ヨーグルト・デザート好調で増収増益:雪印メグミルク(株)

2016 年 5 月 13 日

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 雪印メグミルク(株)は5月12日、都内で平成28年3月期決算説明会を開催した。発表によると同期の連結売上高は5783億2800万円(対前期増減率+5.2%)、営業利益140億400万円(同+49.3%)と、増収・大幅増益だった。乳価やロジスティクス費用のコストアップに対し、販売価格の見直しに加え積極的な広告宣伝や販売促進費用を投入したことなどが、主な増益要因としてあげられる。
 セグメント別に見ると、乳製品、飲料デザート類において増収増益となった。とくに飲料デザート類においては、「ガセリ菌SP株ヨーグルト」をはじめとするヨーグルトの販売拡大に加え、デザートの販売も好調に推移し、製品構成が改善され大幅な黒字化を実現した。一方で飼料種苗は、酪農家戸数の減少を背景に減収減益となった。
 また、今後の取り組みの重点カテゴリーとして、ヨーグルト、チーズ、機能性食品事業をあげた。具体的には、ガセリ菌SP株ヨーグルトを中心としたプロバイオティクスヨーグルトの売り上げの拡大、阿見工場の最大活用、マーケティング活動など継続的な経営資源の投入、新規分野(機能性食品事業)の事業拡大などがあげられた。

プロバイオティクス好調に推移:(株)明治

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 明治ホールディングス(株)は5月11日、都内で平成28年3月期決算説明会を開催した。発表によると同期の連結売上高は1兆2237億4600万円(対前期増減率+5.4%)、営業利益777億8100万円(同+50.9%)と、増収・大幅増益だった。
 ヨーグルト、牛乳類、乳飲料をはじめとする発酵デイリー事業において、「明治プロビオヨーグルトR-1」は2015年10月および11月に発売した新商品が売り上げ拡大に寄与し、2015年4月に発売した「明治プロビオヨーグルトPA-3」は当初の売上目標を大幅に上回った。牛乳類の主力である「明治おいしい牛乳」は、料理素材としての活用を訴求する継続的な取り組みも奏功し、全ラインアップにおいて前期を上回った。
 加工食品事業におけるナチュラルチーズは、カマンベールチーズの伸長がけん引し前期を大幅に上回り、プロセスチーズにおいてもスライスチーズが好調に推移し前期を上回った。
 なお、平成28年3月期の集乳量は全国で133万6000t(前年対比99.5%)であり、うち北海道が85万9000t、(同99.9%)、都府県が47万6000t(同98.8%)であった。

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