飼槽で「カリカリ」「ポロポリ」という音が聞こえてきます。
その正体は「人参」でした。
十勝管内Y牧場は、8月上旬から10月下旬まで
人参の選果場から規格外品(いわゆるハネ品)を購入して、TMRに混ぜています。
牛達は人参が大好きで、大喜びです。
「寝ている牛は、飛び上がってくる」とのこと。
しかも、「ベータカロテンの効果で、発情徴候が、とても強くなる」そうです。
それにしても、「この人参、どこが規格外なのだろう?」というものもあります。
かじって食べたら、甘くて、とても美味でした。
取材でお邪魔したS牧場には住宅とは別に、なんと驚きのログハウスがあります。
これは、地元の森林組合でモデルハウスとして使われていたもので、
譲ってもらうことができたのだといいます。
どうやって牧場に持ってきたかといえば、トラックにログハウスをそのまま積んで、
自分の牧場まで運んできたということです。驚きました!
このログハウスを牧場に運んできてから、まだ3カ月弱。
Sさんは「牧場にこういうものがあると見栄えが良いと思う。
地域の知り合いとの集まりの場にもなりますからね」と話す。
Sさんは、知り合いなどを招いて、このログハウスで
ジンギスカンなどをして楽しんでいるとのことです。
「こうしたものを自分で持てることも農家ならではで楽しいよね」
とSさんは笑いながら話してくれました。
酪農家ならではのこと、まだまだたくさんあると思います。
また、自分の牧場だからこそできる楽しみなどもあると思います。
酪農家の皆さんには、ぜひ楽しんで酪農をしていただければ嬉しいです。
今月発売Dairy Japan9月号に掲載されている「カウガールスクール」の取材の後、近くにある「ミルクショップ知多農場」に連れて行ってもらいました。
ここでは、隣接する知多農場で搾られたジャージー牛乳を、ふんだんに使ったスイーツをたっぷり味わえます。
なかでもこのソフトクリームは絶品でした!まるで牛乳を食べているような、濃厚だけど後味がすっきりとしたソフトクリームで、いくらでも食べられそうなくらい美味しかったです!ほかにもヨーグルトやシュークリームなど、お腹いっぱいいただきました。
美味しいスイーツを食べながら窓の外を眺めると、ジャージー牛がのんびり過ごしている姿が見られます。私が行ったときは雄のガンジーもいました。また、外装が外国風で、とても素敵なお店でした!
皆さんも近くまで行ったら寄り道してみてください♪
写真は栃木県那須塩原市のTMRセンター「那須の農(みのり)」のTMR給飼シーンです。
同センターでは、センターで予め調製したセミコンプリートと乾草をミキサーワゴンに投入し、契約農家の元に向かいます。
農家の庭先で、自給飼料(取材時はデントコーンサイレージとイネWCS)を追加投入して、最終調製し、給飼します。
それぞれの農家で使う自給飼料の質、量が違うため、予備調製の段階で農家ごとの細かなメニューを用意しています。
詳細は、現在編集中のDairy Japan10月号で。