震災・原発事故で命を落とした家畜を弔う
2014 年 8 月 11 日
福島県・被災家畜慰霊祭
福島県被災家畜慰霊祭実行委員会は8月10日、福島県南相馬市で被災家畜慰霊祭を行なった。福島県内の畜産農家や畜産関係者、行政、県議会議員ら多数が参列した。
慰霊祭は、東日本大震災および東京電力福島第一原子力発電所の事故によって、畜主が避難を余儀なくされて給飼すらできずに餓死したり、政府指示の下に行なわれた安楽死処分、離れ蓄の交通事故などで使命を全うできずに命を落とした多くの家畜に哀悼の誠をささげるために開かれた。
慰霊祭では、福島県酪農業協同組合の但野忠義組合長が、「明日(8月11日)で震災から3年5カ月を迎える。しかし、一部地域を除いて、いまだに帰る見込みが立たない。残念で悔しい思いだ。いつの日か、相双(相馬・双葉)の地で緑豊かな農場を取り戻し、気持ちを奮い立たせ、資源循環型農業を復興させたい」と主催者挨拶で述べた。
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