賞がそれぞれ贈られた。
今回の農林水産大臣賞は「黒毛和種人工哺乳牛群に対する胃液移植の効果」を発表した宮崎県の上松瑞穂氏が受賞した。吉田賞は「子牛の難治性下痢症における糞便微生物移植の試み」を発表した千葉県の松浦優氏が受賞。奨励賞は「乳房炎治療に対する抗生剤使用量低減に向けた取り組み」を発表した岡山県の西山篤氏と、「牛における第一胃の慢性鼓脹症に対して注射器製フィステルを用いた第一胃瘻管形成術を施した10症例」を発表した北海道の近藤直氏が受賞した。

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