宇都宮賞―浦敏男氏(美瑛町)・高橋茂氏(札幌市)・山内隆氏(北見市)に決定

2017 年 1 月 10 日

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宇都宮仙太郎翁顕彰会(北良治理事長)は1月10日、平成28年度「第49回宇都宮賞」表彰者を以下の3氏に決定した。

●酪農経営の部=浦敏男氏(67歳、美瑛町)
TMRセンター「ジェネシス美瑛」設立の中心メンバーであり、イアコーン栽培にも先進的に取り組んできた。この結果、飼料面積の8割にデントコーンを作付けし、TDNベースで自給率75%以上を実現、さらに85%以上を目標に、子実のみを利用するコーンサイレージの実用化にも取り組んでいる。牛群検定においては平均乳量1万2501kg、乳飼比17%と屈指の成績。またこれまでに4頭の後代検定済種雄牛を作出するとともに、共進会においても好成績をあげている。

●酪農指導の部=高橋茂氏(67歳、札幌市)
昭和49年に家畜改良事業団に奉職、以来、定年退職されるまで35年の長きにわたり、一貫して乳牛の改良および指導の業務に従事するとともに、わが国を代表する審査員の一人として、北海道ホルスタイン・ナショナル・ショウや全日本ブラック&ホワイトショウをはじめ、多くの乳牛共進会の審査を行なうなど、指導者として、多くの酪農家の牛群改良に貢献した。退職後は、酪農学園大学教授として、乳牛改良に関する豊富な知識と経験に基づき、実学的な教育や研究活動を実践している。

●乳牛改良の部=山内隆氏(73歳、北見市)

平成27年に、生涯検定乳量が全国ランキング17位となる15万7563kgを記録した「エム ビービースター フインダーン」、年間検定乳量2万1571kgのスーパーカウ「DH スーパー ヒラリー」など、輝かしい成績を持つ優秀な牛を輩出している。共進会においては、平成2年以降、全道共進会へ18回出品して1等賞に11頭受賞、このうち平成20年・27年にはリザーブ・ジュニア・チャンピオンを受賞するとともに、全日本ホルスタイン共進会でも輝かしい成績をあげている。

表彰式は例年どおり、宇都宮仙太郎翁の命日にあたる3月1日に札幌市で開催される。

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