カテゴリー: 雑記
編集部の日常、感じたことを書いています
蹄の健康をもう一度
現在編集中のDairy Japan4月号の連載「誰にも聞けない酪農キーワード」は、蹄底潰瘍がテーマです。
本誌読者の皆様は、常に蹄の健康に注意を払っていることと思いますが、お手元に届きましたら、ぜひご一読ください。改めて蹄を考えるきっかけになると思います(発刊までまだ1カ月強ありますが……)。
本稿の「はじめに」では著者が、蹄病で脚が痛い牛の行く末を「生産寿命の短縮」と表現しています。それは、脚の痛みによって採食量の低下や固め喰いをし、蹄病以外の疾患にかかりやすくなってしまうこと、明瞭な発情徴候を示さなく成ることによる繁殖成績に低下、難産・子宮捻転のリスク増と、さまざまなリスクが高くなることにあります。それだけでなく、管理する人の労力も増加してしまいます。
裏を返せば、健康な蹄は、それらのリスクを低くし、乳量のロスを減らし、管理労力も増加しないことになり、メリットがたくさんあることになります。
著者は蹄底潰瘍の対策として、1.蹄を整える、2.横臥時間を確保する、3.栄養管理、4.蹄病の早期発見、をあげ、それらについて詳しく解説しています。
農場によって蹄病の発生傾向や発生要因はそれぞれだと思います。ぜひ、それぞれの農場の特徴や蹄病の発生傾向を踏まえて対策を考えてください。
今年もありがとうございました
2020年も残すところあと1週間。
今年も色々ありました……あれ?あまり何もなかったかもしれません。新型コロナウイルスが大半でしょうか。
各方面コロナ禍で業界単位で影響を受けている中でも、途絶えることなく生乳を搾り続ける、仕事が続いている「酪農」という仕事は本当に価値のある仕事です。外出できない状況のなかでも、牛乳が人々の健康守る一因になったことは間違いありません。改めて誇り高い仕事だと思いました。
私も編集の仕事をはじめて1年が経ちました。何も知らなかった私は、伺う先々で酪農家はじめ皆様に多くのことを教えていただきました。本当にありがとうございました。
これからまた新しい農家さんに出会えるのが楽しみです。来年も何卒よろしくお願い申し上げます。
ほかの人はどうしてる?
DairyJapan月刊誌では、時々オンライン座談会を開催しています。
先日は第4回目、テーマは「乾乳期の管理方法」についてお話を伺いました。オンラインならではの手軽さで、全国各地の酪農家さん同士のつながりが生まれています。
ほかの人がどういう酪農しているかって、気になりますよね。
「こういう時どうしていますか?」「そんなやり方知らなかった!」なんて会話がすぐできる環境、すごいなと感じています。
※まじめに話しつつ、脱線したりもします。
読んでいただいている皆様、
「こんなテーマで聴いてみたい!」「うまく話せないけど参加してみたい」などがありましたら是非ご連絡ください。
セミナーや実際に会う機会が少ない1年でしたので、皆さまのお話聞かせてください!
小さき救世主?
皆さん、山羊乳を飲んだことはありますか?
私は学生の頃、山羊が大好きな恩師から1杯の山羊乳をいただいたことがありますが、口の中を山羊が走り回っている感覚でした。
そんな山羊乳は食することだけでなく美肌効果もあるとのこと。
また沖縄では山羊肉が食文化として根付いていますよね。
山羊の可能性は無限大なのです。
Dairy PROFESSIONALで連載中の「酪農研究のこぼれ話」では、そんな恩師の熱い山羊愛と情熱が語られています。きっと山羊の面白さに気づくことでしょう!
現在発売中のVol.18と来月発売のVol.19で詳しく紹介されていますので是非ご覧ください!