「支えるつもりが、支えられている」—酪農の現場で感じること

こんにちは!

 先週「らくコネ」に、あかばね動物クリニックの宮島先生から、とても胸に響くブログをいただきました。いつもは搾乳手技についてなど、具体的なアドバイスを寄せてくださっているのですが、今回は「酪農を支える者としての想い」が綴られた内容でした。
 読みながら、取材先で感じていたことと重なる部分がたくさんありました。

なかでも、長年酪農を続けてこられた方の「ごつい手」に触れたくだり。
自分が取材で見てきた酪農家さん達の手を思い出しました。大きくて分厚く、傷があったり、でもどこかあたたかい。あの手はいつ見ても、牛や家族を守ってきた時間と覚悟がにじんでいるように感じます。

 取材で現場に足を運ぶなかで、日々、この情勢をどうにか乗り越えようとする酪農家さんの姿に触れることがよくあります。厳しい状況でも前を向き、牛達と向き合いながら、家族のためにって頑張っている。その姿に、私達が背中を押されることも多くて。

 宮島先生のブログにある「支えるつもりが、いつの間にか支えられていた」という言葉は、本当にそのとおりだなと思いました。私達は情報を届ける立場ではありますが、取材でのやり取りや、ふとした雑談に、心をほぐされることがあります。

 酪農の仕事の大変さは、日々の取材で感じています。でも同時に、その大変さのなかにある、あたたかさや強さ、誇りのようなものも、確かにあります。それをどう届けるか、どう伝えていくか。私達の役割をあらためて考えさせられたブログでした。

……と、長々と書いてしまいましたが、編集部員のちょっとした独り言ということで、どうかご容赦を。
気になった方は、ぜひ先生のブログを読んでみてください。

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https://rakuconne.net/journal/1403/