冬は暖かいものを

冬は

北海道宗谷管内M牧場は、待機場で、牛にお湯(約40℃)を与えています。
「氷点下の厳寒期はとくに喜んで飲みます」と言います。
また、ディッピング剤は使用前に、お湯で温めて使っています(これも約40℃)。
「冷たいと牛もビクッとするからね」とのことでした。

あー… 牛乳のみてぇ

牛乳飲みてぇ

釧路管内K牧場の長女Mさんは女性後継者です。
就農当初は、スキル不足で自分の役割も居場所もよくわからず、体力不足も手伝って、挫折感を味わう日々だったそうです。
しかし、あることをきっかけに、牛が変わり、牧場が変わり、そして自分が変わりました。
今は充実した日々で、いつの間にか体力もつき、マラソンが趣味の一つになったほど。
そして、「ただ走るだけでは面白くないから、マラソン大会用として、牛乳をPRするユニホームを女子仲間で作っちゃいました」と披露してくれました。
詳しくはDairy Japan 1月号で。

サウスダコタ州での給与メニュー例

本日(11月13日)付けのDJニュースでアップした「低脂肪で使いやすくなったDDGS」の、アメリカ穀物協会セミナーで、米持千里氏(アメリカ穀物協会)は、「ガルシア教授から紹介された、サウスダコタ州の3000頭規模の酪農場の高泌乳牛への給与メニュー」を紹介してくれました。

DDGS

カナダの酪農家も興味を持つはず

大場さん

カナダ・アルバータ大学 乳牛栄養学の大場真人教授は11月4日、北海道酪農技術セミナーの講演出席のために帯広市に向かう途中、十勝管内のTMRセンター、大型法人牧場、哺育育成預託牧場を視察しました。

約800頭を搾乳する大型法人牧場(平均乳量1万1600kg)は、泌乳初期群を「変則4回搾乳」しており(最初に泌乳初期群を搾乳して、全群を搾り終わったら、もう一度、泌乳初期群を搾乳する)、それによりピーク乳量が上がるとともに泌乳持続性が高まり、結果、出荷乳量を増やしています。

そして、「変則4回搾乳の反応は、個体によって反応の良し悪し(強弱)がある」という栄養管理担当者の説明に大場教授は興味を持ち、「カナダの酪農家も興味を持つはず」と話していました。

オシャレなオブジェ

おぶじぇS

釧路管内K牧場の牛舎横です。
壊れた一輪車、古くなった哺乳バケツも、こうしてお化粧して飾ると、オシャレなオブジェになるんですね。
背後は夏のなごり、ゴーヤの緑のカーテンです。
暑熱対策で大活躍だったそうです。