DairyPROFESSIONAl Vol.5発売!

DP5Dairy Japan2016年6月臨時増刊号「DairyPROFESSIONAL Vol.5」が、本日納品となりました。

今回の特集は
“牛”と“かね”を探り酪農の近未来像を提言
です。

近年、酪農を巡る情勢には劇的な構造変化が見られます。TPP大筋合意や農協改革、各種制度の見直し、畜産クラスター事業の拡大などがその主たるものです。こうした変化のなか、それを受け入れる酪農家には牛群管理や経営能力の向上が不可欠になってきました。

本特集では、酪農の飼養・経営面において第一線で活躍する研究者・普及技術者が、これまでの研究行政のフィードバックとそれらの考察を踏まえながら、今後劇的に変化するであろう酪農経営構造の近未来像を探っていきます。

また大好評の「行ってみました!」は、カナダ・アルバータ大学の研究農場に編集部が行き、現地での研究の様子や最新の子牛管理などを紹介します!

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バケツツリー

baketu

兵庫県のH牧場で見つけた知恵と工夫です。
子牛にスターターなどを給与するバケツ、きちんと洗っていますか? 写真はそのようなバケツを洗浄後、乾燥させるためにH牧場さんが自作した「バケツツリー」です。
主な材料は、古いパイプライン。そのパイプラインを適当な長さで切断し、フックとなるステンレス棒を溶接して作ったもの。洗浄を終えたバケツは、写真のようにフックにかけておくだけで、しっかりと乾燥できます。
バケツは子牛にとって大切な食器。衛生的な食器を使って、健康な子牛を育てたいものですね。

悪路も走れるMilkTaxi

ミルクタクシー 2

昨夜九州地方を襲った非常に強い地震で被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。
さて、写真はカナダ・アルバータ州で見つけた「MilkTaxi・改」です。MilkTaxiは移動式パスチャライザー付きミルクカートで、ミルクの保存と殺菌、哺乳の一連の作業を一つにまとめた便利なアイテム。
この「MilkTaxi・改」は足回りを改造し、タイヤからキャタピラー仕様に変更しています。ハッチが舎外にあること、舎外は舗装されていないことからの改造ですが、これが使い勝手が良いとのこと。
見た目と機能がワイルドになった「MilkTaxi・改」を見た途端、ワクワクしてしまいました。車やバイクのカスタムと同じように、「改造」を見るとアドレナリンが出てしまうのでしょうか笑。

牛グッズに囲まれて

大場教授の部屋

先般のカナダ取材で、アルバータ大学の大場教授の教授室をお邪魔しました。

パソコンに向かう壁一面には、牛グッズがところ狭しと並べられていました。これでも、友人へのプレゼントなどで数が減ったのだとか。

牛を愛する大場教授らしいお部屋ですね。

取材でお邪魔する酪農家さんの事務所でも、自慢の牛コレクションを拝見することがあります。そうした愛らしい牛グッズを見るたびに、「本当に牛を愛しているだな〜」とほっこりした気分になります。

やっぱりホルスタイン柄、牛をモチーフにしたグッズを見ると落ち着きますね!

自動哺乳機

albarta

カナダ・アルバータ大学の農場で使われている自動哺乳機です。
この自動哺乳機はこれまでの哺乳ロボットとは異なり、個体を管理するペンに自動で向かい、それぞれの子牛に設定したミルクを給与します。
それぞれ哺乳が終わるとニップルは自動洗浄され、すべての子牛への哺乳が終わるとラインは自動洗浄されます。
個体管理でも哺乳ロボットが利用できる時代が来ました