乳牛は寒さに強いのか?

sアカツキ牧場

朝、目覚めると部屋の温度は10~15度程度。
暖房を使うには微妙な温度だが、つけないと肌寒い…。
そんなことを考えながら結局今年もまだ暖房つけていません。
幼少時の、「寒ければ、着ればいい」という母の言葉が偉大です。

ホルスタインは人間よりも寒さに強い……。
こうした話をしたことはあるのではないでしょうか。
ホルスタイン泌乳牛の適温域は0~20度です。
これが寒さに強いか否かは、皆さんの考え方次第ですね。
ちなみに乳牛雌の平均体温は38.6±0.6度だそうです。
私としては、体温と気温の差が大きい牛の方が寒く感じるのでは?
と思ってしまいます(体毛はありますが)。

また、哺乳子牛の適温域は13~25度とのことなので、
やはり、子牛の飼養環境には気を使わなければいけませんね。
子牛には、カーフジャケットがオススメといいます。

2014年を締めくくるDairyJapan12月号では、
「酪農家×獣医師 がつがつセッション」が新連載。
子牛の寒冷対策について、基本的なことを振り返っています。
Q. なぜ冬になると病気が増え、重症化するのか?
この疑問をもとに話題を掘り下げていますので、
ぜひご覧ください。

さて、今年も、あと約1カ月となりました。
皆さんも体調管理に気を付けて今年を締めくくりましょう!!

牛グッズ♪

今回も、みんな大好き牛グッズを紹介します!

11月21日

キーホルダーとスマホのケースです♪

キーホルダーは学生の頃友人にもらったもので、ガチャガチャであったそうです。

スマホケースは色もイラストも素敵ですよね!

どちらもお気に入りです♪

12月号の読みどころ

201412月号表紙

すっかり寒くなってまいりました。私は冬物のコートを着てしまいました。北海道では雪も降っていますね。寒いときには皆でホットミルクを飲んで温まりましょう♪

Dairy Japan12月号の読みどころを紹介します。12月号となると年末を感じますね。早いものです。

12月号の特集は「長命連産――生涯生産性を追求する」です。
乳牛を飼ううえで、1頭の乳牛が生涯どれだけの利益をもたらしてくれるのかは安定した経営の土台になります。長命連産と遺伝改良、そして生涯乳量をどのようなバランスで追うのか、各地の事例をご紹介しております。

シリーズでは、「酪農家・獣医師 がつがつセッション」というページが新連載として始まります。
獣医さんが酪農家さんと相談し、改善した事例などを紹介してくれます。基本に立ち返っているので、とてもわかりやすいです。第1回目のテーマは「子牛の寒冷対策について」です。ぜひご覧ください!
また、最終回を迎えるシリーズもございますのでそちらもお見逃しなく!

ほかにも酪農家さんの経営のヒントとなる記事や最近のニュース、皆さんが気になっていることなど、読んでためになる記事が、たくさん載っています。ぜひご覧ください!
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サウスダコタ州での給与メニュー例

本日(11月13日)付けのDJニュースでアップした「低脂肪で使いやすくなったDDGS」の、アメリカ穀物協会セミナーで、米持千里氏(アメリカ穀物協会)は、「ガルシア教授から紹介された、サウスダコタ州の3000頭規模の酪農場の高泌乳牛への給与メニュー」を紹介してくれました。

DDGS

カナダの酪農家も興味を持つはず

大場さん

カナダ・アルバータ大学 乳牛栄養学の大場真人教授は11月4日、北海道酪農技術セミナーの講演出席のために帯広市に向かう途中、十勝管内のTMRセンター、大型法人牧場、哺育育成預託牧場を視察しました。

約800頭を搾乳する大型法人牧場(平均乳量1万1600kg)は、泌乳初期群を「変則4回搾乳」しており(最初に泌乳初期群を搾乳して、全群を搾り終わったら、もう一度、泌乳初期群を搾乳する)、それによりピーク乳量が上がるとともに泌乳持続性が高まり、結果、出荷乳量を増やしています。

そして、「変則4回搾乳の反応は、個体によって反応の良し悪し(強弱)がある」という栄養管理担当者の説明に大場教授は興味を持ち、「カナダの酪農家も興味を持つはず」と話していました。