震災・原発事故で命を落とした家畜を弔う

2014 年 8 月 11 日

Filed under: — maetomo @ 11:09 AM ニュース
福島県南相馬市で開かれた被災家畜慰霊祭

福島県南相馬市で開かれた被災家畜慰霊祭

福島県・被災家畜慰霊祭

 福島県被災家畜慰霊祭実行委員会は8月10日、福島県南相馬市で被災家畜慰霊祭を行なった。福島県内の畜産農家や畜産関係者、行政、県議会議員ら多数が参列した。
慰霊祭は、東日本大震災および東京電力福島第一原子力発電所の事故によって、畜主が避難を余儀なくされて給飼すらできずに餓死したり、政府指示の下に行なわれた安楽死処分、離れ蓄の交通事故などで使命を全うできずに命を落とした多くの家畜に哀悼の誠をささげるために開かれた。
慰霊祭では、福島県酪農業協同組合の但野忠義組合長が、「明日(8月11日)で震災から3年5カ月を迎える。しかし、一部地域を除いて、いまだに帰る見込みが立たない。残念で悔しい思いだ。いつの日か、相双(相馬・双葉)の地で緑豊かな農場を取り戻し、気持ちを奮い立たせ、資源循環型農業を復興させたい」と主催者挨拶で述べた。

Facebookスタート!:日本アイスクリーム協会

2014 年 8 月 7 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 6:00 PM 未分類

一般社団法人日本アイスクリーム協会は、ソーシャルネットワーキングサービスの「Facebook」をスタートした。
インターネットで“アイスクリーム協会 Facebook”とキーワードを入力して検索し、検索結果をクリックすればアイスクリーム協会のFacebookページが開く。
当Facebookページでは、アイスクリームに関するイベント・キャンペーン情報、“アイスクリームの歴史トリビア”“イマドキアイスクリーム女子たちの恋愛エピソード”など、さまざまな情報を得ることができる。

「プロダクションメディスン研究フォーラム2014」開催案内

Filed under: — Yayoi Uruno @ 4:00 PM セミナー開催案内

ゾエティス・ジャパン株式会社は、9月10日札幌市内で、国内外における臨床技術の紹介と北海道の臨床現場の皆様との情報交換と討議を目的とした「プロダクションメディスン研究フォーラム2014」を開催する。詳細は下記のとおり。

主管:プロダクションメディスン研究フォーラム世話人会 世話人会代表 木田 克弥(帯広畜産大学)
主催:ゾエティス・ジャパン株式会社
共催:さっぽろ獣医師会
日時:平成26年9月10日 13:00~17:30
会場:ニューオータニイン札幌
〒060-0002 北海道札幌市中央区北2条西1−1
電話011-222-1111

テーマ:酪農現場におけるリスクマネジメントを考える3
座長 大脇茂雄 先生(NOSAIオホーツク)
通訳 大澤健司 先生(宮崎大学)

講演1:「米国における乳質改善とそのマネジメント」
パメラ・レグ先生 (Prof. Dr. Pamela Ruegg)
(米国ウィスコンシン大学・教授)

講演2:「日本における乳房炎防除のいま・むかし」
草場 信之 先生
(北海道農業共済組合連合会 企画部研修課 主任技師)

研究フォーラム終了後、懇親会を予定。

参加費: 無料

ランチョンセミナー:プロダクションメディスン研究フォーラムの開始前(12:00~13:00)に、同会場において、ランチョンセミナー(お弁当を用意:要予約)を行なう。

【参加申し込み・お問い合わせ】
FAXまたはe-mailにて、1.ランチョンセミナー、2.フォーラム、3.懇親会のそれぞれへのご参加の有無につきまして、ご氏名・ご所属とともに8月20日迄にお申し込みください。
FAX:03-5309-9914   e-mail: pmrf@zoetis.com

プロダクションメディスン研究フォーラム事務局
ゾエティス・ジャパン株式会社

〒151-0053東京都渋谷区代々木3-22-7 新宿文化クイントビル14F
問い合わせ先:e-mail: pmrf@zoetis.com TEL:03-5309-7845

家畜防疫対策支援サービス開始:ALSOK

2014 年 8 月 4 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 9:30 AM ニュース

ALSOKは、都道府県や畜産農場などの畜産関係者に対し、高病原性鳥インフルエンザや口蹄疫等の家畜伝染病の発生に備え、また発生時の蔓延防止を支援する「家畜防疫対策支援サービス」の提供を8月1日より開始した。内容は下記のとおり。

