昼搾乳

image

台風や大雨による被害を受けられた酪農家さん、関係者の皆様にお見舞いを申し上げます。

さて、朝霧高原にお邪魔しています。こちらは台風や大雨による被害はなく、朝霧メープルファームでは牧草の刈り取りも無事に終了したとのことです。

久しぶりにお昼の搾乳を見せていただいています。今年入社した新人スタッフもすっかり搾乳作業に慣れた様子で、先輩スタッフと何ら変わらない仕事ぶりで元気に働いていました。

いつ見ても、個人差のない搾乳作業と落ち着いた牛の様子から、牛達自身が搾られる喜びを感じているように思えます。

搾乳は酪農の収穫作業ともいえますね。牛に優しく、そして生理に合った作業でていねいに搾乳して、ロスをなくしたいですね。

熱中症にご用心

IMG_3526

編集部のある東京は晴天に恵まれています。写真で見ると爽やかな感じがしますが、12時現在の気温は32度、湿度77%で暑いお昼を迎えています。

暑い日が続くとランチを考えるのも億劫になります。どうしても偏食気味かつ食欲低下に陥ります。そんなときは、牛乳とチーズで栄養バランスを補正するようにしています。牛乳にはバランス良く多くの栄養が詰まっているので、夏バテ気味の体には嬉しい食品ですね!

下の写真は、本日のランチです(笑) あと一品で3-A-Day達成です。

IMG_3527

夏本番!

20160729

関東地方でも梅雨明けが発表され、夏本番を迎えました。
牛も人も暑さは辛いものですね。私が子どもの頃は、都心部でも夏はエアコンなしで寝られた記憶がありますが、今は熱帯夜が当たり前になりました。
牛は人のようにエアコンの恩恵にあずかることができません。もちろん、クールビズのような衣服によるコントロールもできません。
ヒートストレスは顕著にDMIやソーティング(選び食い)に影響します。そしてその影響は乳生産だけでなく、繁殖やもろもろのトラブルの原因になります。
写真の栃木県・K牧場では、ファンによる暑熱対策はもちろん、梅雨以降は朝晩の給飼時間を冷涼な時間に変更することでDMI低下を防いでいます。
「牛の声を聞く」、それがKさんの酪農ポシリーです。

備えあれば憂いなし

04

写真は栃木県のO牧場のミルキングパーラー地下ピットの様子です。

Oさんは、「毎日使うものは多少金額が高くても、少しオーバースペックのものを選択することで、余裕が持てるし万一の故障にも対応しやすい」と話します。16頭Wのミルキングパーラーはレシーバーを二つ持ち、片側だけでの搾乳も可能にして不測の事態でも搾乳できるようにしました。

そして、写真のように、真空ポンプは予備を用意し、不調時にはポンプを切り替えて搾乳を継続できるようにしています。
牧場にはそれぞれ「お金をかけるところ、かけないところ」があります。Oさんは機械の余裕とバックアップ体制に投資することで、安心して搾れる環境を整えています。

初体験

種雄牛

先日、家畜改良事業団の前橋種雄牛センターに取材でお邪魔しました。
ここでは採精からストローへの封入、凍結まで一貫して生産されています。
目の前で粛々と行われる採精作業を見守りつつ、いろいろなエピソードをお聞きしました。
精子の品質安定と作業の安全のため、採精者と引き手(ブルをハンドリングする人)との阿吽の呼吸が必要であること、決められた作業手順を遵守すること(技術者の作業手順のズレによる品質の差をなくすため)、そして採精時から製品化までどの工程においても個体番号のダブルチェックが行なわれていることなど、細かいマニュアルが存在しています。
そして、ここでは2層式ストロー(FCマックス)の生産の様子も見ることができました。通常の1層式ストローへの封入とことなり、常に封入精子量、希釈液量を目視して細かな調整を重ねながら封入する作業には頭が下がります。「受胎率を向上したい」という技術者の思いが伝わってきました。
また併設される研究所では、製品化された精液の品質チェックをはじめ、性選別精液の製造工程も見ることができました。選別精液では、雌種を90%以上の割合で選別するため、雄種はもちろん不活精子も廃棄されるため歩留まりは相当に低いようです。精度を下げれば歩留まりは良くなるようですが、そこは「きとんと後継牛生産に貢献する」ため、精度を最優先に考えているとのことです。アメリカから導入された技術ですが、すでのその選別精度は本国よりも高いと聞きました。日本人の細やかさが反映された形です。
詳細は9月末発売のDairyPROFESSIONAL Vol.6でお届けします。