福岡県の糸島みるくぷらんとさんから、楽しみにしていた「伊都物語」のゴーダチーズが届きました。
生産者の中村牧場さんは本誌2月号でもご登場いただきます。
「飲むヨーグルト」をはじめ、バラエティに富んだ乳製品ラインアップを誇る(株)糸島みるくぷらんとさんの誕生、良質乳製品へのこだわりに関しても触れています。
このゴーダチーズと以前に取り寄せていた「伊都物語」牛乳焼酎でお正月の準備は万端です。
(Written by Ryoichi Maeda)
冬至を過ぎ、これから徐々に日が長くなる「長日周期」なりますね。
「光」は、乳牛の生産性や繁殖性に影響することが知られています。
1日の日照時間と乳生産量には大きな関係があり、「短日周期」の季節には牛舎での点灯時刻を早め、長日条件にすることで乳量減少を抑制できることが知られています(「乳牛管理の基礎と応用」Dairy Japan刊)。
十勝管内の塚田牧場は、そうした「光周期(light rhythm)」をコントロールする照明システムを導入し、成果を上げています。
1日のうち16時間は明るく(150ルクス以上)、8時間は暗く(150ルクス以下)となるように自動制御しています。
このシステムを導入して、明らかに変わったこととして、塚田さんは以下をあげます。
1. 夕方の搾乳量が、朝の搾乳量よりも多くなった。
2. 繁殖が良くなった。
3. 牛達が気持ち良さそうに反芻するようになった。
そして、もう一つ、このシステムには想定外の効果があったそうです。
それは、「夜明けが遅い時期の朝、牛舎に行くときに、既に牛舎内が明るく点灯しているから、モチベーションがアップする」ということで、「明るいほうへ向かっていくのは気持ちがいい」と塚田さんは言います。
※詳細はDairy Japan 1月号をご覧ください。
今年もDairy Japan、そしてホームページ、Facebookをご覧いただき、誠にありがとうございました。
来年もまた、ご愛読のほど、お願い申し上げます。
皆様そして牛達にとって、来年が良い年になりますように!
12月16~18日、「オルテックデーリィスクール2013」が開催されました。
そこで、マイク・ハッチェンス氏(イリノイ大学名誉教授)が
「乾乳牛と未経産牛の飼養管理」について講演しました。
そのなかで、未経産牛の育成コストについて紹介されました。
これは今年、アメリカ・ウィスコンシン州で試算されたもので、
雌子牛が産まれてから、親牛になって乳生産開始するまでに、
1頭当たり約22万円のコストがかかっているというものです。
また、最適な乳牛の成長を達成して、最適月齢での分娩をすることができなければ、
そのぶん、育成コストが増えていくことになってしまいますね。
アメリカでは、23カ月齢に分娩することが、1番生産性が高いとされているとのことです。
こうして育成時期のトータルコストで、改めて数字を見ると、
乳生産を開始するまでの時期に、増体量含め、いかにうまく成長させるかが大切なのだと、
恥ずかしながら、再認識することができました。
これも一つの経験として、今後の記事作りに活かしていきたいと思います。
今年もあと10日ほどで終わりですね。皆さん2013年は、どのような年でしたか? 私は学生から社会人となり、新しいことだらけの1年でした。
さて、デーリィ・ジャパンでは一足お先に新年号が発売されました。Dairy Japan 2014年1月号の内容をご紹介します。
新年号から、記事、構成、デザインを一新しました。
ページをめくって1番始めに飛び込んでくるのが「乳牛に感謝、牛乳に感謝」というコラムです。
この想いは酪農乳業業界にいる人々全員に共通することだと思います。
初回は酪農学園大学の石井智美教授のモンゴルの牛乳乳製品のお話です。
そして2014年初のルポ特集は「そこが知りたい! あなたの疑問に答えます」です。
世界から見た日本の酪農ってどうなの? TPPで都府県の酪農は崩壊するの? 多少値段が高くてもみんな国産牛乳を買ってくれる? といった、酪農経営を考えるうえで知っておきたい疑問にお答えします。
シリーズでは新連載のものが4本あります。
そのなかで私のおすすめは「後継者やビギナーのための乳牛管理作業・現場ABC」です。
後継者や将来酪農家になりたいといった若者のために、現場でよく聞く会話の内容を、わかりやすく解説したものとなっております。
私も酪農についてまだまだ知識が浅いため、とても参考になります。
他にも酪農家さんの経営のヒントとなる記事や最近のニュース、皆さんが気になっていることなど、読んでためになる記事が、たくさん載っています。ぜひご覧ください!
皆さんにとって2014年が良い年となりますように♪
2014年もデーリィ・ジャパンをよろしくお願い致します。
先月、第12回中部日本共進会に行ってきました!
私は共進会に行ったことが今までになく、写真でしか見たことがなかったため、実際にきれいに磨き上げられた牛達が歩いているのを見て、牛の魅力に圧倒されました。
また、出品者の方、県酪の方、応援の方、皆が一つとなって共進会に挑んでいる姿が、とてもかっこよかったです。名誉賞に輝いた牛の出品者の方が嬉し泣きされているのを見たときは、胸が熱くなりました。
今回の共進会では、デーリィプリンセスをはじめ、日本獣医生命科学大学の学生達が大勢活躍していました。日獣大は私の母校であり、後輩達が活躍しているのを見て、とても嬉しく思いました。同時に自分も頑張ろうと改めて思わせてくれました。
実際にその場にいないとわからないドラマをたくさん見ることができ、また久しぶりに母校でお世話になった先生、後輩達に会うことができ、そして何より、皆さんの牛に対する深い愛情を改めて感じ、とても充実した1日となりました♪