【提供するサービス内容】
1.畜産農家等関係者間の情報共有システム
:携帯電話やPCメールを使った日常のコミュニケーションと、伝染病等発生時の情報収集・管理システムの提供。
2.防疫作業支援
:消毒ポイントの設置から運営に関わる業務。発生農場への立ち入り制限、周辺道路における通行・移動制限に関わる業務。
3.対策本部支援
:発生から終息までの業務情報管理システムの提供。

乳和食の提供:農林水産省

2014 年 8 月 1 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 5:00 PM イベント,ニュース

農林水産省は8月4~8日の間、保護者や子ども達など一般の方々を対象に、ヘルシーで美味しい減塩料理である乳和食を紹介する。
同省では、8月6~7日に開催する「子ども霞が関見学デー」に合わせて、同省内の和食カフェテリア「手しごとや 咲くら」にて乳和食を提供する予定。

日時:8月4~8日 ランチタイム11:30?14:30
場所:和食カフェテリア「手しごとや 咲くら」(農林水産省 北別館1階)
提供メニュー:かぼちゃのミルクそぼろ煮、ミルクみたらし団子

8月の営農技術対策―北海道農政部

Filed under: — djito @ 6:16 AM ニュース

北海道農政部 生産振興局 技術普及課は、8月の営農技術対策を発表した。

家畜飼養における「今月の重点項目」は以下。
・暑熱ストレスを軽減するため、換気や送風、遮光などによる牛舎内の温度・湿度対策を徹底する。
・嗜好性、消化性の高い良質粗飼料を給与するとともに、塩分やミネラルの給与に留意する。
・給水施設の管理を徹底し、清潔な水をいつでも十分に飲める状態を保つ。
・発情予定牛のピックアップと観察強化で、発情の見逃しを防ぐ。
・疾病予防のため、農場内外の衛生対策を徹底する。

乳牛においては、「飼料給与」として、以下の注意を呼びかけている。

ア 乳成分率が最も低下する時期であり、乾物摂取量の低下防止とルーメンの発酵を安定させるため、嗜好性や消化性の高い良質な粗飼料を給与する。

イ 飼槽を清潔に保ち、採食量の低下を防ぐとともに、飼料の給与時間(涼しい時間帯)、給与回数、こまめな掃き寄せなどにより、乳牛の採食意欲を高める。

ウ 粗飼料の喰い止まりやルーメンアシドーシスの発生を予防するため、重曹(炭酸水素ナトリウム)などを給与する。

エ 暑熱時に要求量が増えるカリ・ナトリウム・マグネシウムなどのミネラル類を増給するとともに、ビタミン類を補給し免疫力を高める。

オ MUNなどの乳成分データを常にチェックし、給与飼料の過不足や栄養バランスに留意する。

カ 給水設備の吐水量の確認、清掃をこまめに行ない、いつでも新鮮な水が十分飲めるように管理する。

キ サイレージなどの発酵飼料は発熱、カビなどによる変敗に注意する。水平型サイロやタワー型サイロでは取り出し方法、幅・深さ(15~20cm以上)に留意し、取り出し断面に日光が当たる場合はシートを被せ変敗を最小限に防ぐ。

他にも、「暑熱対策」「質管理」「繁殖管理」「放牧牛管理」「衛生的乳質の管理」「農場の衛生管理」についても注意点をまとめている。

詳しくは、北海道農政部 生産振興局 技術普及課のホームページへ。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ns/gjf/index.htm

分科会に分かれて意見交換―北海道TMRセンター連絡協議会

2014 年 7 月 31 日

Filed under: — djito @ 7:38 PM ニュース

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北海道TMRセンター連絡協議会(近藤三男会長)は7月31日、札幌市内で「第7回 夏期研修会」を開催した。
道内のTMRセンター会員はじめ、関係機関、関連企業などから約200人が参加した。
今回の研修テーマは「良質自給飼料確保に向けた生産技術の向上を目指して」。

初めに、農水省畜産振興課の松本賢英課長補佐が「飼料をめぐる情勢」について報告。
その後、「土地・生産」「飼料」「機械」の三つの分科会に分かれて、それぞれで講演、賛助会員である関連会社からの技術・商品紹介、そしてディスカッションが行なわれた。

