【初妊牛相場】ついに60万円超え――ホクレン家畜市場

2015 年 9 月 30 日

Filed under: — djito @ 7:21 PM 業界情報

相場09

ホクレン家畜市場の初妊牛相場9月集計分が、ホクレン酪農部・家畜販売課より発表された。

9月については、通常の更新需要に加え、都府県を中心とした暑熱事故などの更新需要が活発化したことから、平均価格は60万5000円(前月比1万9000円高・前年比6万6000円高)と強含みでの推移となった。

10月については、出回り頭数の増加が見込まれるなか、更新需要は継続が予測されることから、保ち合いでの推移が見込まれる。

全道グランドチャンピオンは豊富町・佐藤牧場の14歳の名牛ハーゲン

2015 年 9 月 20 日

Filed under: — djito @ 3:13 PM ニュース

全道共進会1S
全道共進会2S

北海道ホルスタイン農協主催の「2015北海道ホルスタインナショナルショウ」が9月19・20日、安平町早来の北海道ホルスタイン共進会場で開催された。
道内各地区の予選を勝ち抜いたホルスタイン種約400頭、ジャージー種約50頭が一堂に会し、乳牛としての資質を競い合った。

今回のオフィシャル・ジャッジはカラム・マッキンベン氏(カナダ・ルックアウト牧場)、アソシエート・ジャッジは稲山智明氏(北海道ホルスタイン農協)が務めた。

ホルスタイン種の部でグランドチャンピオンに輝いたのは、成年クラス(6歳以上)の1等賞1席でありシニアチャンピオン、豊富町・佐藤道寛氏出品のレスポアール レーガンスター ハーゲン(父:レーガンクレスト エルトン ダーハム ET)。
オフィシャル・ジャッジのマッキンベン氏は、「14歳とは人間でいえば100歳を超える高齢牛。それにもかかわらず優れたバランスを保ち続けているのは驚異。世界のビッグ・ショウで今なお活躍できる」と絶賛した。

リザーブ・グランドチャンピオンは、シニア2歳クラスの1等賞1席でありインターミディエイトチャンピオン、清水町・(有)田中牧場出品のTMF ナデイル アツト アンナ エコー(父:メープルダウンズアイ GW アツドウツド ET)。

 各部門のチャンピオンは以下のとおり(出品者の敬称略)。
【ホルスタイン種】
《ジュニアチャンピオン》エンブレムK ブローカウ ジヤステイナ(大樹町・穀内隆志)
《リザーブ・ジュニアチャンピオン》DH チヤンス メイク ET(北見市・山内誠)
《インターミディエイトチャンピオン》リザーブ・グランドチャンピオン牛
《リザーブ・インターミディエイトチャンピオン》グランデール アストロ ルデイー ロイ(北広島市・岩田政彦)
《シニアチャンピオン》グランドチャンピオン牛
《リザーブ・シニアチャンピオン》TMF セプテニー チーズ アトウツド フオーゼ ET(清水町・(有)田中牧場)

【ジャージー種】
《ジュニアチャンピオン》クローバー クリストフアー ロビン(大樹町・(株)松本牧場)
《リザーブ・ジュニアチャンピオン》TMF アサナベ ルイス ハイアード ララ(清水町・(有)田中牧場)
《シニアチャンピオン》J ライトホープ リギンズ ウルル(帯広市・(株)十勝加藤牧場)
《リザーブ・シニアチャンピオン》キヤミオー アクシヨン イアトーラ(北広島市・岩田政彦)

Cowcallセミナー開催案内

2015 年 9 月 18 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 3:00 PM セミナー開催案内

(株)Anicallは、10月2・5日に北海道内で「Cowcall」の説明会を開催する。詳細は下記のとおり。
「Cowcall」とは同社が開発した牧場管理システムで、スマートフォンを片手に牛に近寄るだけで、飼育情報、血統、発情、出産予定などの情報が自動的にスマートフォンの表示される。牛の管理番号やバーコードなどから入力、検索する手間が省ける。
牛1頭毎に装着したビーコンにより、生産者の近くにいる牛から順にスマートフォンに個体情報が表示され、管理が必要な牛に近づくと、警告音が鳴る。すべての情報がクラウド上のサーバーに蓄積されるため、いつでもパソコンで集計が可能。

【セミナー概要】
日時1:10月2日 13:00~16:00(最大80名)
場所:十勝プラザ

日時2:10月5日 13:00~16:00(最大80名)
場所:豊富町定住支援センター(ふらっときた)役場裏

※いずれも参加費無料、申し込み締切10月1日。

【問い合わせ】
(株)Anicall
TEL 045-718-5497 セミナー担当者:塙 杏奈
E-mail:annahanawa@anicall.info
HP:http://www.cowcall.jp 

第17回畜産衛生に関する帯広ワークショップ開催案内

2015 年 9 月 17 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 12:00 PM セミナー開催案内

帯広畜産大学は、第17回畜産衛生に関する帯広ワークショップを帯広畜産大学にて開催する。今回は、乳牛の繁殖管理におけるモニタリングとプログラム授精に関する理論と実践をテーマとする。泌乳牛の発情および排卵同期化プログラムに関する世界的権威であるポール・フリッケ博士(ウィスコンシン大学)によるホルモン処置プログラムについて基礎から応用に関する講演を、またジョン・リー博士(ゾエティス社)による、繁殖管理のモニタリングの考え方や実践についての講演を予定している。同ワークショップは、日本語を併記したスライドを用いて、その講演内容は日本語通訳する。また、講演内容の概説(カラー印刷)も用意する。

