大規模搾乳ロボット牧場「Kalm 角山」オープニング・セレモニー
2015 年 8 月 24 日
デラバル(株)は8月24日、8台の搾乳ロボット(VMS)、および個体ごとの生乳中プロゲステロンやベータ・ヒドロキシ酪酸などを自動分析して繁殖と健康をモニターできるシステム(ハードナビゲーター)を装備した、搾乳牛500頭規模の新牧場「(株)Kalm 角山(カームカクヤマ)」(8月5日付DJニュースで既報)のオープニング・セレモニーを開催した。
デラバル(株)の曽我和彦代表取締役社長は、「8台のロボット搾乳は日本初の規模であり、アジアでもナンバーワンを誇るものである。今やヨーロッパでは、搾乳機を更新する酪農家の6割以上が搾乳ロボットを選択している」と主催者挨拶した。
(株)Kalm 角山の川口谷仁専務取締役は、「大きなサポートのおかげで、ようやくここまで来ることができた」と挨拶し、「ロボット搾乳であれば個体管理での規模拡大がイメージできた」と、搾乳ロボットを選択した理由、またデラバルのシステムを選んだ理由などを語った。
デラバル東アジア地区のソレン・ルンディン社長は、「世界的に搾乳ロボットの流れが来ている。その理由は労働力不足のほか、乳牛をより健康的に管理でき、より繁殖成績が向上し、酪農家の利益がより高まるシステムが兼ね備わったことにある」と挨拶した。
その後、Kalm 角山の概要説明、施設の案内などが行なわれた。
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