土地・生産分科会の討論では、リードカナリーグラスの寝ワラ利用、簡易草地更新機械の導入、コーン畑のシカ対策、草地更新時のペレニアルライグラスやオーチャードグラスの播種量、糞尿処理などが話題となった。

飼料分科会の討論では、乳酸菌、アルファルファおよびオーチャードグラスの利用、バンカーサイロの踏み込み、コントラのオペレーター、夏場のTMRの変敗と添加剤などが話題となった。

機械分科会の討論では、高性能で高価な作業機械が実作業に見合っているか、作業前後に機械を点検整備することの重要性、作業機械の基本構造を理解していないがゆえの故障、冬期間に機械会社で修理技術を研修することの有効性などが話題となった。

初妊牛相場:52.6万円で弱含み ホクレン家畜市場

Filed under: — djito @ 6:10 PM 業界情報

7月相場

ホクレン家畜市場の初妊牛相場7月集計分が、ホクレン酪農部・家畜販売課より発表された。

7月については、暑熱期を迎え都府県を中心に事故への警戒感から引き合いが弱まったため、平均価格は52万6000円(前月比1万1000円安・前年比2万4000円高)と弱含んでの推移となった。

8月については、秋産み以降の出回りとなることから、一定量の需要が期待され、保ち合いでの推移が予想される。

生乳生産量の低下を最小限に:Jミルク

2014 年 7 月 24 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 4:00 PM ニュース

一般社団法人Jミルクは、7月24日都内で、平成26年度上期の生乳及び牛乳乳製品の需給見通しと当面する課題についての記者会見を行なった。

Jミルクの前田浩史専務理事は「生乳生産は依然として減少基調が続いており、結果的に需給全体がひっ迫基調となっているが、極端な混乱があるとは思っていない。ただ、今後夏場に向けて、暑い日が続くことが予報されているため、今回の見通しは、とくに8月9月の飲用の需要の最盛期に向けて需給がどうなるか予測し、お伝えしたい」と挨拶で述べた。

会見によると、平成26年度上期の地域別生乳生産量は、北海道193万1000t(前年比98.1%)、都府県176万4000t(同96.7%)、全国で369万5000tと見込まれる。
都府県の生乳需給について、26年度上期においては、都府県における生乳供給量の減少が、牛乳等向処理量の減少を上回って推移すると見込まれることから、北海道からの生乳移入量(道外移出量)は、前年を上回って推移するものと見込まれる。

Jミルクは「26年度上期の生乳生産は、引き続き前年を下回ることが予測されており、とくに夏季においては天候や気温の影響によって生乳需給は予想を超えるひっ迫の可能性もある。そのため、酪農乳業関係者は引き続き生乳生産動向を注視するとともに、暑熱対策や飼養管理対策の徹底等により生乳生産量の低下を最小限に留める対策を講じていくことが必要である」と投げかけた。

新たな復興牧場

2014 年 7 月 23 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 6:00 PM ニュース

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福島県酪農業協同組合は7月22日、福島市内で、「復興牧場事業計画」にかかる記者会見を行なった。原発事故から3年以上が経過したが、福島県全体で営農を再開した被災酪農家はわずか13戸のみであり、いまだに63戸の酪農家が避難休業を強いられている。
会見によると、福島県酪農協は、大規模・協同経営による低コスト生産、労働条件の改善を図りつつ、福島県の生乳生産基盤の回復を図るため、「復興牧場構想」を計画し、避難休業中の酪農家を中心に参加を呼びかけた。その結果、5戸が復興牧場構想に共鳴し、平成26年4月に共同経営組織(株)フェリスラテを設立し、現在酪農再開に向けて準備を進めている。この復興牧場は酪農後継者や新規就農者への酪農経営・技術向上を目的とした研修機会も提供するとのこと。

【(株)フェリスラテの概要】
経営主体:農業生産法人・(株)フェリスラテ
役員:避難休業酪農家5名
労働体制:役員5名、社員6名(募集)、パート7名(募集)の計18名でのシフト勤務を予定
経営規模:飼養頭数580頭(搾乳頭数500頭規模、育成牛は預託し外部育成)、生乳生産量5000t/年を目指す
飼料生産:近隣農地の借地により自社での堆肥供給と自給飼料の生産を予定

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