TMRセンターの課題と対策とは 北海道TMRセンター連絡協議会

2022 年 10 月 24 日

Filed under: — djito @ 6:15 PM ニュース

北海道TMRセンター連絡協議会は10月24日、札幌市で「第17回定期総会/研修会」を開催した。
研修会では、開催に先立ち小林康紀会長(更別TMRセンター)は「各TMRセンターは今の酪農情勢にどう対応すればよいのか苦慮している」と述べた。

基調講演は「TMRセンターの課題と展開方向に関する研究結果報告」と題して、秋田県立大学の岡田直樹教授が2019年に全道の全TMRセンター(44センター)を対象に行なったアンケート調査結果を報告した。センターの課題に関する回答は、現在の課題としては経済的課題(借入金返済・TMR値上げ・自己資本蓄積)、今後の課題としては組織的課題(酪農家減少・社長交代・酪農家の意識変化・共同作業困難化)が中心となっていた。

次に、道総研酪農試験場の濱村寿史主査が、TMRセンターの実態から見た課題を「運営」「財務」「労働」に分けて解説した。運営では「社長の後継者確保」の対策として後継者の育成、マネージャーの雇用、外部によるマネジメント、財務では「自己資本蓄積・TMR価格の引き上げ」の対策としてコスト低減、構成員のコスト負担力向上、労働では「従業員確保困難化」の対策として職務満足度の向上、オペレーターとヘルパーを兼務できる人材の育成、特定地域づくり事業協同組合との連携を提案した。

その後、農水省畜産局飼料課の齋藤将司課長補佐が「自給飼料をめぐる情勢について」と題して、直近の農政や今年度事業、来年度予算概算要求などを紹介した。

乳用牛への黒毛和種の交配状況について 日本家畜人工授精師協会

Filed under: — ogawaryohei @ 4:03 PM ニュース

一般社団法人日本家畜人工授精師協会は10月24日、令和4年第2四半期(4〜6月期)「乳用牛への黒毛和種の交配状況について」公表した。

黒毛和種の交配割合は、全国で40.1%(前期比0.5%増、前年同期比4.3%増)、北海道は29.0%(前期比0.2%増、前年同期比5.2%増)、都府県は54.0%(前期比0.9%増、前年同期比3.3%増)だった。

また、性判別精液の割合は、全国で18.4%(前期比0.2%増、 前年同期比0.9%減)だった。

詳細については以下URLから

http://aiaj.lin.gr.jp/3/tyosa.html

Copyright (C) 2005 Dairy Japan Corporation. All Rights Reserved.