テーマ:乳牛の繁殖管理におけるモニタリングとプログラム授精-理論と実践
開催日:平成27年11月7日(土)11:00~17:00
場所:帯広畜産大学(〒080-8555 帯広市稲田町西2線11番地)講義棟 大講義室
参加費:6000円(受付時に支払い)
講演: 講演1 繁殖管理におけるモニターの考え方と実際:最前線
講師:ジョン・リー博士(ゾエティス社)
    講演2 プログラム授精におけるホルモン処置の理論と実際およびその課題
        講師:ポール・フリッケ博士(ウィスコンシン大学)
    通訳:松井基純 (帯広畜産大学)

【参加申し込み】下記ワークショップのホームページより申込書をダウンロードし、メール添付またはFAXにて申し込む。

【申し込み・問い合わせ】
帯広畜産大学 臨床獣医学研究部門
畜産衛生に関する帯広ワークショップ事務局 担当:松井基純 まで
電話:0155-49-5382 FAX:0155-49-5384 
E-mail:obihiroworkshop2015@gmail.com
HP:https://sites.google.com/site/obihiroworkshop2015/

千歳 細澤牧場 ミルキーベル 東京初出店

Filed under: — Yayoi Uruno @ 11:00 AM ニュース

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農事組合法人細澤牧場は、9月18日よりグランドオープンの「EXITMELSA」8階フロアにて、ソフトクリームショップ「千歳 細澤牧場 ミルキーベル」を出店する。北海道千歳市にある本店、千歳の道の駅支店に次ぐ3号店で、東京初出店となる。
同店では、搾りたての生乳で独自の加工を研究したオリジナル生乳ソフトクリームをはじめとするスイーツと、牧場料理を提供する。

【場所】
千歳 細澤牧場 ミルキーベル
東京都中央区銀座5-7-10  EXITMELSA(イグジットメルサ)8階

一番大切な要素は「誰が育てるか」~三学会が「哺育・育成」の合同シンポジウム~

2015 年 9 月 13 日

Filed under: — djito @ 3:29 PM ニュース

子牛シンポジウム

北海道畜産草地学会、日本畜産学会、北海道獣医師会は9月12日、酪農学園大学で、「乳用子牛における群管理のポイントと取り組み事例」をテーマに合同シンポジウムを開催した。
「初乳」「ワクチネーション」「哺乳量・濃度」「環境」をキーワードとして、以下の5名が講演し、総合討論で意見が交わされた。

「哺乳子牛の衛生管理と疾病対策」酪農学園大学獣・大塚浩通准教授
「哺乳子牛の栄養管理と寒冷対策」根釧農業試験場・大坂郁夫研究主幹
「データを利用した乳用子牛・育成牛の群管理」(株)シー・ブライト・桐山靖朗代表取締役
「乳牛の預託哺育農場における下痢症の発生要因と予防対策」十勝NOSAI・森山友恵獣医師
「一に栄養、二に環境、三・四がなくて、五に予防」標茶町育成牧場・類瀬光信場長

十勝管内・豊頃町の酪農家(構成員)16戸から哺育・育成管理を受託している(株)シー・ブライトの桐山代表取締役は、導入時の血清TP(総蛋白質)濃度が酪農家ごとで大きく異なること、その血清TPは初乳の種類や量に影響されていること、血清TP濃度が高いと疾病発症率が少なくなることなどを紹介した。
同社は、構成員にデータを開示して、自分の子牛の血清TPが、ほかの牧場の子牛と比べて高い・低いがわかるようにしている。

北海道最大級の受託頭数を誇る釧路管内・標茶町育成牧場の類瀬光信場長は、シュガースポットの出たバナナを裏ごししてペットボトルで冷凍保管しておき、子牛の調子がすぐれないときにミルクに溶いて飲ませると効果的であること、バナナ粉末入りの代用乳を利用していること、育成牛用TMRには納豆菌を混合していることなどを紹介した。
子牛を育てるうえで一番大切な要素は、「誰が育てるか」に尽き、その人は、決められたことをやり通す意志の強さと、生命を愛しむ心がなければならないと語った。

フリーストール普及率25.4%、パーラー普及率24.1%――北海道

2015 年 9 月 2 日

Filed under: — djito @ 7:48 AM ニュース

フリパラ調査

北海道農政部畜産振興課は9月1日、「新搾乳システムの普及状況について」(通称、フリパラ調査)を公表した。
これは、今年2月1日現在の道内搾乳農家6129戸のうち、フリーストール牛舎・ミルキングパーラー(搾乳ロボット含む)を導入している全農家を対象に調査を実施したもの。

ミルキングパーラーを導入している酪農家は1478戸(道内搾乳農家比24.1%)、フリーストール牛舎を導入している酪農家は1555戸(同25.4%)、そのうち両方とも導入している酪農家は1469戸(同24.0%)で、昨年に比べて10戸増加している。

搾乳ロボット導入戸数は年々増加しており、150戸に導入されている。

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