性選別精液をテーマにシンポジウム 北海道AI技術研修大会
2016 年 10 月 13 日
北海道家畜人工授精師協会(高橋芳幸会長)は10月13・14日、「第72回 北海道家畜人工授精技術研修大会」を札幌市で開催し、会員ら220名が参加した。
大会初日は、前回大会で会員から要望が多かった「性選別精液」をテーマにしたシンポジウム「性選別処理精液の有効活用に向けて」が企画された。
家畜改良事業団・濱野晴三氏およびジェネティクス北海道・中村仁氏が、供給している性選別精液の取り扱いや注意点などを解説した後、北海道NOSAI・萩原精一氏が「北海道における乳牛への性選別乳牛精液の使用が産子の性別および母牛の生存率に及ぼす影響」と題して講演。「性選別精液の効果として、産子の92%は雌であり、死産が低減され(経産牛に限る)、母牛の供用年数が延長される」と調査結果を報告した。
さらに、全道各地の会員から性選別精液に関する調査・研究15題が発表。
その後、北海道酪農検定検査協会・荒井義久氏、日高地区NOSAI・加藤達也氏から話題提供、最後に総合討論も行なわれた。
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