乳牛にとっての幸せって?

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新年号からスタート予定の連載「教えて牛・酪農のこと 高校生の疑問(仮)」、第1回は「乳牛にとっての幸せって?」をテーマに選びました。産業動物である乳牛の幸せーー深い質問ですね。
この質問に、那須拓陽高校牛部の顧問である富山教諭が答えてくれました。それは、「酪農家が幸せであること」。
牛に愛情を持って接することができれば、牛はそれに応えてくれるし、人も充実した気持ちや経済的な余裕が生まれます。経済的な余裕があれば、それがカウコンフォートの追求につながり、牛たちの幸せになる、という考え方です。これは、正の連鎖につながりそうですね!
もちろん、産業動物ですから経済合理性などによって廃用を余儀なくされることもあります。そのときも、産業動物として生産寿命を全うした牛たちを、きちんと送り出してあげる「気持ち」も大切ですね。
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【全共】最高位賞は北海道更別村 天野洋一氏出品のセレブリテイ

最高位 経産4歳以上5歳未満(12部)の名誉賞は、エツセンス ゴールド アポロ エル ダーハム ET(北海道豊富町 栗城一貴氏出品)。
経産5歳以上6歳未満(13部)の名誉賞は、KWF サンチエリア ダーハム ビユー(北海道釧路市 株式会社敬和ファーム出品)。
経産6歳以上(14部)の名誉賞は、レデイスマナー MB セレブリテイ(北海道更別村 天野洋一氏出品)。
そして、最高位賞に輝いたのは、レデイスマナー MB セレブリテイ(北海道更別村 天野洋一氏出品)。

【全共】ジャージー種の部名誉賞決定

ジャージー

ジャージー種未経産牛の名誉賞は、クローバークリストフアー ロビン(北海道大樹町 株式会社松本牧場出品)。「輪郭鮮明で肋の開張が優れている」との審査講評。
ジャージー種経産牛の名誉賞は、アサナベ IT フオング ブリトニー(岡山県真庭市 筒井大悟氏出品)。「素晴らしい乳用性と乳器を兼ね備えている」との審査講評。

逆転の発想

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写真は静岡県のM牧場のフリーストール牛舎で横臥する乳牛です。
M牧場はオートスクレーパーや通路マットとの関係から、敷料をふんだんに使用することが難しいため、あえて敷料を使わない管理を選択しました。
そこで、柔らかく厚みのあるウレタン製のマットレスを使うことで、カウコンフォートを確保することにしました。
普段からきれいなベッドを保とうと、除糞を徹底していたMさんですが、「濃霧の日の除糞は湿度のためか、普段以上にベッドをきれいにすることができた」ことに気づき、以降、ベッドを水洗することを思いついたと言います。方法は、マット上にジョーロで水をかけ、通常どおり除糞し、その後に次亜塩素酸水を噴霧するというもの。通常の除糞作業にちょっとプラスするだけで、手間はあまり変わらず、それでいて体細胞数は低位安定したといいます。
「敷料を使えない」から得られた逆転の発想です。

牛部の活動

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6月26日のスタッフブログで紹介した、栃木県立那須拓陽高校の牛部を取材してきました。
1年生から3年生まで、22名の部員が放課後、搾乳や給飼、除糞などの一般管理をはじめ、毛刈りや調教、リードの練習などに励みます。
取材日は全共出品を目指して、入念な調整をしていました。
部員のほとんどは非農家の子弟で、高校に入ってから牛と触れ合ったというケースが多いといいます。
彼ら、彼女らが酪農について、そして牛について、どのような疑問を持っているのかもアンケート形式で協力してもらいました。
それらの疑問と、その回答は来年の1月号からDairy Japanでお届けする予定です。ぜひ、お楽しみに!