根室管内のM牧場はカウハッチに、手造りでスライド・ドアを付けています。
強い雨や吹雪のときには、このスライド・ドアを閉めて、カウハッチ内に吹き込まないようにします。
また除雪のときも、カウハッチ内に雪を押し込まないように、このスライド・ドアを閉めます。
敷料を毎日交換していることと、このスライド・ドアのおかげで、カウハッチ内はいつも乾燥・清潔。
子牛達は超・元気です。
つい先日、東京出張の帰りに新千歳空港内を散策していたら、
写真にある「ミルク酒(札幌酒精工業)」の“ボトル”を見つけました。
ミルク酒は自家製で作ることができると聞きますが、
商品化されたボトルで見たのは初めてでした。
写真の「ミルク酒」は、中標津町の牛乳を主原料とし、
特殊な方法で作り出された芳醇で個性的な香味の本格焼酎です。
しかし、クセがなくマイルドな喉ごしで、とても飲みやすい焼酎となっています。
乳酸菌や乳糖などの栄養分がたっぷりと含まれている
ミルクホエーを原料として作られた焼酎で、
北海道の変わり種焼酎の一つと言われています。
全国の皆さん、見かけることがありましたら、
飲んでみるのもいいのではないでしょうか。
Dairy Japan 2月号のルポ特集は、
「良質乳生産の取り組み」です。
「良質乳生産の取り組み」は周知のとおり、
地域をあげて取り組まなければならないものですが、
その際、農協はじめ関係機関の役割は大きいですね。
今回の取材でお世話になったJAは、さらなる良質乳生産、
そして廃棄乳削減対策プロジェクトに取り組んでいます。
そのプロジェクトの担当者は、
乳房炎が生産性や繁殖性などにいかに大きく影響しているか、
また廃棄乳の経済損失がいかに大きなものであるかを強調し、
「牛が健康なら経営も健康だと常々思っている」と熱く語ってくれました。
取材させていただいたのは、体細胞数は毎年10万以下で、
しかも廃棄乳(検定乳量と出荷乳量の差)は0.7%と極めて少ないM牧場。
上の写真は、M牧場の砂のベッドです。
「砂のベッドはカウコンフォート、牛体の清潔、そして乳質に大きく貢献している」
とMさんは説明してくれました。
詳しくはDairy Japan 2月号で。