地元企業とJA浜中町とのコラボ農場「酪農王国」

先週に続き、全国に先駆けた各種の取り組みで知られる釧路管内・JA浜中町での話題です。

JA浜中町は5年後をシミュレーションしたら、20戸ほどがリタイアすることがわかりました。
そうなると、そこに新規就農者が今のペースで毎年入っても、戸数および生産の減少は避けられず、遊休農地が発生することも予想されます。
その対策として、同JAは、法人企業の新規参入を促すことを考えました。

しかし、他産業の法人がいきなり参入できるわけがありません。
酪農のノウハウをしっかり学んでもらう場が必要です。
そのために設立したのが農業生産法人「酪農王国」です。
いわば法人企業が新規参入するための研修牧場です。

地元の9社(法人)に出資してもらい、現在は、そのうち3社(土木建設業2社、運送業1社)から研修生を派遣してもらっています。
さらにそのうちの2社は、すでに農業法人を立ち上げました。

昨年10月に稼働した「酪農王国」は、近々300ベッドがいっぱいになります。
3年後には年間2800tの生乳生産を見込んでいます。

詳しくは、Dairy Japan 6月号で。

100基を超える太陽光発電システムが一度に

全国に先駆けた各種の取り組みで知られる釧路管内・JA浜中町
そのJA浜中町の組合員107戸が太陽光発電システムを導入し、設置が完了しました。
一度に、一地域に、これだけの数が設置されるのは、全国でも初めてだそうです。

そもそも、「クリーンな環境で牛乳を搾ろう」と、組合員全戸への水洗・浄化の完備、植林事業など、いろいろなことに取り組んできたJA浜中町。
さらに、その延長で、「地球環境にやさしい(エコ)酪農を目指していこう」という考えで、このプロジェクトが行われました。

発電中の自家使用はもちろん、使わなければ売電されます。
これにより、1戸当たり年間で約20万円の電気料金の削減、二酸化炭素(CO2)の削減能力は森林面積約1haに相当するそうです。
エコ酪農をめざすとともに、「エコ牛乳」も計画中とか。

詳しくは、Dairy Japan 6月号で。

忙しい牧場のお母さんでも手軽にできるお店の味

4月18日付けのDJニュースでお伝えした、サツラク青年同志会 創立50周年記念「春祭り」で、特別イベントとして、スープカレーの名店「らっきょ」(札幌市)のオーナー・シェフである井出剛氏による公開調理イベントが行われました。

井出氏は、「忙しい牧場のお母さんでも手軽にできるお店の味」をコンセプトに、バターと牛乳を使い、短時間でできる特製スープカレーのレシピを紹介しました。

【調理時間】8分
【材料(2人前)】
・スープカリーの匠(ペーストタイプ 濃厚辛口) 1箱
 特製濃縮スープ 2袋
 香りスパイスオイル 2袋
 辛味調整スパイス 2袋
・バター 20g
・水 360cc
・牛乳 360cc
・酢 大サジ1
・マイタケ 1房
・タマネギ 1個
・ニンジン 1/2本
・アスパラ 2本
・アサリ(ムキ) 50g
※具材はソーセージやエビなどお好みで入れる。
【料理手順】
1 フライパンにバターを入れて野菜とアサリを中火でじっくりと炒める。
2 炒めたら水を360cc加え野菜とアサリをゆでる。
3 具材に火が通ったら牛乳を360cc入れる。
4 特製濃厚スープと香りスパイスオイルを入れて、ゆっくり混ぜる。
5 仕上げに酢を加え(これがポイント)、盛り付けて完成。
※辛味調整スパイスはお好みで入れる。

井出氏は、「カレーと乳製品はとても相性が良い」と語り、牛乳の飲み方提案としてラッシー、チャイの作り方も紹介しました。

新たな発見:「漬け物」+「チーズ」=超・美味い!

秋田県の特産品として知られる「いぶり漬け」。
漬け物の「燻製」で、美味しいですね。
北見市の居酒屋さんで、その「いぶり漬け」に「カマンベールチーズ」(+トマトも)を乗せた、お料理(おつまみ)がありました。
食べてびっくり。
「いぶり漬け」+「カマンベールチーズ」=超・美味い!

「漬け物」と「チーズ」は合うのかも、と思って、
「たくあん」に「カマンベールチーズ」を乗せて食べてみました。
すると、これも超・美味い!

「漬け物」+「チーズ」は相性が良さそうです。
各地方の特産「漬け物」+「チーズ」を、ぜひ試してみてください。

お手軽な漏斗(じょうご)

十勝管内のT牧場は全乳哺育です。
子牛のミルク調製室を見せてもらったら、切断したペットボトルが置かれていました。
いったい何に使うのだろう? と尋ねると、
これは、湯煎(ゆせん)するミルクをバッグや容器に入れる際、漏斗(じょうご)として使うのだそうです。
とっても便利だし、ある程度使ったら、代わりはいくらでもあるそうです。
なるほど、確かにそうですね。